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2019.12.04

全学防火・防災訓練で学生が活躍:後編【社会共生実習】

 社会学部の科目「社会共生実習(The First Aid)」(担当教員:現代福祉学科 栗田修司教授)では、学生自らが地域防災に関するユニークなプランを社会に提供することを目指し、救命・防災の知識とスキルの習得に努めています。
 11月27日(水)の龍谷大学全体の防火・防災訓練で、The First Aidは学内のレストラン(青志館)前のスペースを使い、啓発活動をおこなうことになりました。
 後編では、訓練当日の様子をお伝えします【前編はこちら】


"全国の活断層が起こす地震の震度予想映像"を流すディスプレイ


 いよいよ当日。2時間目の最中、地震発生を知らせるアナウンスが放送されました。学内にいる教員と学生は避難誘導に従って行動します。The First Aid受講生の中にも授業中の者がいましたが、自身が避難したあとは職員とともに「避難誘導班」として学生に避難を促したり、安否確認のフォローをしたりと、大いに活躍しました。

 レストラン前はお昼の時間帯ということもあり、食事をしに来た学生で行列ができ始めました。大きなディスプレイに映し出される「最大震度7」「M7.5」の文字に思わず足を止めたり、自分の出身地であろう地域を指差し「やばいな」と口にするなど、行き交う学生の注目を集めることに成功しました。




避難誘導をおこなう受講生


 一方で、トラブルもありました。ディスプレイに電気を供給する非常用発電機です。あらかじめ動作確認はしていましたが、いざ使おうとするとなぜだか動きません。そのうえ焦ると操作にもミスが生じ、運転までに時間を要しました。訓練開始には間に合ったものの、本当の災害時であれば…と思うと、日頃から使い方を熟知している必要があることを再認識しました。

 取材をする中で、防災意識の向上には地道な啓発活動がとても大事だと感じました。これまでは訓練に参加しない学生が少なくなかったレストランでしたが、震度予想の映像を目にしたことで、防災を自分事として捉えるきっかけを与えられたことと思います。
 
 The First Aidは今年が完成年度です。来年1月10日(金)の2講時には本実習を含む「社会共生実習」の合同活動報告が開催されますので、3年間の集大成を聴きにぜひ足を運んでみてください。高校生の皆さん、大歓迎ですよ!


実際に流した映像はこちら(YouTubeに飛びます)


啓発ポスター


啓発ポスター


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。