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2022.01.19

【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】 シリーズ第12回「大麻取締法違反裁判」

大藪大麻裁判~ その違法性や有害性とは?妥当な刑罰とは?

開催日時 2022年02月08日 18:00 ~ 2022年02月08日 20:00
開催場所 Zoom(当イベントの専用アカウント)
お問い合わせ 研究部(人間・科学・宗教総合研究センター)ATA-net研究センター事務局   Tel 075-645-2154  Fax 075-645-2240 Web https://ata-net.jp/

龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、下記のウェビナーを、来る2月8日(火)に共催します。
【>>お申込みページ】
※お申し込み期限:2月8日(火)18:00まで/定員に達ししだい受付終了


シリーズ第12回
「大麻取締法違反裁判
~大藪大麻裁判~ その違法性や有害性とは?妥当な刑罰とは?」

日時:2022年2月8日(火)18:00-20:00
形式:Zoom/定員:200名
【報告者】
大藪 龍二郎 さん(被告人)
長吉 秀夫 さん(作家・舞台プロデューサー )
丸井 英弘 さん(弁護士)

【指定発言】
石塚 伸一 さん(弁護士・研究者)
園田 寿 さん(弁護士・研究者)

【企画趣旨】
警察統計によれば、 大麻取締法違反の検挙人員は7年連続で増加しており、2000年 には5,260人を記録しました。年齢層では20代・30代の7~8割を占め、未成年が887人。中には中学生8人や高校生159人もいます。大麻は、若者の間に蔓延しているのでしょうか?

12回目のティーチインでは、 ある大麻取締法違反事件の裁判を通じて、 大麻取締りの実態を垣間見てみたいと思います。この事件は、ある陶芸家が、2021年8月8日、大麻所持罪で逮捕されたことに始まります。その後、起訴され、現在、保釈中です。同年 10月26日には前橋地裁で第1回公判が開かれました。

この裁判は、一人の芸術家を処罰するか否かの裁判ではなく、大麻取締法の矛盾を明らかにし、わたしたちの自由を守る憲法裁判です。 被告人と弁護人をお招きし、事件の本質に迫ります。乞うご期待です。

主催:龍谷大学 ATA-net研究センター
共催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)

※Zoomの視聴情報は、「Peatix」お申込み後に届くメール(自動送信)に表示されます。Zoom視聴情報を、他に拡散しないようお願いいたします。
また、申し込み名とZoomの名前を合わせていただくようにお願いいたします。

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【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】
私たちは、2020年1月、ATA-net研究センターの設立を記念し、イーサン・ネーデルマンさんをお招きして、「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウムを開催しました。その際、つぎのことを確認しました。

薬物との戦争(A War on Drug)」は終わった。薬物の自己使用を犯罪として処理することを止めようという動きが本格的化している。特定の薬物を禁止して、それを使うと捕まえて、刑務所に放り込むという厳罰主義のアプローチは、当事者の回復のチャンスを奪い、支援者との関係を断ち、地域社会の健康に有害な影響を及ぼす。わたしたちは、依存症者を処罰して、社会と刑務所を往復させる「回転ドア」を壊す必要がある。

ところが、これまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議が始まっています。厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を立ち上げ、医療用大麻の使用を拡大し、これまで処罰対象ではなかった「大麻使用罪」を新設しようとしています。なぜ、日本政府は、世界的潮流に抗うような作業を始めたのでしょうか。龍谷大学ATA-net研究センター犯罪学研究センターは、連続ティーチインを開催して、現実を知ること、政府政策の意味を学ぶことから始めようと思います。


【これまでのティーチイン開催レポート】

>>日本と世界の薬物政策の現状について各分野の専門家に学ぶフォーラム・レポート【犯罪学研究センター共催】

【関連ニュース】
>>2020.02.10News 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第1部レポート【犯罪学研究センター共催】
>>2020.02.10News 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第2部レポート【犯罪学研究センター共催】