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2025.03.10

政策実践・探究演習(海外)台湾PBL 現地レポート(5)【政策学部】

2025年3月1日〜8日、台湾・国立政治大学との国際交流プログラムに、台湾PBLの受講生19名(大学院生、留学生含む)と金紅実准教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。滞在中のレポートをお伝えします。

3月6日(木)

今日は終日、国立政治大学のキャンパスで過ごし、台湾フィールドワークで学んだことをまとめました。午前は各班に分かれて、日台の学生がディスカッションを重ねながら発表用のパワーポイントを作成しました。午後は、1~3班がそれぞれ30分(通訳含む)発表し、最後に王副教授から講評がありました。


白熱するディスカッションの様子


発表の様子


以下、受講生の報告です。

〈午前・午後〉

午前は国立政治大学の達賢図書館で学びの総括と発表のためのPowerPointの作成を行いました。達賢図書館は湖畔に佇む図書館で、台湾で1番綺麗な大学図書館と呼ばれておりすごく綺麗な建物です。

まず、学びの総括として、3日間のフィールドワークで得た学びを整理し、日台それぞれの学生間で感じたことや考察をディスカッションしました。その後、それらをもとにPowerPointの作成を行いました。

その際僕が政治大学の学生に「台湾ではどんな感じ?」と聞くと、YouTubeや様々なWebサイトの資料を見せながら説明をしてくれたのがすごく印象的でした。各班で現状の課題分析と、新たな価値創造に向けた話し合いができたのは、これからの自分たちの学びの中でかけがえのないものになると感じました。

その後おいしいお弁当と、キンモクセイのゼリーが入ったお茶をいただきました。日本ではなかなか味わえないキンモクセイのゼリーはほんのり香る甘いゼリーがすごくおいしかったです。

午後は、午前中に各班で作成したPowerPointの発表を行いました。各班ともに3日間のフィールドワークで得た知見を、上手くまとめて分かりやすい発表となりました。私が各班の発表を見て感じたことは、私たちの班とは異なる視点で発表を行った点です。
台湾PBLでは3つの班に別れて活動を行い、異なるテーマで事前学習を行いました。そのためフィールドワーク中に得た知見を、それぞれがテーマに沿った観点で捉えたことが異なった視点での発表につながり、とても有意義な成果発表となりました。

また、最後に国立政治大学の王副教授のお話で、台湾と日本両国ともに伝統的な文化を保護しながら経済を発展していくことの難しさについて触れていました。さらに茶産業において、現代の若者は清涼飲料水を飲むことが多く、急須を使って茶葉でお茶を飲むことがとても少なくなっているという問題についても仰っていました。このような課題点を今後どのように解決していけるかを、これからのPBL活動で考えていきたいと思いました。

(政策学部 2回生 木村涼太、喜多宥太)


昼食の様子


王先生の講評の様子


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