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2023.08.10

不登校・ひきこもりなど社会的孤立への家族支援 講演会&シンポジウム【社会的孤立回復支援研究センター】

開催日時 2023年10月22日 13:00 ~ 2023年10月22日 16:30
開催場所 龍谷大学 大宮キャンパス 東黌101
お問い合わせ 社会的孤立回復支援研究センター(SIRC) 関係支援ユニット代表 心理学部 赤津玲子 [E-mail] sirc.rsunit@gmail.com

2023年10月22日(日)、龍谷大学 社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)関係支援ユニット」と「システムズアプローチユニット」は、『不登校・ひきこもりなど社会的孤立への家族支援 講演会&シンポジウム』を開催します。

【実施内容】
日時:2023年10月22日(日)13:00-16:30 ※12:30受付開始
会場:龍谷大学 大宮キャンパス 東黌101
   京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1【⇒キャンパスマップ
交通:JR・地下鉄・近鉄「京都」駅より徒歩10分、市バス停「七条大宮・京都水族館前」より徒歩すぐ
   ※公共交通機関をご利用いただき、お車でのご来場はご遠慮下さい。
定員:300名 ※参加無料

【講演会】13:00-14:00
「アナザールート ~学校を選ばない子ども・家族の支援~」
講師:岡田 隆介 氏
プロフィール:
岡山大医学部卒業神経精神医学教室入局。昭和55年より広島市児童相談所所長。退職後は、広島市児相、広島家裁の嘱託医、及び県北部と県西部で児童精神科外来をしている。
医学博士、精神保健指定医、児童青年精神医学会認定医。著書は、「家族の法則」、「家族が変わる、子育てが変わる、コミュニケーションのヒント」他。

【シンポジウム】14:20-16:20
「不登校・ひきこもりの本人不在の親面接への対応」

シンポジスト:
・長谷川智広 氏(京都市教育相談総合センター)
・高林 学 (龍谷大学心理学部)
・上野 温子 氏(社会福祉法人つむぎ福祉会)
コメンテーター:
・岡田 隆介 氏
・吉川 悟 (龍谷大学心理学部)
司会:赤津 玲子 (龍谷大学心理学部)

【参加申込】
以下リンクよりお申込みください。
⇒お申込みフォーム(Googleフォーム)



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フライヤー

【共催者紹介】
■関係支援ユニットについて
 本ユニットは、関係性にアプローチする関係支援について研究するものである。その中でも、関係性を意識した支援のための「間接的アセスメント」について研究する。
 一般的に臨床心理学的支援やカウンセリングというと、問題を抱えた方を対象として行われると考えられるだろう。対象者は、何らかの問題に悩んだ方や話を聞いてほしい方だと捉えられている。しかし実際には、自分のことではない家族の悩みで来談される方がいる。引きこもりや不登校のような問題である。「間接的アセスメント」とは、そのような悩みで来談した方の向こう側にいる本人の状態や周りとの関係性をアセスメントする方法である。例えば、不登校状態にある本人の母親が困って来談されたときに、わたしたちは母親の心の中に何らかの問題があったり、母親の成育歴に問題があったりするとは捉えない。もちろん家族の中に問題があるとも捉えない。関係支援とは、そのような母親と本人の関係性にアプローチする方法である。そのため、母親の話から子どもの状態を間接的にアセスメントすることが求められる。「間接的アセスメント」を支援者が意識することによって、ほんの少しかもしれないが、これまでと違った子どもへの声掛けの仕方や対応について、母親と一緒に考えることができるだろう。

システムズアプローチユニットについて
 社会的孤立を生み出す背景には、不登校、ひきこもり、育児疲労、虐待、職場不適応など様々な問題がある。
 通常の心理的問題の相談では、問題とされている本人への支援が基本となっている。しかし、社会的孤立にある人の多くは、本人が支援窓口に直接訪れることはなく、その家族や関係者が支援を求めて来談することがほとんどである。このような支援を求める家族や関係者に対する対応は、これまで対人援助領域の中では具体的な方法がなく、適切な支援が行われないことが多く、社会問題として対策が求められてきたテーマである。
 本ユニットでは、孤立している本人にかかわる家族や関係者のかかわり方の変化を通じて、本人の孤立という問題の解消を目指すシステムズアプローチをもとに、支援を求めて来談した家族や関係者に対する動機づけの維持や向上を視野に入れながら、主として「来談しないクライエントへの間接的なアセスメント」について、臨床現場で働く心理職や心理職を目指す大学院生を対象としてトレーニングを実施し、その効果について検証する。