2024.09.19
【報告】令和6年能登半島地震 第3回災害支援ボランティア活動を実施しました
元日に起きた令和6年能登半島地震の災害支援ボランティア活動を石川県珠洲市等で2024年9月3日(火)~9月6日(金)の日程で実施しました。
説明会には多数の参加があり、募集定員を大幅に上回る応募があり、急遽定員を増やして実施しました。
9月3日(火)
8:00に大学を出発し、休憩をはさみながら、石川県輪島市の朝市通り周辺の被災状況を視察しました。5月までは朝市通りの中を歩いて視察しましたが、現在は解体作業がすすみ、立ち入り禁止となっていました。
その後、石川県羽咋市の宿泊施設(国立能登青少年交流の家)へ移動しました。
夜は、3日目に行うサロン活動に向けての事前準備を行いました。
9月4日(水)
珠洲市災害ボランティアセンターに現地コーディネートしていただき、珠洲市内5か所に分かれて、一般ボランティアの方と一緒に活動しました。
津波被害に遭われた家屋の清掃や災害ゴミの分別、瓦の運び出しなど、グループによって活動は多岐にわたりました。
家主さんの葛藤を知ったり、継続的にボランティアに来ている方のお話を聴いたりと、様々な交流もできました。
夜は、分かれておこなった活動を共有するためのふりかえりを行い、そして、同じく珠洲でボランティア活動をされていた淑徳大学のみなさんとも交流会を実施し、それぞれの活動を共有したり、感想を話し合ったりしました。
9月5日(木)
午前、珠洲市社会福祉協議会の一室をお借りして、一般社団法人BIGUP石巻の阿部氏より、珠洲の被災状況や支援の状況、命・生活を守ること等についてのお話をしていただきました。学生からもたくさんの質問が出ていました。
午後は、蛸島という地区の仮設集会所で、サロン活動を行いました。15名の方にご参加いただき、①名札づくりと自己紹介②クイズ大会③お茶会をして、笑い声が響いていました。みなさんから「楽しかった」「また来てね」と言っていただきました。
活動終了後にはふりかえりの時間を設け、それぞれの気づきや学びを共有する時間を作りました。
9月6日(金)
朝から、宿泊でお世話になった国立能登青少年交流の家の北見所長より、発災後の施設としての動きや学生ボランティアの意義等について、お話を伺いました。国立の施設ながら地域のために私たちができることは何か、常に現場で向き合ってこられた話は、学生にはしっかりと伝わったように思います。
その後、道の駅のと千里浜で昼食をとり、帰路へとつきました。19:00、深草キャンパスに到着しました。
【活動参加者の感想】
・現地に行き、報道よりも詳しく能登の現状を知ることができたので良かったです。北見さんのお話の「思い出がその人の支えになる」「いい思い出が乗り越える力になる」という言葉が印象に残っています。新しい発見が多く充実した4日間でした。
・実際に行ってみて今まで知っていた災害に対する知識や考え方が全く違うと分かりました。現地の人とお話をしたり災害ボランティアをしたという経験は私にとってこれからどのように災害と向き合うかを教えてくれた気がします。
★今回の活動は、公益財団法人 日本財団ボランティアセンター様と共催で実施いたしました。ありがとうございました。
10月9日(水)17:00~18:30の時間帯に、深草・瀬田両キャンパスをつないで開催します。
会場でもオンラインでも参加が可能となっておりますので、ぜひご参加ください。