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2019.12.27

若松英輔氏特別講演会「教皇フランシスコと『貧しい人』の叡知」を開催しました【国際文化学科】

12月23日、批評家・随筆家として著名な若松英輔氏(東京工業大学教授)による特別講演会「教皇フランシスコと『貧しい人』の叡知(えいち)」が深草学舎顕真館にて開催されました。
11月23日に来日されたローマ教皇フランシスコの3日間におよぶ訪日スケジュールに同行された若松氏が、教皇の様々なメッセージから学ぶべきこととは何かについてお話されました。
「命すれすれを生きている弱者こそ、命の美しさを持っている」「弱者になる勇気をもとう」「何のために生きるのか、ではなく、生きるとは何か、を考えることが大切」など、心が揺さぶられるような言葉が次々に発せられました。
本講演会は国際文化学科専攻科目「キリスト教の文化B(久松英二教授)」における講演会として実施しましたが、一般にも広く公開し、多くの方にお越しいただきました。全国から駆けつけた聴衆の皆様も深く感銘を受けておりました。


全国から多くの方が駆け付けました

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学生の感想(抜粋):

・生きる意味を感じないのと生きる意味がないのは違うという言葉が心に残った。また、できないという事にこそ価値があるという言葉は忘れないでいたい。

・講演の中で、印象に残った言葉は「私たちは共に弱くなることで共に強くなることができる」という言葉です。

・私たちにとって最も重要なことは助けられる存在でもあるべきであるということである。助けられる側でしか分からないことを分かろうとする事は助ける側になるより難しいことであるが故にその分価値を見出せるということに激しい共感を覚えた。

・若松さんが仰っていた通り、不自由なことの方が生きていく中で圧倒的に多い中で、それをもっと共有することで人間同士が助け合いながらお互いを思い合える社会ができていくのではないかと思った。

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関連リンク 
 ◆若松 英輔教授(東京工業大学教員紹介ページより)
 https://educ.titech.ac.jp/ila/news/2019_11/058126.html


 ◆久松 英二教授(龍谷大学 研究者データベースより)
 http://kiku.hs.ryukoku.ac.jp/Detail/ProfileDetail?rcode=1000002650
 

 ◆国際文化学科 紹介ページ
https://www.world.ryukoku.ac.jp/department/intercultural.html


 ◆広報誌「龍谷」86号(巻頭特集にて、若松氏と入澤学長の対談記事を収録)
 https://www.ryukoku.ac.jp/about/pr/publications/86/index.html


左から、入澤学長・若松氏、久松教授


講演がおこなわれた顕真館