2024.12.16
第4回龍谷大学学生気候会議2024を開催【サステナビリティ推進室、LORC】
~龍谷大学の脱炭素化への取組みを、学生目線から評価・検討する~
4回目となる龍谷大学学生気候会議(以下、学生気候会議)が11/30(土)、12/14(土)に瀬田キャンパス、深草キャンパスにて開催されました。
本学は、カーボンニュートラルを先導する大学として2022年1月に「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」を発出し、創立400周年を迎える 2039年の達成をめざしています。
同宣言の達成に向けて学生らが話し合い、大学の気候ガバナンスへの参画をめざして「龍谷大学学生気候会議」を2021年度から開催しており、今年度では地域や大学の脱炭素化に向け、「エネルギー」「ライフスタイル」「通勤・通学」「教育」などをキーワードに学生らが議論し、成果を提言にまとめました。
世界的に取り組みが進む脱炭素社会への挑戦には、環境・経済・社会の包括的な視点と、社会の全てのアクターの主体的・能動的な取り組みが求められています。気候市民会議(Climate Assembly)は、気候危機の回避を目的として無作為抽出された、市民の代表者による議論を通した政策提言の手法で、フランスやイギリスなどで2019年ごろから政府や議会、自治体により開催され、日本でも札幌市などで開催されています。
1日目の様子は下記ニュースをご参照ください。
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-15825.html
2日目は、まず、宿題として出されていた「前回のグループで出された意見まとめ」を発表し、前回の内容を振り返りました。
午前中では、村井 啓朗氏(サステナビリティ推進室課長)より、「ゼロカーボンユニバーシティに向けた取り組み」及び関連する国の環境政策について説明していただきました。
その後、来年度竣工予定の深草キャンパス新棟の建築パースを見学し、「深草キャンパスの新棟建設」「深草の森づくりにおける脱炭素化」「居心地の良い空間づくり」についてグループワークを行いました。
その後、発表を行い、先生方からコメントを頂いたのち、午前中のプログラムを終了いたしました。
深尾副学長からは、「やらないと意味はない。大学としてやれるものはやっていこう。」とコメントしていただき、午後からの活動についての激励も頂きました。
午後からは、奥田哲士先生(先端理工学部)より、「学生が作る環境報告書2024」から、龍谷大学の取り組み状況について説明していただきました。その後、気候会議実行委員の中西さん(政策学部4年)から、気候会議過去3回の提言の進捗状況について説明していただきました。
その後、「エネルギー」「建物」「通信・通学」「教育」「地域連携」の5つのテーマに関するアイデアについて、グループごとに分かれて議論し、成果を発表しました。
グループワークでは、学生ならではの柔軟な発想で、「キャンパスと植物園の融合」「電動床で発電チャレンジ」等、独創的な意見も散見され、非常に盛り上がりを見せていました。
2日間のグループワークでは、事前に研修を受けた学生約20名がファシリテーターとして参加し、円滑な議論を行うことができました。
その後、2日間ファシリテーショングラフィックを行っていただいた外崎 佑実氏(特定非営利活動法人グローカル人材開発センター チーフコーディネーター)により、1日の振り返りがなされました。
主 催:龍谷大学学生気候会議実行委員会
共 催:龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)
サステナビリティ推進室
運営協力:龍谷大学学生気候会議OC’s(Xはこちら、Instagramはこちら)
問い合せ:lorc@ad.ryukoku.ac.jp