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2024.11.29

【報告】令和6年能登半島地震 第4回災害支援ボランティア活動を実施しました

元日に起きた令和6年能登半島地震の災害支援ボランティア活動を石川県珠洲市で2024年11月15日(金)~11月17日(日)の日程で実施し、その報告会を11月28日(木)に開催しました。


サロン活動で参加者でボッチャを行う


名札カードを作って自己紹介


リブート珠洲の復興支援ツアーで見附島を見学


宝立小中学校の前で避難所運営についてのお話を伺う

11月15日(金)

夕方に大学を出発し、石川県羽咋市の宿泊施設(国立能登青少年交流の家)へ。22:30頃に到着しました。

 

11月16日(土)

午前:珠洲ささえ愛センターに調整いただき、珠洲市蛸島にある仮設住宅の集会所でサロン活動を行いました。

名札カードづくりに自己紹介、ボッチャ大会、お茶会と盛だくさんの内容で準備をし、学生が運営しました。前回の活動に参加してくださった方は、学生が来ることを楽しみにしてくださっていました。高齢の方だけでなく、子ども達の参加もあり、多世代の交流ができました。

地震発生当時や現在にいたるまでの生活や気持ちの変化についてお話くださる方もあり、楽しくも貴重な時間となりました。

 

午後:リブート珠洲の復興支援ツアーに参加し、珠洲市宝立町を説明を受けながら車窓見学したり歩いて回ったりしました。被害状況、避難所運営について、消防団の方からの救助のお話など、多岐にわたるお話を複数の方から伺うことができました。


9月の豪雨により山からの土砂で埋まった溝の泥だし作業


活動先の真浄寺で被害状況の説明を受ける


家財道具等の搬出


被災家屋からお仏壇を搬出

11月17日(日)

午前:浄土真宗本願寺派能登半島地震支援センターの現地コーディネートで、二手に分かれて珠洲市宝立地域で活動を行いました。

真浄寺と隣接する建物との間の側溝が9月の豪雨で山から大量の土砂が流入しており、それで埋もれた溝を掘りだしました。もう1グループは、3件のお宅をまわり、家財の搬出や移動等を行いました。

雨が降ったりやんだりの中ではありましたが、午前中いっぱい活動することができました。

 

午後:昼食後、片付けをして帰路へとつき、バスの車内で活動のふりかえりを行いました。渋滞もあり、22時過ぎに深草キャンパスに到着しました。

 

【活動参加者の感想】

・今までテレビやニュースで見ていましたが、あまり実感が湧いていませんでした。しかし、今回は家の中に入って作業をさせて頂けたので、地震の怖さをさらに実感しました。印象に残ったことは、コミニティの大切さと、若者の動ける力の大切さです。これは、2日間の活動で感じました。 初めての災害ボランティアで、イメージを掴めたので今後もボランティアに参加したいです。また、自分が被災した際には、条坊団長さんの話のように、「今自分ができることを精一杯行いたい」と思います。

 

・現地に行ってみないと分からないことが多いのだと気づかされました。どれだけテレビを見ていても話を聞いていてもそれが勝ることはないのだと実感しました。ボランティアの最中は人の温かみを感じるばかりでした。人とつながるということは大変なことも嫌なこともあるかもしれませんが、勇気づけられたり支えられたりできるのも他でもない人であることを思い知らされました。参加してよかったです。


【報告会】

11月28日(木)17:15~18:30

深草キャンパスおよび瀬田キャンパスをオンラインでつなぎ、今回の支援活動の報告会を開催しました。
学生、教職員、一般、合わせて50名以上の参加がありました。

スライドで活動概要を説明した後、参加した学生一人ひとりが、活動に参加しての感想や気づき、これからのアクション等について語りました。

 

【報告会参加者の感想】

・2日前の能登の地震を受け、改めて私にできることは何かという思いで、今回の報告会に参加させていただきました。 報告会の中で1番印象に残ったことは、お茶会での被災者の皆さんの笑顔です。皆さんが笑顔で学生と交流している様子を見て、お茶会がいかに大切か、若い学生との交流で心が和むということはこういうことかと感じました。また学生の報告を聴き「繋がり」の大切さを学びました。災害国である日本はいつどこで災害が起こるかわかりません。私も改めて地域の人たちとの交流を大切に、まずは元気な挨拶から始めてみようと思います。
 

・ひとりではなかなか参加できないボランティア活動を、大学がコーディネート、支援することで、学生は大きな経験ができ現地で学び成長につながていることが、報告から伝わりました。報告会をすることで、さらに活動の意義が充実したものにり成果物となっていました。防災意識をもつ学生さんが増え、地元の防災についても考えられることを願います。
 

・特に印象に残っているのは家の家具を運搬する作業をした後に年配の方が涙を流して喜んでくれた話で、当たり前のことをすることが相手にとっては当たり前じゃなくて、長い間ボランティアを必要として待っていたのかもしれないし、私たちが現地で必要とされているんだと強く感じました。私は今足が不自由で現地にボランティアに行くことはできないし、今災害が起こって避難指示があっても動けない状況です。この報告会を聞きながらもし今災害が起こったらと考えさせられましたし決して他人事ではなく自分ごととして考えることが大切だと感じました。東日本大震災を小中学生が知らないように能登半島地震もいずれ知らない人が出てくるけれど風化させないように、未来へ繋げていくことが大切であると感じました。


報告会の様子(深草キャンパス)


珠洲出身の本学卒業生が報告会に来てくださいました

 

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