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2018.11.28

国際文化実践プログラムⅡ「国際観光と京都」 アンケート調査と報告会を実施しました【国際学部】

京都市を訪れる外国人観光客の増加に伴い、交通の混乱や住人とのトラブルが相次いだり、街並みが一変してしまうなどのいわゆる「観光弊害」が生まれている現状の中、祇園南側地区協議会と協力をし、今回国際文化実践プログラムⅡ「国際観光と京都」の授業において、8月7日~11日の期間祇園・花見小路の街頭でアンケート調査を実施しました。

アンケートは、祇園南側地区を訪れる外国人観光客に、日本での滞在及び祇園での行動や祇園に来た動機、そして地域住民が最も関心を持っているマナーに関する質問など約21項目を回答してもらうというもので、学生はジェスチャーを交えてコミュニケーションをとりました。学生の努力の甲斐あって、短時間で252人から有効回答が回収され、有意義なデータが得られたと言えます。

○アンケートの様子は広報誌「龍谷」 2018 No.86においても紹介されています
https://www.ryukoku.ac.jp/about/pr/publications/86/index.html





そして、11月14日龍谷大学深草町家キャンパスにおいて、今回のアンケート調査の報告会を実施しました。報告会においては、祇園南川地区協議会から3名、京都市の産業観光局観光MICE推進室1名の方も参加されました。
報告会においては、まず、今回行ったアンケートの基本的な結果の概要を説明し、その次に、学生からこのアンケート調査のデータを用いて祇園旅行の情報源、祇園での観光行動、マナー意識とイメージという四つの班で分析結果を発表しました。最後に参加者の方からの質問において、祇園での外国人観光客急増によるトラブルやマナーの問題の解決方法に関してのお話があり、学生と議論をおこないました。この議論では、学生の発表にあったSNSの若者利用について、SNSを活用した解決方法について話し合われました。

本プログラム担当のデブナール講師からは、若い世代の観光客が多い中では、SNSやインターネットを活用した解決方法を探ることが望ましいと意見がありました。大学生も留学生も多い京都市では、このような若い世代及び多文化に詳しい世代の力を借りて、祇園などの地域でマナーの改善につながるために、SNSを活用するホームページあるいはアプリを開発すると効果が期待できるのではないかといったお話もされました。