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2024.06.25

松田真一氏(野村総合研究所)にご講演いただきました【経営学部】

 経営学部の専攻科目の一つである「株式会社論」では6月19日、野村総合研究所経営コンサルティング部のチーフコンサルタントである松田真一氏にご講演いただきました。松田氏には『経営継承の鎖』日本経済新聞出版社、2018年のご著書があります。
 今回のご講演では、「社長が代わっても成長し続ける歴代成長企業を見極める―就職先の1つの選択肢として―」をテーマにお話しいただきました。ご自身の現在のお仕事やキャリアについて紹介された後に、同書のエッセンスである、「歴代成長企業」と盛衰を繰り返す企業、そして経営陣開発®について紹介されました。その後に、就職先を選択するうえで、「社長個人ではなく経営陣を見ること」が大切であることを明らかにされました。
 お話しの内容は、学生たちの進路(就職先)選択を想定してのものであり、学生たちは熱心に聞き入り、講演終了後には質問も出されました。以下に、学生たちの感想を紹介します(一部、表現を補っている部分があります)。

 社長の任期と経営陣の任期とが共有されることでチームとして蓄積が出来る、そして業績に関係してくるというところがとても面白かった。これからの就職活動の参考にしていきたいと思う。

 30年前(1985年)の上場企業トップ100と2015年のものを比較して、半数以上が変わっていることがわかった。これから上がってきそうな企業選びをしたいと感じた。また、それを見極めるために社長や経営陣の交代パターンを見極めたいと思った。

 社長と役員の任期のズレを見るというのは目から鱗でした。多くの発見を得ることができた有意義な時間になりました。


 なお、松田氏には次の時間に開講された、「ものづくりの現場」の事前学習では、ご専門の「チームビルディング」を体験する機会を設けていただきました。この日が3回目の授業であり、まだ十分な交流がなかった受講生たちは、1コマ(90分)の間に「チーム」としての結束を強めることができました。サマーセッション期間に予定されている現場実習(企業訪問)に向けて貴重な機会になりました。      (文責:細川 孝)