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2019.03.19

David Brewster博士研究員が日本の薬物政策に関して英国『transform』にコラムを寄稿【犯罪学研究センター】

日本における違法薬物の使用とその規制について発信

このたび、龍谷大学 犯罪学研究センター 博士研究員のDavid Brewster(ディビッド・ブルースター)が英国『transform』にコラムを寄稿しました。『transform』は、TRANSFORM DRUG POLICY FOUNDATIONが運営する媒体で、効果的な薬物政策と社会的正義を促進することを目的としています。

【transform: AN OCCIDENTAL FANTASY: JAPAN, THE RULE OF LAW, AND ILLEGAL DRUGS CONTROL.】(英文記事)
https://transformdrugs.org/japan-and-illegal-drugs-control/


David Brewster(本学 犯罪学研究センター 博士研究員)

David Brewster(本学 犯罪学研究センター 博士研究員)


近年、イギリスの薬物政策に関して厳しい態度でのぞむべきだという意見を持つ人の中には、違法薬物の使用者が世界的に見て少なく、厳格な薬物政策が展開されている日本を引き合いに出すことがあります。しかしながら、日本における違法薬物の使用を規制する仕組みと薬物使用者の減少については、複雑な社会的、文化的な背景があり、一概に他の文化圏にあてはめることができません。現在、Brewster博士研究員は、日本の社会的・文化的背景を踏まえながら、薬物依存から回復を試みる方々を対象にしたインタビュー調査などを行っています。
下記、Brewster博士研究員が担当した犯罪学セミナーでも、その研究の一端を紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

【関連記事>>】第4回 龍谷犯罪学セミナー(Ryukoku Criminology in English)レポート
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-2823.html

犯罪学研究センターの目指す犯罪学は、犯罪者を厳しく処罰するのではなく、犯罪者にやさしくすることで真実をみつめ、社会に復帰してもらおうとするものです。
今後もセンターの取組みを通し、犯罪予防と対人支援を基軸とする「龍谷・犯罪学」を構築し、日本国内だけでなく、広く世界に海外にアピールしていきます。