5長の特徴

5長「第2期中期計画」へ向けた展開

龍谷大学では、全学の行動計画として「第5次長期計画(2010-19年度)」(以下、「5長」という。)を展開し、大学改革に取り組んでいます。少子化の時代にあって、龍谷大学の個性を高め特色を示していくとともに、より魅力ある大学として、また、社会からの負託に応える大学として、本学の持続可能性を高めるための事業を展開しています。

前半期事業として取り組んだ「第1期中期計画(2010-14年度)」(以下、「第1中計」という。)では、全学で55のアクションプランを定め、農学部の新設や国際学部の改組・キャンパス移など、具体的な事業成果を創出しました。

今年度から展開する「第2期中期計画(2015-19年度)」(以下、「第2中計」という。)では、第1中計の成果と課題を踏まえつつ、外部環境の変化や新たな社会的要請を勘案した事業計画として、全学で31のアクションプランを掲げ、5長のグランドデザインで掲げた到達目標「2020年の龍谷大学(将来像)」の実現をめざしています。同時に、次の時代、すなわちポスト5長期(2020年度以降)における大学の発展に繋がるものとすべく、全学を挙げた改革の取り組みに着手しました。

プロジェクト・マネジメントの特徴

5長では、事業を推進する上で様々な工夫を凝らし、従来にはない新たな取り組みを行っています。

中長期計画としての特徴

その一つが計画期間のターム設定とそのあり方です。これまでは、1期10年の長期計画方式であったものを、社会情勢の動きや文教政策動向など、外部環境の急激な変化に対応すべく、1期5年の「中期計画」を改善しながら2期にわたって展開する「ローリングプラン手法」の「中長期計画方式」を取り入れました。

【第5次長期計画の構造】

5長「第2期中期計画」へ向けた展開

龍谷大学の使命 3つの基本方針 2020年の将来像

中期計画

具体的な事業実施計画は、事業目的、到達目的、必要な資源、実施行程、マイルストーン、実施体制、実施に要する戦術、評価基準などを具体的に設定する。各中期計画は、事業方針から具体的な方策に至るまで以下の通り策定。
①「アクションプラン」 → ②「実施計画案」 → ③「実施案」

ローリングプラン

計画の進捗状況や学内外の環境変化を機敏に捉え、軌道修正を行い、常に適正な中期計画へとブラッシュアップさせる。

多重化した事業展開手法

また、計画を具体化していくための取り組みとして、構想段階である『グランドデザイン』から、『アクションプラン』、『実施計画案』、『実施案』に至るまで、事業の実現に向けたステップを4段階で整備し、各々の事業の実効性を高めるように留意しました。

  1. グランドデザイン
    <抽象的・概念的な位置づけ>

    5長期における本学の使命を改めて取りまとめ、5長を展開する上での基本方針や事業の完遂段階(10年後)の到達イメージ、改革のあり方等を提示したもの。
  2. アクションプラン
    <改革の方向性をイメージできるものとしての位置づけ>

    グランドデザインに基づいた改革の方向性や実施手段、責任の所在、実施時期等を包括的に取りまとめたもの。
  3. 実施計画案
    <事業計画としての位置づけ>

    アクションプランに基づいた事業展開計画を具体的に明示したもの。
  4. 実施案
    <実行プラン(実施展開プラン)としての位置づけ>

    マイルストーン、予算、所管部局、事業実施後の見通しや成果目標などをとりまとめた最終的な事業の実施計画プラン。

【5長事業の段階的整備】

5長「第2期中期計画」へ向けた展開

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