2023.03.14
2022年度国内体験学習プログラム「福島スタディツアー」を実施しました【ボランティア・NPO活動センター】
福島スタディツアー ~福島の“今”を見、福島を生きる人々の“言葉”を聴き、そして“自分”を見つめる~
ボランティア・NPO活動センターでは、2015年より継続して「福島スタディツアー~福島の“今”を見、福島を生きる人々の“言葉”を聴き、そして“自分”を見つめる~」を実施しています。
今回は、2023年2月21日(火)~2月25日(土)の4泊5日(車中泊含む)で実施しました。
このプログラムでは、福島の浜通りと中通り地域を訪問し、そこで福祉関係者やNPOのスタッフ等の様々な立場の方からお話を聴かせていただきました。また、震災遺構や伝承館なども見学しました。
たくさんのことを学び・考え・悩んだ5日間となりました。貴重なお話を聴かせてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
ツアー概要
【1日目】2/21(火)
8時に京都駅を出発し、バスの車内で参加者同士の交流を兼ねたワークショップや福島についてのクイズなどを実施。18:30ころ福島市へ到着。
19:30頃より特定非営利活動法人うつくしまブランチの方々よりお話を伺いました。
【2日目】2/22(水)
午前:福島市内の阿部農園を訪問。梨農園を見学しながら、安全なものを提供するための努力や、農業の楽しさ等についてお話を伺いました。その後、飯舘村を経由して南相馬市へ移動。
午後:社会福祉法人南相馬市社会福祉協議会の方々との交流プログラム。震災当時を含む長きにわたり民生委員をされていた方の体験談を伺ったあと、「高齢者疑似体験」「防災・減災プロジェクト イザ!カエルキャラバン」という二つの福祉教育を体験させていただきました。
【3日目】2/23(木)
午前:震災遺構浪江町立請戸小学校および大平山霊園を見学
午後:農家民宿いちばん星併設の「里山キッチン」で昼食及び敷地内の見学をした後、バスで南相馬市内を視察し、震災当時やその後についてのお話を伺いました。
【4日目】2/24(金)
午前:南相馬市小高区を自由散策の後、小高パイオニアヴィレッジにて株式会社小高ワーカーズベースの和田智行代表より、これまでの取り組みや目指していることについてお話を伺いました。
午後:双葉地域のフィールドワークで、2023年4月に避難指示が解除される予定の富岡町夜ノ森地区を歩いて視察。その後、漁港へ立寄り、そこから見える原発のお話などを伺い、いわき市へ移動。「原子力災害考証館」を見学し、館長の里見さんのお話を伺いました。 ふりかえりの後、食事・入浴を済ませて京都に向けて出発。
【5日目】2/25(土)
7時頃に京都帰着
その後、3月8日(木)に深草キャンパスにて事後学習会を行い、5日間の学びを参加学生が、自分の言葉で語り合いました。
参加学生の感想
・災害はまだ終わっていないということ、そして自分がいかに無知であったかを痛感しました。最終的に残ったのはモヤモヤですが、心から行ってよかったと思えます。
・ツアーに参加して災害についてあまりに無関心、無知、他人事であったことに気づかされました。ツアーで学んで気づいたこと、興味を持ったことを調べて災害に関する様々な知識を身に付けたいと思いました。
4月に報告会を実施予定です。
詳細が決まりましたら、あらためてお知らせいたします。ぜひ、ご参加ください。
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