2023.09.08
【ノータバコ18】禁煙の効果【禁煙05】

あらためて「禁煙の効果」を確認してみましょう。
禁煙による健康改善は若年で禁煙するほど効果があります。
もちろん、何歳であっても遅すぎることはありません。
- まず、禁煙すると24時間で心臓発作のリスクの低下がみられます。
- その後比較的早期にみられる健康改善には、せきやたんなどの呼吸器症状やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかる危険が低下することがあげられます。
- 禁煙後早ければ1ヵ月たつと、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。
- また免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
- 禁煙後1年たつと肺機能が改善し、禁煙2-4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少します。
- (長期間喫煙者の場合の話しでしょうが…)肺がんのリスクが低下するのは禁煙5年後以降と少し時間がかかりますが、禁煙して10-15年経てば様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。
そのほか禁煙すると顔色や胃の調子が良くなったり目覚めがさわやかになるなど、日常生活の中で実感できる色々な効果があります。
そして、何事にも自信がついたりすることも禁煙に成功された方々の体験からわかっています。
また、受動喫煙で人の健康に悪影響を及ぼすこともありません。
ぜひ、喫煙者には、禁煙について前向きに捉えていただきたいと思います。
→禁煙サポート
→【ノータバコ17】太るのは困る。【禁煙04】
参考・出典:厚生労働省e-ヘルスネット 「禁煙の効果」
執筆 中村 正和
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-08-001.html