2024.05.01
【報告】令和6年能登半島地震災害支援ボランティア活動を実施しました
元日に起きた令和6年能登半島地震の災害支援ボランティア活動を2024年4月19日(金)~4月21日(日)の日程で実施し、その報告会を4月24日(水)に開催しました。
広報から募集説明会まで日がなかったにも関わらず、説明会には多数の参加があり、そして募集定員に達するのも早く、関心の高さがうかがえました。
4月19日(金)
夕方に大学を出発し、石川県羽咋市の宿泊施設(国立能登青少年交流の家)へ。22:30過ぎに到着しました。
4月20日(土)
浄土真宗本願寺派能登半島地震支援センターに現地コーディネートをお願いし、七尾市能登島鰀目(えのめ)地域で活動しました。
2手に分かれ、被災家屋や納屋からの家財の運び出しや災害ゴミの分別等がメインの活動となりました。
活動の合間には地震当日やその後の生活のお話などを聞かせていただくなど、家人との交流もできました。
4月21日(日)
輪島市の朝市通り周辺の被災状況を視察しました。
輪島へ向かう道中の道路状況や斜面の崩壊等からも被害の状況を知ることができました。また、朝市通り周辺を歩いて視察し、臭いも含めた五感で被災状況を感じとりました。
活動終了後にはふりかえりの時間を設け、それぞれの気づきや学びを共有する時間を作りました。
その後、帰路へとつき、21時頃、深草キャンパスに到着しました。
★今回の活動は朝日新聞厚生文化事業団様より、災害支援活動資金助成を受けて実施いたしました。ありがとうございました。
【活動参加者の感想】
・ボランティアの人の数が少ないなということを感じました。ボランティア活動は、重いものを沢山持つことが主な活動でした。10人ぐらいでその活動をして6時間ぐらいかかっているのに、そこの高齢者の方々が自分たちでそれを全部するというのは、不可能なことだと思いました。なのに、ボランティアの人が少ないというのは、悲しいなと思いました。
・地震が起こって4ヶ月弱が経ち、テレビでもあまり報道されることが少なくなり、能登半島地震への関心が薄れ始めています。私自身も能登半島地震への関心が薄れていました。しかし、今回のボランティア活動に参加させてもらい、能登半島地震が起こり、その影響がまだ残り続けているということを忘れてはいけないと強く感じました。今こうやって普通の生活が送ることができていることに感謝するのはもちろん、被災地のために私に今できることは何があるのかを常に考えて過ごしていき、自分が見て感じた能登半島の現状を周りの人に伝えていきたいと思いました。
【報告会】
4月24日(水)17:15~18:30
深草キャンパスおよび瀬田キャンパスをオンラインでつなぎ、今回の支援活動の報告会を開催しました。
学生、教職員、一般、合わせて67名の参加があり、深草キャンパスには入澤学長、瀬田キャンパスには大門副学長も参加しました。
スライドで活動概要を説明した後、参加した学生一人ひとりが、活動に参加しての感想や気づき、これからのアクション等について語りました。
【報告会参加者の感想】
・3ヶ月経った今でもまだ復興が進んでいないという事実に驚きました。今回皆さんの話を聞いて、月並みの感想ではあるが、自分も現地へ赴き、何かしらの支援をしたいと感じました。
・学生が見たこと、聞いたこと、体験したことを学生が自らの言葉で語ることはとても意義があると感じました。学生たちの真剣な表情もあいまって、テレビ等では伝えきれない被災地の想いを感じました。