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2018.03.07

グアム大学との間で教育・研究交流に関する覚書(一般協定)を締結【経済学部】

経済学部では、2018年度から学部独自の短期海外研修プログラムを新たに構築するため、2月22日から24日にかけて、伊達浩憲経済学部長、小峯敦教授、松島泰勝教授の3名がグアム大学を訪問し、教育・研究交流に関する覚書(一般協定)を締結しました。

この短期海外研修プログラムは、1年生から国際感覚・思考力を持つ学生を増やしていくことを目的としています。具体的には、本学での事前・事後学習と、夏期休暇中のグアムでの現地研修(英語、講義、フィールドワーク)とをつうじて、社会科学の理論と、グアムの政治・経済・歴史・文化とを有機的に連結させて学ぶことがねらいです。

今回の訪問では、経済学部の短期海外研修プログラムを実施するにあたり、グアム大学のロバート・A・アンダーウッド学長と伊達経済学部長とが、教育・研究交流に関する覚書(一般協定)の調印式を行いました。

協定書の署名にあたり、伊達学部長は次のように述べました。「私たち日本人の多くは、日本軍によるハワイ真珠湾攻撃のことは記憶していても、グアム島への爆撃や侵攻、統治のことは忘却してしまっています。私たちがグアム大学と連携して実施する研修プログラムの目的の第一は、このような戦争の恐ろしさを若い世代に伝えていくとともに、グアムの人びととの対話を通じて信頼関係を強固なものにしていくことにあると考えています。」

これに対して、アンダーウッド学長は、「私も同感です。若い世代への戦争体験の継承はグアムでも課題となっています。龍谷大学との交流を積極的に進め、双方の学生同士の対話が深まるよう期待したいです。」と述べられました。

調印式の後、プログラム実施に向けて、カルロス・R・タイタノ室長、ラッセル・S・オカンポ事業開発マネージャー、マイケル・L・ベバクア人文・社会科学部准教授と実務協議を行いました。

また、在ハガッニャ日本国総領事館を表敬訪問し、関泉総領事、尾形修首席領事と懇談を行いました。関総領事から「グアム大学と龍谷大学との交流がいっそう発展していくことを望みます。総合大学の強みを活かして、グアムに貢献してくださるとありがたいです。期待しております。」とのお言葉をいただくなど、有意義な懇談となりました。

経済学部では引き続き、より魅力的な海外研修プログラムの構築を進め、「経済学をアクティブに学ぶ場」の充実に積極的に取り組んでまいります。


グアム大学(University of Guam) ホームページ

学部独自の海外研修プログラム構築を目的に、グアム大学等を訪問

A Visit to Guam for the Purpose of Establishing an Original Faculty-based Overseas Training Program [Faculty of Economics]


グアム大学のロバート・A・アンダーウッド学長と伊達学部長


アンダーウッド学長と懇談する伊達学部長、小峯教授、松島教授


大学図書館


図書館の館内


広々としたキャンパス


人文・社会科学部棟


在ハガッニャ日本国総領事館にて関泉総領事、尾形修首席領事と懇談


グアム博物館 チャモロ文化を学ぶことができます