2024.06.03
【報告】令和6年能登半島地震 第2回災害支援ボランティア活動を実施しました
元日に起きた令和6年能登半島地震の災害支援ボランティア活動を石川県珠洲市で2024年5月24日(金)~5月26日(日)の日程で実施し、その報告会を5月30日(木)に開催しました。
説明会には多数の参加があり、募集定員を大幅に上回る応募があるなど、学生達の関心の高さがうかがえました。
5月24日(金)
夕方に大学を出発し、石川県羽咋市の宿泊施設(国立能登青少年交流の家)へ。22:30過ぎに到着しました。
5月25日(土)
珠洲市災害ボランティアセンターに現地コーディネートしていただき、珠洲市飯田町で活動しました。
メインの活動は側溝の清掃でした。活動地域は津波の被害にあった地域でもあり、側溝は泥で詰まっている部分も多かったです。
梅雨前ということと、水道の通水が復旧してきた地域でもあり、側溝に水が流れるようにしておくことは急務でした。
この時期に、側溝をきれいにすることが出来て良かったです。
活動終了後には地震当日の津波からの避難の様子やその後の生活のお話などを聞かせていただくなど、地域住民の皆さんとの交流もできました。
5月26日(日)
輪島市の朝市通り周辺の被災状況を視察しました。
輪島へ向かう道中の道路状況や斜面の崩壊等からも被害の状況を知ることができました。また、朝市通り周辺を歩きながら視察しました。
閑散として、風が被災した建物に吹き付ける音、焼けた臭いも含めた五感で被災状況を知り、学生達は言葉を失っていました。
活動終了後にはふりかえりの時間を設け、それぞれの気づきや学びを共有する時間を作りました。
その後、帰路へとつき、20時半頃、深草キャンパスに到着しました。
★今回の活動は、公益財団法人 日本財団ボランティアセンター様と共催で実施いたしました。ありがとうございました。
【活動参加者の感想】
・このボランティア活動が、他人事として見ていた地震への見方を大きく変えるきっかけになりました。テレビを通してでは分からない現地での細かなことに気づくと共に、「これは実際に行ってみなければ分からない」という点ばかりで、実際にアクションを起こすことの大切さがよく分かりました。
・今回震災後の能登にボランティアとして来るのは5回目になるのですが、石川県七尾市で実際の震災にも被害を受けた身として、言葉にならない様々な感情というのは毎回来る度に感じるところではあります。しかしどこに行っても感じるのは、地域の温かさやコミュニティーの強さであるとかんじます。また、行くたびに一時的であったとしても笑顔で活動をしてくれる地域の方と、それを支えて下さる社協職員を含めたコーディネートして下さる方の継続した力の結晶であることも、併せて感じました。
【報告会】
5月30日(木)17:15~18:30
深草キャンパスおよび瀬田キャンパスをオンラインでつなぎ、今回の支援活動の報告会を開催しました。
学生、教職員、一般、合わせて137名の参加がありました。後日に視聴を希望する人たちもおり、大勢に想いを伝えることが出来ました。
スライドで活動概要を説明した後、参加した学生一人ひとりが、活動に参加しての感想や気づき、これからのアクション等について語りました。
【報告会参加者の感想】
・同じ大学に通う学生がボランティアに参加した活動報告を受け、私も復興を応援したいと心から思いました。今までの自分は、心配するばかりでそれを行動に起こしたことはありませんでした。しかし、実際に行動している方々の姿を見て、自分にできることは沢山あるのだと感じ、被災地に少しでも貢献したいと思いました。
・能登半島の現状を知る機会をもらえてよかった。1人の微力の積み重なりが復興につながると思った。
・今回の話を聞いて自分の率直の感想はなぜこんなに時間が立っているのに支援がまだ出来ていないのかと思ったのですが、報告者が言っていた被災者の人が一生懸命頑張っている事を忘れてはいけないっと言っていた事が印象に残りました。それは決して忘れてはいけない事だと非常に心に刺さりました。

報告会の様子(深草キャンパス)