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2024.11.22

第24回文学部コモンズカフェを開催しました(哲学科教育学専攻 亀口 まか 教授)【文学部】

 

  2018年4月より大宮学舎東黌にラーニングコモンズが設置され、学生や教員との相互交流を含めた多様な学びの形が可能になりました。そこでお昼休みを利用して龍谷大学内外の研究者をお招きし、研究内容をわかりやすくお話ししていただくカフェイベントとして、文学部コモンズカフェを開催しております。

 

第24回文学部コモンズカフェは、2024年11月19日(火)12:35〜13:05に、哲学科教育学専攻 亀口 まか 教授を講師として「その「違和感」を学問する―良妻賢母主義教育を批判した男性経済学者河田嗣郎の試み―」をテーマに対面とオンラインのハイブリットで開催されました。

 


講師:哲学科教育学専攻 亀口 まか 教授

 

亀口先生には、当時の良妻賢母に対する考え方における男性女性それぞれの立場での論争や、そこで河田嗣郎氏が感じた違和感についてお話いただき、大変興味深いお話でした。

 

 

以下、参加者からの感想を一部紹介いたします。

 

・河田嗣郎の主張が独立したものではなく、平塚らいてうと与謝野晶子のあいだでの論争に結びつくことをご教示いただいた点に、特に関心を持ちました。

・現代、男女共働きの時代となっている。そこで必要なことは河田的な考え方の天然的区別と社会的区別の同一化を避けることであると思う。

・河田さんの考えがかなり先進的であり今ドキだと思いました。経済的自立をしつつ母性を保護するというのは女性からしたら良いものだと考えます。またどんな理由でという根拠をめぐる批判が生まれていくのは批判しているようには見えるけども周り回って女性の尊重に世間が高まっていくことが良いことだと考えました。

・女性の家庭内における役割という観点から、誰々のお母さんという人物像が人間生活の価値として押し付けられているとともに、母性や親としての価値観の欠如による虐待や育児放棄なども問題になっていると感じた。河田の姿勢はこの両面において共感できたと振り返る。

 

 

 

次回文学部コモンズカフェは、12月5日(木)に開催を予定しております。

実施の詳細につきましては、ホームページ等でお知らせしておりますので、是非ご参加ください。

    https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-15673.html

 

 

 

 


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第25回文学部コモンズカフェ
(テーマ:「モンゴル帝国の虚像と実像」、講師:文学部 歴史学科東洋史学専攻 村岡 倫 教授)