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2019.08.07

【こども教育学科授業紹介】~足下から始まるアクティブ・ラーニング・(観察実習プログラム(1年生)の紹介)~

保育者をめざす上で体得すべき大切なことがいろいろあります。その1つは「観察」です。観察といえば、アサガオの観察、セミの羽化の観察など…思い出すかもしれません。
こども教育学科では、教育実習や保育実習の準備が本格化するのを前に、6~7月にかけて観察実習プログラム(全6回)を行っています。観察することに意識を向けてみる学びですが、その内容は次のとおりです。
①観察入門(植物や昆虫の観察と人間の観察との違い、子どもの観察の特徴などを理解する)
②観察演習(3人でロールプレイ:話し手、聴き手、観察者となって、観察してみる)
③課題ワーク(自分が見聞きした子どもや親子の出来事を観察し、スマートフォンを用いて観察記録を作成する)
④クラス・ワーク(観察記録の共有、報告会プレゼンの方法や内容の検討。論点を示し、図書館やインターネットを活用した調査をふまえて考察、結論を導く)
⑤観察実習報告会(3回開催)
大切なことは、通学途中やアルバイト先での身近な出来事のなかから、子どもや親子の姿を注意深く観察して記録し、クラスで持ち寄ってディスカッション、その成果を報告するという一連の学びだということです。自分の足下から始まるアクティブ・ラーニング*です。
報告タイトルは次のとおりです。

~報告タイトル一例~
・イライラしないでおかあさん
・あなたにもできる!子育て支援
・見えてない保護者の姿~真実とは~
※その他、様々なテーマを取り扱っています。

入学からわずか3ヶ月…いずれのクラスも堂々とした報告でした。また、パワーポイントのデザイン、オリジナル動画作成など各クラスの個性あふれる内容で、フロアーの学生や教員との質疑応答は気づきや発見の多い豊かな時間でした。

*教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学修法の総称です。



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