2026.03.18
政策実践・探究演習(海外)イタリア PBL 現地レポート(6)【政策学部】
政策学部では、ヨーロッパの都市において現地大学と連携して国際CBLプログラムを2022年度より開講しています。2025年度は、イタリア・トリノ市において、トリノ工科大学と連携し、グリーン・トランジション政策について学んでいます。2026年3月1日~6日の現地プログラムについて、参加学生の報告を発信しています。
3月7日(土)
【参加学生からの報告】
10時過ぎにホテルを出発し、電車で約5時間かけてトリノからローマへと移動しました。16時半過ぎにローマへ着き、ホテルに荷物を置くと徒歩でスペイン広場、ポポロ広場、トレビの泉を観光しに行きました。その後、先生方も含めイタリアでの最後の夕ご飯の時間を過ごしました。
直前でホテルのダブルブッキングが発生し、ローマで本来宿泊する予定だったホテルが急遽変更というトラブルもありましたが、誰も体調を崩すことなくローマに移動することができました。トリノからローマまで約5時間電車に乗らなければならず、みんなローマに到着した際は疲れた様子でしたが、スペイン坂やトレビの泉に散策に行く際はみんな元気を取り戻し、町並みや建物などの写真を撮りながら楽しんでいました。最後の夕食はトレビの泉から近い飲食店で楽しくお食事をすることができ、イタリアでの最後の夜を楽しく過ごすことができました。
3月8日(日)
9時過ぎにホテルのロビーに集合し、ホテルのチェックアウトを済ませると地下鉄でコロッセオを観に行きました。コロッセオ周辺を1時間ほど観光した後、地下鉄を乗り継ぎバチカン市国を観に行きました。最後にバスでローマ・テルミニ駅に行きショッピングをし、ホテルに戻り荷物を持って電車でレオナルド・ダビンチ空港に向かいました。
先生方の飛行機のオンラインチェックインがうまく行かず、もしかしたら生徒たちだけで日本に帰国しなければならないかもしれないという状況に陥りながらも、ローマでの観光を楽しみました。最初に地下鉄に乗りコロッセオを見に行きました。建物を目にした瞬間みんな圧巻し、写真を撮ったりお土産を買ったりしました。その後バチカン市国に訪れましたが観光客が多く、あいにく中に入ることはできませんでした。しかし、バチカン市国を外から見ることができみんなとても感動していました。バチカン市国周辺でジェラートを食べ、バスに乗り最寄り駅であるテルミニ駅へ移動しましたが、そのバスの中で観光客がスマートフォンを盗まれるスリ被害が発生し、最後に日本との違いを体感することができました。私たちは無事誰も何も盗まれることなく、先生方も無事飛行機の席を確保することができ、日本へと帰ることができました。
全体を振り返って
旅にトラブルは付き物で、今回のPBLでもたくさんのハプニングがありましたが、無事誰も体調を崩すことがなく全員で学校に通うことができ、日本に帰国することができました。
個人的には、イタリアに向かう前は不安でいっぱいでした。英語も拙い。イタリア語も分からない。海外にも行ったことがない仲間が大勢で、ちゃんとやっていけるのか不安で仕方がなかったです。しかし、この10日間を振り返り、たくさんの人の力を借りながらも全体的にひとつ大人になれたような気がします。
現地での学びでは、ポルタ・パッラツォ・イニチアティブに参加させていだくなど、街歩きや図書館訪問など実際に体験させていただく機会が多く、日本との違いを実感することができました。特に、柔軟な考え方で政策に取り組んでいるのがEUの特徴ではないかと思います。日本ではひとつひとつの問題に対してそれぞれに解決策が打たれることが多いと感じますが、EUはポルタ・パラッツォなどのように、フードロス問題と地域の問題どちらともの解決の糸口になっている活動が多いと感じました。この点は日本よりも柔軟な考え方で政策を行っているのではないかと感じ、日本も参考にすべき点だと思いました。
トリノでの脱炭素に向けた政策や現地の取り組みを学ぶ中で、環境問題への対応が都市づくりと深く関わっていることを実感しました。特に印象的だったのは、ネイチャーベースドソリューションや緑地化の取り組みです。都市の中の緑を増やすことで、気温上昇の緩和や環境改善だけでなく、人々が集まる場所やコミュニティ形成に繋がっている点はとても興味深く感じました。また、気候シェルターのように猛暑などの気候変動の影響から市民を守る仕組みが整えられている点から、環境政策が市民の生活を守るための政策でもあることを学びました。
今回の学びを通して、脱炭素に向けた政策は、単に環境問題を解決するだけでなく、都市の暮らしやあり方を変えていく重要な取り組みであると感じました。
【執筆者】
戌亥美咲(政策学部2年生)
宅和翠 (政策学部2年生)
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