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2023.02.14

シンポジウム「それでもえん罪はなくならない― 今西事件を通じて」【犯罪学研究センター協力】

連続無罪判決後、「揺さぶられっこ症候群(SBS)」問題は終わったか?

開催日時 2023年03月03日 18:00 ~ 2023年03月03日 20:00
開催場所 【ハイブリッド開催】オンライン:zoom 会場:AP大阪駅前 会議室APホールII
お問い合わせ 犯罪学研究センター [Tel] 075-645-2184 [E-mail] crimrc.ryukoku@gmail.com [URL] https://crimrc.ryukoku.ac.jp

龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、来る3月3日(金)に下記のシンポジウムの開催に協力します。


シンポジウム「それでもえん罪はなくならない― 今西事件を通じて」
連続無罪判決後、「揺さぶられっこ症候群(SBS)」問題は終わったか?

【実施概要】
〔日 時〕2023年3月3日(金)18:00-20:00
〔会 場〕【ハイブリッド開催】オンライン:zoom 会場:AP大阪駅前 会議室APホールII(定員50名※先着順)
参加無料 要事前申込み

【企画の趣旨】
 赤ちゃんを揺さぶって虐待したというSBS/AHTの事案は、本当に多発しているのか、その背景にあるSBS/AHT仮説に科学的なエビデンスはあるのか。このような問題意識からSBS検証プロジェクトが立ち上げられ、SBS/AHT事件の本格的な検証が開始されてから5年が経過しました。
 この間、SBS/AHTをめぐる議論は進展し、SBS/AHT仮説の科学的正しさが検証され、 SBS/AHTのえん罪事件について、2018年以降に9事件で無罪判決が確定しました。
 それでは、SBS/AHT問題は解決したのでしょうか。
 確かに最近では、SBSの「三徴候」(三つの症状)のみに基づいて起訴される事案は減りました。しかし、伝統的なSBS/AHT仮説に依拠する厚労省「子ども虐待対応の手引き」はいまだに改訂されていません。また、個々の事件では別の「徴候」に基づく虐待診断・判断が行われ続けています。その一つが、虐待えん罪・今⻄貴大さんの事件です。
 本シンポジウムでは、SBS/AHTをめぐる議論のこの5年の展開を振り返るとともに、今⻄貴大さんの事件を通して現在の議論の問題点を皆さんと考えます。
 是非ご参加ください。

【プログラム】
1. はじめに
  川上博之 (大阪弁護士会)
2. 今⻄貴大さんの事件の現状
  秋田真志、川﨑拓也、⻄川満喜、湯浅彩香、川﨑英明(大阪弁護士会)
  聞き手:IPJ学生ボランティア
3. 今⻄貴大さんの家族からのメッセージ
4.家族会の活動の軌跡

  菅家英昭(SBS/AHTを考える家族の会代表、今⻄貴大さんを支援する会代表)
5. SBS検証プロジェクト5年間の歩み
  古川原明子(龍谷大学)
6. 海外からのメッセージ
  ウェイニー・スクワイア医師 (イギリス、脳神経病理医)など
7. おわりに
  笹倉香奈(甲南大学)
司会 宇野裕明・陳愛(大阪弁護士会)

【参加申込み】
ご参加形態に合わせて、下記の参加申込みフォームよりご登録ください。 会場でのご参加は先着50名までとさせていただきます。また、オンライン参加の方には、後日、視聴用の情報をお送りします。
【>>オンライン 参加申込みフォーム】
【>>対面会場 参加申込みフォーム】
申込期限:2023年3月2日(木)正午 ※定員に達ししだい受付終了

 
共催:SBS検証プロジェクトイノセンス・プロジェクト・ジャパンSBS/AHTを考える家族の会、 今⻄貴大さんを支援する会
協力:今⻄事件弁護団、龍谷大学犯罪学研究センター・科学鑑定ユニット、IPJ学生ボランティア(京都女子大学、甲南大学、 獨協大学、立命館大学、龍谷大学)、KONANプレミアプロジェクト「冤罪事件の研究を通じた法教育の実践プロジェクト」

【関連情報】
・今西事件とは何か(イノセンス・プロジェクト・ジャパン)
 https://innocenceprojectjapan.org/imanishi/
・オンラインシンポジウム「虐待えん罪を考える― 今西事件を通じて」実施レポート(犯罪学研究センター)
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-11204.html


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シンポジウム「それでもえん罪はなくならない― 今西事件を通じて」チラシ


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今西事件パンフレット