文学部の「教育理念・目的」と「3つの方針」

文学部の教育理念・目的

建学の精神に基づいて、人文学の知的体系の研究・教授を通じ、現代社会の複雑な変化や諸問題に、自己を見失うことなく積極的・主体的に対応しつつ、社会に貢献できる教養及び専門性を備えた人間を育成することを目的とする。

学科・専攻別の教育理念・目的

真宗学科

親鸞によって開顕された浄土真宗の教義を、浄土教理史・真宗教義学・真宗教学史・真宗伝道学の4分野にわたって探究し、広い視野に立って真宗教義の真理性を明らかにするとともに、現代社会の諸問題に対応できる人間を育成することを目的とする。

仏教学科

インド・中国・日本等の諸地域に及ぶ仏教の多様な展開を「アジアの仏教と文化」「日本の仏教と文化」の2つの視座から学ぶことによって専門的知識の修得と論理的洞察力の涵養を図り、現代社会の諸問題に対応できる人間を育成することを目的とする。

哲学科哲学専攻

哲学の歴史を深く学び、他者との対話によってあらゆる物事の本質を考えるとともに、現代の諸科学や社会の動向をも吟味しつつ、哲学的・倫理的・宗教的諸問題の解決に寄与する、論理的洞察力に富んだ人間を育成することを目的とする。

哲学科教育学専攻

深い人間理解に基づいて、教育の本質・方法や社会・文化との関係、発達・成長・学習の心理学などについての基本的な考え方・見識を養い、人間本来の生き方や発達のメカニズムなどを追究して、生涯学習社会における実践的課題に応えられる人間を育成することを目的とする。

臨床心理学科

社会的に解決困難な心理的課題に対して、臨床心理学を基礎とした対人援助のためのコミュニケーション・スキルを身に付けることで具体的な解決のための方策を構築し、現代社会が抱える心理的課題に対応できる人間を育成することを目的とする。

歴史学科日本史学専攻

日本史の各時代・領域に関する教育・研究を通して、専門知識・技能を修得し、併せて批判的精神と確かな歴史認識をもった歴史的主体として、現代社会に貢献できる人間を育成することを目的とする。

歴史学科東洋史学専攻

中国をはじめ、アジア諸地域の歴史・文化・宗教・言語に関する専門的な知識と技能を修得し、明確な歴史認識をもち、広い視野に立ってアジア全体を深く洞察できる人間を育成することを目的とする。

歴史学科仏教史学専攻

歴史的な視点に立って、仏教が、それぞれの時代・地域の中でどのように受け入れられ展開してきたのかを考察することにより、歴史的主体として現代社会に貢献できる人間を育成することを目的とする。

歴史学科文化遺産学専攻

文化遺産の歴史的意義を考え、将来に守り伝えるための方法と技術を追究、地域の文化的媒体の活用を模索、実践する。もって、本学の「建学の精神」に生命をかよわせる自主的判断力と豊かな感受性をそなえた人材の育成につとめることを目的とする。

日本語日本文学科

日本語の正しい理解力、日本の言語文化に関する専門的読解力、論理的思考力、および表現力を修得し、「ことば」によって成り立つ社会の持続的発展に主体的に貢献できる人間を育成することを目的とする。

英語英米文学科

英国・米国をはじめとする英語圏に関する言語・文学・文化についての知識を修得し、広い視野に立って英語圏地域を深く洞察する能力を身に付け、国際化する現代社会の諸問題に対応できる人間を育成することを目的とする。

学位授与の方針[学士(文学)]

文学部の「教育理念・目的」を達成していくために、すべての学生一人ひとりに必要と考える、獲得すべき基本的な資質、学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法を次に掲げる。

学生に保証する基本的な資質

建学の精神

  • 仏教、ことに浄土真宗に根ざす建学の精神の意味を深く理解している。
  • 建学の精神に基づいて、豊かな人間性と高い倫理観をそなえ、社会的責務に対する自覚を持っている。

知識・理解

  • 人間社会の根本を見つめるために、「言語(ことば)」の持つ力を深く理解することができる。
  • テキストの正確な読解に基づいた、人文学の幅広い教養を身につけている。
  • 幅広い学問領域について基礎的な知識を持ち、それぞれの領域が持つ見方について説明することができる。
  • 幅広く社会全体を見渡す視野を持ち、現代社会において何が問題であるかを認識することができる。

思考・判断

  • 人間や社会の諸問題について主体的・積極的に判断し、対応できる。
  • 課題の探求、発見、追究、解決という一連のプロセスを達成する能力を身につけている。
  • 幅広い分野の知識・理解をもとに、論理的思考力を培い、現代社会が問いかける問題に対して、多角的に思考・判断することができる。

興味・関心

  • 人文学の知に基づいて、人間社会の営みに対する問題意識を持つことができる。
  • 人間とそれをとりまく環境について、探究心を持って具体的な課題を設定することができる。
  • 言語の学修を通じて、世界の多様性に関心を寄せ、異文化を受容できる。

態度

  • 人間社会の諸問題に対して、人文学の知に基づいて積極的に解決しようとする姿勢を持つことができる。
  • 多様な価値観を認め、学びを通じて自己の認識を広げ、感性を磨くことができる。
  • 他者との交流や異なる価値の受容を通じて、とらわれがちな見方を解放し、他者との協働により自己を客観視することができる。
  • 自律的に学習し続ける態度を身につけている。

技能・表現

  • 日本語を正確に理解し、論理的な文章を書くと同時に、自らの見解を分かりやすく伝達するための方法を習得し、実践することができる。
  • 情報及び情報手段を主体的に選択し、活用するための基礎的な知識・技能を習得する。
  • 他者との相互理解を可能とするような対話能力を身につけている。
  • 知的情報の受信、選択、分析、発信を基本とするコミュニケーション能力の基礎を身につけている。

学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法

  1. 学部に4年以上在学し、所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、学長は教授会の議を経て卒業を認定する。
  2. 卒業認定を受けるためには、所定の124単位以上の単位数を必要とする。
  3. 卒業年次には、「卒業論文」を提出しなければならない。卒業論文提出後に口述試問を実施し、複数の教員によって厳格な評価を行う。

このページのトップへ戻る


教育課程編成・実施の方針

  • 「仏教の思想」科目として、「仏教の思想A・B」(各2単位)合計4単位を、1年次配当(第1・第2セメスター配当)で全学必修科目として展開する。
  • 高い倫理性を培うために、専攻科目としては「倫理学概論」「宗教学概論」「人権教育論」等を通して教育を行う。
  • 多面的・総合的な人間理解をめざして、7学科6専攻を設けて、それぞれの学問領域を系統的に学修できるように、1年次から専門科目を配置するなどして体系的なカリキュラムを展開する。また、専攻を置かない学科および哲学科教育学専攻では、学科・専攻内コースを設け、3年次から専門的な学問領域をより深く学修できるようにする。
  • 教養科目として、人文科学系科目・社会科学系科目・自然科学系科目の3系列とスポーツ科学系科目に属する科目を幅広く開設し、幅広い教養を身につける基本とする。
  • 教養科目には基幹科目を設け、基幹科目のうち、人文科学系・社会科学系・自然科学系の各分野からそれぞれ2単位以上を選択必修科目として展開する。
  • 言語科目として、英語および英語以外の複数の外国語科目を開設する。留学生にはこれらに代わる日本語科目を開設する。
  • 学生自身が明確な問題意識や目標を持って、主体的に履修設計をし学修できるようにするために、フリーゾーン(20単位)を設定するなどして柔軟な履修方法を実施する。
  • 学生の多様な興味・関心を喚起し、学修意欲を促進するために、指定された科目群のうちから決められた数の科目を任意に選択して履修する「選択必修科目」や、どの科目を履修するかはすべて学生の選択に任せられている「選択科目」を開講する。
  • 特に、必修である卒業論文を4年間の学修の集大成として位置づけ、それにむけて各学科・専攻のコアとなる科目群を「普通講義」「特殊講義」「講読」「基礎演習」「演習」に分類して年次指定も含めてバランスよく配置し、人文学の各分野の専門領域を体系的に学べるようにする。
  • 各学科・専攻の学修を進める上での基礎的・全般的な知識や思考を修得するために、概説・概論等を行う「普通講義」科目を開講する。
  • 各学科・専攻の専門領域の基礎的な知識・思考を踏まえて人間社会に対する問題意識を醸成するために、概説・概論等を行う「普通講義」科目を開講する。
  • 各学科・専攻の専門分野の基礎的な文献を読解する能力の養成をはかり、それによって人文学の幅広い教養を身につけることができるように、「講読」科目を2年次以降に開講する。
  • 1・2年次で学んだ各学科・専攻の専門分野の基本を踏まえて、さらに学修の専門化・深化をはかるために、特定のテーマを取り上げる「特殊講義」を3年次から開講する。
  • 課題の探求から発見、追究を経て解決へといたる学修のプロセスに必要な作法や知識、あるいは研究方法や思考力を養うために、4年間を通じて「演習」科目を必修として開講する。
  • 「読むこと」「書くこと」「探すこと」「発表すること」等、大学での学びの基本的方法やツール等を習得し、基礎的学修能力を養成するために、「基礎演習」(1・2年次)を開講する。
  • 学生が自主的に設定した学修テーマに基づく発表とディスカッション、レポート作成等を通じて、課題を追究し、解決へと至る能力を養成するために、「演習Ⅰ」(3年次)および「演習Ⅱ」(4年次)を開講する。
  • 人文学の学修の多様化・高度化を支援し、パソコン等情報機器を活用した調査、データの収集と整理、画像処理、情報発信、文献検索等のスキルを習得するために、情報教育関連の科目を開設する。
  • 人文学の知に基づく問題解決に取り組む姿勢を学ぶために、現場での実習を重視した「臨床心理学実習」「文化財実習」「考古学実習」「博物館実習」や「社会活動ボランティア」等の「実習」系科目を開講するほか、インターンシップ・プログラムも展開する。

このページのトップへ戻る


入学者受け入れの方針

文学部では、建学の精神に基づいて、人文学の知的体系の研究・教授を通じ、現代社会の複雑な変化や諸問題に、自己を見失うことなく積極的・主体的に対応しつつ、社会に貢献できる教養及び専門性を備えた人の育成を目指しています。

そのため、次のような人が入学することを求めています。

  1. 文学部の教育理念や目的を十分に理解している人
  2. 明確な目的意識と学修意欲とを持った人
  3. 人文学の基盤となる「言葉」に対する鋭い感覚と正しい理解、そして豊かな運用能力のさらなる向上をめざして努力することのできる人

ついては、高等学校等での学習では、直接「言葉」に関する教科である「国語」、「英語(外国語)」を中心としつつ、志望する学科・専攻での専門的な学修に必要な基礎的学力を養いうる教科についても幅広く学んでおくことを望みます。

このページのトップへ戻る