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2025.06.20

【報告】災害ボランティア入門講座を開催しました

令和6年能登半島地震では能登半島に甚大な被害をもたらしました。

他にも豪雨災害や土砂災害等、日本は色々な災害リスクの高い国です。

また近い将来、南海トラフ地震が起こると言われており、関西に住む私たちも決して他人事ではありません。

災害時には多くのボランティアが活躍します。

災害に関するボランティア活動について知り、何かあった際に動き出せる準備をするために基礎から考える災害ボランティア入門講座を実施しました。


【実  施  日】 2025年6月19日(木)17:15~18:30

【会  場】 深草キャンパス:22号館302教室&Zoomによるオンライン配信

【参加人数】 62名


◆講座概要◆

以下の流れで実施しました。コーディネーターからの説明と合わせて、当センターの学生スタッフによる経験談や災害ボランティア時の服装の実演と工夫をして実施しました。

1.災害ボランティアの基本

  ①災害ボランティアの歴史

  ②災害ボランティアの種類

  ③緊急対応期(発災直後)の動き

  ④被災地で活動する際の準備

  ⑤被災地で活動する際の心構え

  ⑥多様な情報を収集する

  ⑦災害ボランティアセンターとは/利用の流れ

2.令和6年能登半島地震/豪雨災害について

  ①能登半島の今

  ②現状のボランティアニーズ

  ③経験者の声(学生スタッフによる災害ボランティア体験談)

  ④能登の現地で活動したい場合

3.龍谷大学ボランティア・NPO活動センターの取組み紹介

  ①これまでの災害ボランティア活動

  ②今年度の予定

  ③センターの活用方法

◆参加者の声◆

・災害ボランティアについては力仕事が多いというイメージがあって自分じゃ無理か…と思っていたけれど、今回色々なお話を聞いて何かはできそうかも!と感じました。何かにチャレンジしてみたいなと思います!

・災害ボランティアについて、学生ができることは幅広いということを感じられる講座でした。災害ボランティアの際の服装についても、実演が非常にわかりやすくて、オンラインでもよく伝わりました。

・これまで災害ボランティアは効率性が重要ではないかと考えていたが、それは偏った見方であると分かった。これからは災害ボランティアだけではなく他のボランティアでも、自分の視点だけではない、他者の視点も十分に考慮していきたい。

・「被災地にガレキはない」という言葉がとても印象に残り、また「ボランティアをされる側の自分を想像してみること」の大切さがよく分かった。

・ボランティアとして現地を応援しに行くということの目的や意味について改めて考えることができました。誰かの力になりたい、無関心でいられないという人はたくさんいると思いますし、今日の講座に参加されている皆さんは少なくともそうした思いを持った人たちで、そんな仲間がいてくれるということを実感することができたことが何より良かったです。災害、防災、被災された皆さんに対して無関心でいない為のとてもいい時間を過ごさせていただきました。


東日本大震災の際の活動写真を展示しました。


災害ボランティアで活動する際の服装を実践しました。


能登での経験を語る学生


オンラインでの参加も多数ありました。

今年度もたくさんの参加があり、学生たちの災害に関する意識の高さを感じました。

真剣な眼差しで話を聞いてくれている様子を実感し、このようなプログラムを実施する責任を感じました。

ただ教職員に対する広報が及ばず、参加者がいなかったため、教職員に対するアプロ―チの仕方を検討しつつ、龍谷大学全体に広くボランティア活動に対する理解を深めてもらえるような取り組みを続けていきたいと思います。

 

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