2025.03.03
政策実践・探究演習(海外)台湾PBL 現地レポート(1)【政策学部】
政策学部では2025年度から、アジアプログラムとして台湾PBL(担当:金紅実准教授)を開講しました。「地域社会におけるお宮の役割」「茶産業」「里山との共生」をテーマに3班に分かれて活動し、事前学習では日本の現状を調べました。2025年3月1日〜8日、連携大学である台湾・国立政治大学との国際交流プログラムに、19名の学生(大学院生、留学生含む)と金紅実准教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。
滞在中のレポートをお伝えします。
3月2日(日)
午前は、国立政治大学経済学系 王信實副教授から、今回の国際交流プログラムの目的と訪問先フィールドについて説明がありました。そのあと、両大学の学生が3班に分かれ、自己紹介を通して交流を深めるグループワークを行いました。
龍谷大学と国立政治大学は2018年から連携を開始し、これまで研究を中心に相互訪問を重ねてきました。コロナ禍に準備を続けてきた学生交流をようやくスタートすることができました。
台湾ではいま、地方創生の観点から大学の社会的責任(USR)が注目されています。国立政治大学では以前から、大学のリソースを通じて地域社会との交流を促進してきました。今回はそのうち木柵市場や猫空などを訪問する予定です。
午後は、台湾PBLの学生が事前学習の成果として、お宮の地域社会における役割、茶産業の発展と課題、森の京都」構想を発表しました。
両大学のPBLが発展することを期待し実りのある国際交流になるよう、陳樹衝副学長から挨拶がありました。
以下、受講生の報告です。
〈午前〉
今回の台湾PBLでは、台湾の国立政治大学がある文山区の現状を知ることが出来ました。国立政治大学は文山区と地域の結びつきが少なく、交流の進行化を図っていることがわかりました。文山区の中には、発展が遅れている安康という地域があり、そこに住んでいる人々をどうやって支援するかについて考えているそうです。最終的には文山区全ての地域が、交流できるようにすることが国立政治大学の目標だそうです。
グループワークでは、自己紹介や意見交換をして、交流を深めることが出来ました。中国語が全く分からなかったのですが、留学生に翻訳してもらいながら、共通の話題を見つけて、楽しむことが出来ました。中国語か英語のどちらかが出来たらよかったと後悔したので、勉強しようと思いました。
(政策学部 2回生 中尾藍士)
〈午後〉
まず、事前学習として日本で取り組んだ内容を、政治大学の先生と学生の前で班ごとに発表しました。発表のあと学生から質問をいただき、有意義な交流ができました。
その後は、キャンパス内を案内してもらい、解散後は各班ごとに政治大学の学生と観光地に行ったり、夜ご飯を食べたりしました。今日一日の交流を通じて、双方の文化や日常生活・大学生活についての理解を深めることができました。明日以降の活動でも、政治大学の皆さんとコミュニケーショをとって、多文化や共生といったキーワードについて、フィールドで多くのことを学びたいと思います。
(政策学部 2回生 西田知輝)