2024.01.22
【ノータバコ38】ストレスマネジメント-2

前々回、禁煙の際には離脱症状によってストレスが一時的に高まるので、禁煙を達成するためには、ストレスマネジメントの方法を学んで実践することが大切…ということをお伝えしました。
今回は、具体的なストレスマネジメント、ふたつめとして、「ストレスのとらえ方」について紹介します。
ストレスのとらえ方を変える
ポジティブ思考を持ちましょう。
いやなこと、つらいことがあったときにあなたの心は何を感じていますか?
人それぞれ物事に対する認識の仕方には違いがあります。ストレスについても同じで、同じストレスが加わっても人によってプラスとなるとらえ方をする人とマイナスとなるとらえ方をする人がおり、そのとらえ方によって感じるストレス度合は変わります。
ゼミの先生に怒られた場合の例
ネガティブ思考 | ポジティブ思考 |
---|---|
・こんなにがんばってるのにひどい! ・もう単位をもらえないかもしれない。 ・自分はダメな人間だ。 |
・良い勉強になった! ・がんばって伸びて次に生かすぞ! ・期待されてるかも。 |
このふたつを比べてみると、ネガティブ思考ではストレスによって自分を追い込んでいきますが、ポジティブ思考ではストレスが次のエネルギーになっています。ストレスは次へのエネルギー!と考えてみましょう。自分を伸ばしてくれる人生のスパイスになるはずです。
この思考の変更は禁煙中だけで解決する問題ではありません。あなたの生涯取り組んでいく問題ととらえ、常にポジティブ思考にする練習をしましょう。ストレスが加わったときに、たばこに走るのではなく、あなた自身の成長に活かしましょう。
参考・出典:厚生労働省e-ヘルスネット 「たばことストレス」
執筆 中村 正和、谷口 千枝
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-06-005.html