理工学研究科(環境ソリューション工学専攻)の
「教育理念・目的」と「3つの方針」

理工学研究科の教育理念・目的

理工学研究科は、本学の設立基盤である仏教の思想を基礎に置き高度の専門知識を有する科学技術者を育成し、日本の社会に貢献するとともに科学技術をあるべき道に導く指導者を育てることを目的とする。

環境ソリューション工学専攻 

教育理念・目的

修士課程は、環境負荷排出と環境質損失という従来型の問題に加え、遺伝子資源の保全や生活環境におけるアメニティの確保など広範囲な分野を包括する環境諸問題への対処を図るため、工学的知識に加え、自然環境・生態系に関する幅広い生態学的知識と工学的センスを併せ持った人材を養成する。


博士後期課程は、環境諸問題への包括的対応を図るために、課題解決型の工学的知識に加え、自然環境・生態系に関する幅広い知識をもった、豊かで潤いのある生活環境の創造を志す人材を養成する。

学位授与の方針

[大学院学生に保証する基本的な資質]

修士課程

    備えるべき能力
  • 環境問題の発生源としての人間活動とその背景、および問題となる現象のメカニズムについて幅広く理解することができる。
  • フィールドワークにより観測された様々な事象を理解・解釈し、「共生」の観点から再構築することができる。
  • 専門分野の枠にとらわれず、環境諸問題の解決に向けた柔軟な思考を有することができる。
    将来発揮することが期待される能力
  • 環境に関する幅広い知識と経験をもとに、広く環境問題を解決する担い手として能力を発揮できるようになる。
  • 人と自然が一体であるという「共生」の世界観を具現化できるリーダー的役割を果たすことができるようになる。

博士後期課程

    備えるべき能力
  • 既存の公害・環境問題の解決に貢献してきた法律・行政・技術に関する幅広い知識を有することができる。
  • 人間社会のあるべき姿を提示するための生態学的知識と、問題解決のための手段を選択するための工学的センスを身につけることができる。
    将来発揮することが期待される能力
  • 現在の社会において発生している新規の環境問題の解決に向けて対応できる創造的な能力を発揮することができるようになる。
  • 工学的素養と生態学的知識を融合させ、豊かで潤いのある生活環境の創造を志向することができるようになる。

[学位授与の諸要件]

修士課程

  • 修士課程に原則として2年以上在学すること。
  • 正規の授業を受け、所定の科目について32単位以上を修得すること。
  • 龍谷大学大学院理工学研究科研究指導要項に基づき、必要な研究指導を受けた上で、修士論文を提出して、その審査および最終試験に合格すること。
  • 課程修了の認定には、その研究に必要な1ケ国以上の外国語に通ずることを条件とする。

博士後期課程

  • 博士後期課程に原則として3年以上在学すること。
  • 龍谷大学大学院理工学研究科研究指導要項に基づき、必要な研究指導を受けた上、博士論文を提出してその審査および最終試験に合格すること。
  • 課程修了の認定には、その研究に必要な1ケ国以上の外国語に通ずることを条件とする。

教育課程編成・実施の方針

修士課程

  • 環境問題の発生源としての人間活動とその背景、および問題となる現象のメカニズムについて幅広く理解できること、フィールドワークにより観測された様々な事象を理解・解釈し、「共生」の観点から再構築できること、ならびに専門分野の枠にとらわれず、環境諸問題の解決に向けた柔軟な思考を有することのできる人材を育成するため、人間の諸活動から生じる環境問題について工学的な視点から研究を進めてきた「エコロジー工学」と、生物および自然のメカニズムや自然と人との関わり合いについて理学・農学的な視点から研究を進めてきた「生態環境マネジメント」の両分野の専攻科目に加え、他専攻科目を含めた分野の異なる多数の特論科目(16単位以上修得)とともに、研究指導教員が担当する演習科目(演習I・II、8単位)と特別研究(2年間にわたり8単位)を設け、体系的に教育課程を編成する。
  • 研究指導教員の指導を受けて特別研究を二年間にわたって計画的に遂行することが求められるが、一年次終了時点において専攻全教員の参加の下で中間報告会を実施し、進捗状況の報告と研究計画の見直しについて審査を課す。最終的には特別研究の成果を修士論文として提出させ、その審査および最終試験に合格することを求める。
  • 専攻内で開催される定期的なFD会議や授業アンケートの結果を踏まえつつ、社会の要請に応えられるようカリキュラムは常に見直している。
  • 環境技術英語特論の実施を通じて英語による実践的な情報収集およびコミュニケーション能力の向上、ならびに少人数教育、情報機器を活用した講義、野外演習を組み合わせた演習科目などを取り入れることで、専門領域の学修の一層の深化をはかり、豊かな見識と専門知識を備えられるように教育課程を整備する。

博士後期課程

  • 既存の公害・環境問題の解決に貢献してきた法律・行政・技術に関する幅広い知識を有すること、ならびに人間社会のあるべき姿を提示するための生態学的知識と問題解決のための手段を選択するための工学的センスを身につけた人材を育成するため、専門分野に関する特別講義と研究指導教員が担当する特別研究(3年間にわたり12単位)を設け、体系的に教育課程を編成する。
  • 研究指導教員の指導を受けて、専門分野における先端研究の動向について専門分野での一研究者としての立場から、専攻教員とともに情報を収集し、共通理解を深めるとともに問題点や解決すべき課題の発見をするための特別講義を通じて討議の機会を設ける。将来専門分野の技術開発部門において指導的な立場に立つことを期待し、科学者・技術者コミュニティの一員として接するとともに、有益な知見を互いに共有できる双方向のコミュニケーションの場を用意する。エコロジー工学系分野においては、分野横断的な先端研究事例の知見集積を行い、技術者として求められる客観的な思考および表現力を高め、環境に関わる上での自己の哲学を研鑽するよう指導を行う。生態学分野においては、学外の専門家と意見交換することで、研究分野における自らのスタンスを明確にすることを目的として、関連分野の学協会活動への積極的な参加を奨励する。
  • 専攻内で開催される定期的なFD会議や授業アンケートの結果を踏まえつつ、最新の科学技術に対応するように常にカリキュラムの改善を行う。
  • 研究指導体制の一貫性・継続性を保ち、修士課程における学修の成果をさらに発展させられるように教育課程を整備する。

入学者受入れの方針

修士課程

修士課程では、自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力と専門知識を用いて社会の発展に寄与できる人材の養成を目指す。
このような観点から、次のような人を求めている。

  • 専門領域および周辺領域の基礎知識を充分修得している人
  • 専門分野の研究に対し明確な目的意識と強い意欲を持っている人
  • 持続的学修を行う習慣を持ち、自己発言能力に優れた人

博士後期課程

博士後期課程では、修得したさらに高度な専門知識と周辺分野での知識を活用して社会に貢献すると共に、科学技術をあるべき道に導くことができる人材の養成を目指す。
このような観点から、次のような人を求めている。

  • 自立して専門領域の研究活動を積極的に行うことができる人
  • 専門分野および周辺分野についての高度の知識を持っている人
  • 科学技術の発展に大いに貢献できる研究者を目指している人

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