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2021.04.03

【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】 シリーズ第3回「ドイツの薬物政策〜使用と所持の法規制をめぐって〜」

テーマ:「ドイツの薬物政策〜使用と所持の法規制をめぐって〜」(オンライン開催・事前申し込み制・参加無料)

開催日時 2021年04月13日 18:00 ~ 2021年04月13日 20:00
開催場所 Zoom(当イベントの専用アカウント)
お問い合わせ 研究部(人間・科学・宗教総合研究センター)ATA-net研究センター事務局   Tel 075-645-2154  Fax 075-645-2240 Web https://ata-net.jp/

龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、下記のウェビナーを、来る4月13日(火)に共催します。
【>>お申込みページ】


シリーズ第3回 「ドイツの薬物政策〜使用と所持の法規制をめぐって〜」

日時:2021年4月13日(火)18:00-20:00
形式:Zoom/定員:200名

報告者:金 尚均(キム サンギュン)(本学法学部教授)

プログラム ※一部変更となる場合があります
 - 開会の挨拶 石塚 伸一(本学法学部教授)   5分
 - 報告者 金 尚均(本学法学部教授) 55分
 - 質疑応答・ディスカッション         55分
 - 閉会の挨拶 石塚 伸一(本学法学部教授)    5分

【企画の趣旨】 これまで日本、オランダ、ポルトガルなどの薬物政策をめぐる議論を勉強してきました。第3回は、ドイツの法規制を手掛かりに禁止薬物の使用や所持の問題を考えてみましょう。報告者は、金尚均さんです。近年はヘイト・スピーチやインターネット犯罪の研究で有名ですが、龍谷大学の刑法担当の教授です。1990年代にドイツに留学され、ドイツの薬物政策に精通されています。単著『ドラッグの刑事規制―薬物問題への新たな法的アプローチ』(日本評論社、2009年)は、現地調査の成果を踏まえた比較法研究です。みなさま、奮ってご参加ください。

【プロフィール】 金 尚均(キム サンギュン) 
 1967年大阪府生まれ。立命館大学研究科修了、博士(法学)を取得。山口大学、西南学院大を経て、現在、龍谷大学法学部教授。フンボルト財団の支援を得てドイツ留学。主著に『危険社会と刑法―現代社会における刑法の機能と限界』(成文堂、2001年)、中川慎二・河村克俊との共著書に『インターネットとヘイトスピーチ—法と言語の視点から』(明石書店、2021年)などがある。
>>【犯罪学研究センター】ヘイト・クライムユニット長 インタビュー


主催:龍谷大学 ATA-net研究センター
共催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)

※Zoomの視聴情報は、お申し込みフォームに入力いただいたメールアドレスに「開催当日」に連絡します。Zoom視聴情報を、他に拡散しないようお願いいたします。
また、申し込み名とZoomの名前を合わせていただくようにお願いいたします。

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【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】
私たちは、2020年1月、ATA-net研究センターの設立を記念し、イーサン・ネーデルマンさんをお招きして、「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウムを開催しました。その際、つぎのことを確認しました。

薬物との戦争(A War on Drug)」は終わった。薬物の自己使用を犯罪として処理することを止めようという動きが本格的化している。特定の薬物を禁止して、それを使うと捕まえて、刑務所に放り込むという厳罰主義のアプローチは、当事者の回復のチャンスを奪い、支援者との関係を断ち、地域社会の健康に有害な影響を及ぼす。わたしたちは、依存症者を処罰して、社会と刑務所を往復させる「回転ドア」を壊す必要がある。

ところが、これまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議が始まっています。厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を立ち上げ、医療用大麻の使用を拡大し、これまで処罰対象ではなかった「大麻使用罪」を新設しようとしています。なぜ、日本政府は、世界的潮流に抗うような作業を始めたのでしょうか。龍谷大学ATA-net研究センター犯罪学研究センターは、連続ティーチインを開催して、現実を知ること、政府政策の意味を学ぶことから始めようと思います。


【関連ニュース】
>>2020.02.10News 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第1部レポート【犯罪学研究センター共催】
>>2020.02.10News 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第2部レポート【犯罪学研究センター共催】