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2025.03.11

【報告】復興支援フォーラムを開催しました【ボランティア・NPO活動センター】

復興支援フォーラム「学生だからできること~能登半島地震の支援と防災・減災~」を開催しました。



◆日時:2025年3月6日(木)13:00~15:00
◆会場:深草キャンパス和顔館202教室/Zoom
◆参加人数:約90名(対面・オンライン合計)
◆フォーラム実施内容:
1.開会挨拶 入澤 崇 学長

2.基調講演 阿部 由紀 氏 一般社団法人BIG UP石巻 代表理事
「災害と暮らしの関係性-役割分担と調整機能の必要性-」
 これまでの活動の経歴や石巻市の紹介、東日本大震災の被害状況や社会福祉協議会についての話から始まり、能登半島地震や豪雨災害の被害状況や多様な支援活動のポイントや、災害への備えについての話など、これまでの経験・体験に基づく話をいただきました。

3.学生から活動報告 
●報告者:西村 太陽(農学部1年)、井狩 咲希(政策学部2年)、蔵本 千優(社会学部3年)、越岡 滉周(文学部3年)
 能登半島地震の被災地で支援活動を行った学生が、ボランティア活動をするきっかけや活動の内容、実際に活動をしてみた後の気づき等について報告しました。

4.パネルディスカッション
●パネラー:阿部 由紀、西村 太陽、井狩 咲希、蔵本 千優、越岡 滉周
●コーディネーター:川中 大輔(ボランティア・NPO活動センター副センター長/社会学部准教授)
 川中副センター長の進行でパネルディスカッションを行いました。実際に活動して気づきを得ることができた学生の、防災・減災の重要性について周りに伝えていくこと、その輪を広げていくことの難しさを感じているという悩みについて、阿部さんからのアドバイスや、活動することはもちろん活動をコーディネーションする立場や活動を創っていく存在となることの重要性について、参加した学生のみならず、興味関心を持って会場に来られた方にもメッセージを発する展開となりました。最後は川中副センター長から、「機能的に動くことだけを考えるのではなく、何も出来なくても傍らにいる、想い続けることで見えてくることもある」というメッセージで締めくくられました。

5.閉会挨拶 石原 凌河 ボランティア・NPO活動センター長



◆参加者の声
・印象に残っているお話は、支援に回る際は自分たちの意見や一般論を押し付けるのではなく、地域の歴史・背景を知りそれを重んじた上で支援していくということです。支援を受ける側の視点に立った時に、生活の中でボランティアを受け入れることもしんどいと思います。この考え方はとても大切だと感じました。また、近隣同士で交流している地域はお互いに助け合いができるとおっしゃっていたように、私自身も普段の生活から地域と繋がっておくことは大切だと感じました。

・被災地に何度も足を運ばれ、被災された方々との交流やボランティア活動を通して、常に自分に何ができるのかと自分自身に向き合い、また被災地でいろんな方々と向き合うなかで、感じていることを素直に言葉で表現されているお一人お一人の報告やパネルディスカッションでのお話にとても感動しました。誰かのためを思っての活動が、すべて自分のためになっていて成長につながっていると感じました。

◆募金活動および物販について

 当日、能登の特産品の販売や一般社団法人BIGUP石巻への支援金を募る募金箱を設置しました。集まった募金に物販の収益を合わせた以下の金額を一般社団法人BIGUP石巻へ寄付しました。

寄付金額 36,000円

ご協力ありがとうございました。

 

 


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