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2021.12.13

龍谷大学学生気候会議が開催されました【LORC】

龍谷大学学生気候会議が12月5日(日)、12月11日(土)の2日間にわたって開催されました。
1日目の記事を読む

1日目を踏まえて、追加の情報共有として国際学部教授の斎藤文彦先生から「SDGs・気候危機・私たちの未来」を、気候ネットワークの豊田陽介氏から「気候変動問題と経済・産業・雇用の移行」について報告がありました。
斎藤文彦先生からは、環境破壊、経済的な繁栄と社会的な分断をそれぞれの問題と捉えず、同時に考えることの重要性を強調されました。
また、豊田陽介氏からは、経済を活発していく動きと、多大なエネルギーを排出する産業の従事者が、今後も仕事と収入を確保していくための対策「ジャスト・トランジョン」が重要視されつつあるとの報告がありました。
両名の講演の後、「今と未来のあいだにあるもの」というテーマでグループワークが行われました。
各グループから、環境意識の高くない人への巻き込み方や、公営住宅をエコ住宅へ改変していくこと、二酸化炭素やゴミ排出量をGDPの指標と同等の数値として扱うことなどが提案されました。
昼休憩を挟んで午後からは、「龍谷大学への提案」というテーマでグループワークが行われました。
龍大生の寮としてエコハウスを導入することや、瀬田キャンパスの龍谷の森の間伐整備時に出る木材の再利用、そして気候会議の定期的な開催も提案されました。
会の最後には、2日間にわたって話題提供いただいた豊田陽介氏、木原浩貴氏によって現在龍谷大学においてゼロカーボンは達成できそうか?という投げかけがされました。ほとんどの学生ははじめ手を挙げませんでしたが、千葉商科大学での自然エネルギー100%の取り組みと、深草キャンパスの消費電力と龍大ソーラーパークの紹介を経て、もう一度、ゼロカーボンが達成できそうか?と投げかけられると全員が手を上げていました。木原氏は、「できそう」という実感を持てばモチベーションは上がると言い、これを大学内にとどめず、京都市、日本、世界で考えてみてはどうか?とのコメントで締め括られました。

《2日目のプログラム》
9:30- 9:40 オープニング
9:40-10:00 宿題の発表
10:00-10:10 追加情報の共有1「SDGs・気候危機・私たちの未来」斎藤文彦先生
10:10-10:20 追加情報の共有2「気候変動問題と経済・産業・雇用の移行」豊田陽介先生
10:20-12:20 グループワーク①「今と未来の間にあるもの」
12:20-13:30 休憩
13:30-14:20 発表とコメント
14:30-14:50 テーマ別ワーク「10年後の自分をイメージする」
14:50-15:50 グループワーク②「龍谷大学への提案」
15:50-16:10 ギャラリーウォーキング
16:10-16:25 話題提供者による挨拶 木原浩貴先生、豊田陽介先生
16:25-          チェックアウト

龍谷大学学生気候会議のwebsite
https://lorcinfo.wixsite.com/website

共催:龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)、龍谷大学学生気候会議実行委員会
後援:京都市、龍谷大学チャレンジ for SDGs


グループワークの様子①


グループワークの様子②


話題提供する斎藤文彦先生


話題提供する豊田陽介氏


グループワークの様子③


グループワークの様子④


グループワークで情報提供する斎藤先生


発表を受けてコメントする政策学部・的場信敬教授


グループワークの様子⑤


発表の様子


消費電力量を共有する豊田氏(左)・木原氏(右)


修了証を掲げて記念撮影