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2022.02.14

【報告】2021年度国内体験学習プログラム 福島スタディツアー・オンラインプログラム開催しました。

ボランティア・NPO活動センターは、福島の今を知り、学ぶために2015年度から実際に福島に赴いて、多様な立場の方々からお話を聴く、福島スタディツアーを実施してきました。

このコロナ禍で実際に福島県に赴くのは困難で、2月に予定していた今年度の福島スタディツアーは来年度に延期(延期日程は未定)となりました。このような状況下でしたが、福島スタディツアーの事前学習会として予定した福島スタディツアー・オンラインプログラムは予定通り実施しました。


日   時:2022年2月7日(月)14:00~16:10

内  容:①「東日本大震災~福島の状況について~」

              筒井のり子 社会学部教授/ボランティア・NPO活動センターセンター長  

           ②「(株)小高ワーカーズベースの挑戦」

           (株)小高ワーカーズベース 和田 智行代表                                                                                                                                   

実施形式:ライブ配信(Zoom)

参加者数:35名 

 

※本プログラムは、実際に福島に赴く福島スタディツアーの参加者以外にも、本学学生、教職員も参加できる形で開催しました。

◎参加者の声

  • 短い時間の中でしたが、福島について深く考えられる場所に参加できて良かったです。福島の災害が起きてからの避難の状況を知ることができ、今でも避難を続けている人が沢山いるということも知り、福島の方の、ひとまとめにはできない1人1人の思いがあることを、改めて感じました。 
  • 和田さんの言葉の中で、「多数決が多い方が正解とは限らない」という言葉がとても記憶に残りました。被災者の体験は、誰1人として同じではなくそれぞれの背景が違うからこそ、「こっちの方が正しい」とか「こっちの方が効率的だ(合理的)だ」などの言葉で、様々なアイデアを諦めてしまうのではなく、実現するために色々な方法を試してみるからこそ初めて課題の解決に繋がるのでは無いかと考えました。貴重なお話を聞くことができた上に、さらに自分自身が生きていく上で必要な新たな気づきを知ることができてとても良かったです。ありがとうございました。
  • 今まで、東日本で起こった出来事などに対して、多くの人が亡くなって悲しい、実際に津波の動画を見ていたら心が痛くなるだけで終わらせていた部分があった。本講座を聞いて、当事者ではないが、自分自身に出来ることは何かを考え、何か行動してみることが大切なのだと感じた。「自分にこれはできない」などと線引きしてしまっていることは多くある。しかし、和田さんがおしゃっていたように、予測可能な未来を楽しむために、視点を変え、なにか少し変えてみることで、結果的に大きな変化をもたらすことも可能だということを感じた。
  • 初めに、福島の震災当時からの情報を改めて学び、11年たった今でも帰還困難区域がこんなにも多く存在することに驚きました。コロナ流行に伴い、どうしてもコロナのことばかり考えていた最近ですが、東日本大震災のことを改めて振り返り、学ぶよい機会となりました。  和田さんのお話は終始とても興味深く聞かせていただきました。私は2年前に現地で和田さんのお話を聞かせていただいていましたが、コロナ禍を経験した今、改めて心に響くものがありました。和田さんがおっしゃっていた「予測不能な未来を楽しもう」という言葉に強く衝撃を受けました。コロナ以前も日本は予測不能な世の中だったと話されていましたが、私自身、コロナ禍の今、1ヶ月後の未来の状況も予測できないことに不安と諦めが強くなってしまう時もありました。予定していたものは軒並みキャンセルか形を変えざるを得なくなり、沢山振り回されることに嫌になってしまうこともありましたが、和田さんのお話を聞いて、そんな予測不能だからこそ今を、未来を楽しまないといけないなと感じました。一度きりしかない人生で今の瞬間は二度と戻ってこないのだから、遊びも勉強も、仕事も如何に楽しんでやれるかが大切だなと強く思いました。和田さんのお話を聞いていると、自分がとても鼓舞されるようで、聞き終わった今、これからどんなことしていこうかとワクワクした気持ちでいます。南相馬市、また福島に行ける機会を楽しみにして、頑張って行こうと思います。貴重なお話を本当にありがとうございました。  など

     


参加者の声からも伝わるように、非常に学生の心に響くプログラムになったように感じています。


                                                 


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