テンプレート変数表

id: entry_list

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サブカラムで使用しているエントリーリストを表示します
見出しは、カテゴリーがあるときはカテゴリー名を、そうでないときはブログ名を表示します
<!-- GET_Template id="entry_list" module_id="" -->

id: headline_default

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

デフォルトのヘッドラインを表示します
indexがtopのときは右上に一覧ボタンを表示します
見出し内に挿入されるカスタムフィールドのアイコン対応に対応しています
<!-- GET_Template id="headline_default" module_id="" -->

id: summary_default

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

デフォルトのエントリーサマリーを表示します
indexがtopのときは右上に一覧ボタンを表示します
見出し内に挿入されるカスタムフィールドのアイコン対応に対応しています
module_id モジュールIDを指定します

製品情報

<!-- GET_Template id="summary_default" module_id="" -->

id: summary_imageMain

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サマリーを表示します
サマリー用のデフォルトテンプレートよりもメイン画像が大きく表示されます
module_id モジュールIDを指定します
message リード文を指定します

<!-- GET_Template id="summary_imageMain" module_id="" message="" -->

id: summary_custom

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

id: entry_list_pickup

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サブカラムで使用しているピックアップリストを表示します
見出し内に挿入されるカスタムフィールドのアイコン対応に対応しています
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="entry_list_pickup" module_id="" -->

id: body_default

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

エントリー本文を表示します
ユニット開始前にインクルードの条件に合うファイルがあった場合、カスタムフィールドの表示ができるようになっています
ページャー、日付の表示はモジュールIDを作成して調節します
module_id モジュールIDを指定します

4/16に開設したReTACTION Radioの第5回分が配信されました。是非、ご聴取ください。


テーマ 「マーケットこそが先生」。モノを作って売る、超実践的ゼミの裏側(経営学部藤岡教授)
出演者 藤岡章子教授/経営学部

https://open.spotify.com/episode/3nYggLEieUOL5PhrlmwStf

 

<トーク内容>

「マーケティング」と「サービスマーケティング」の違い/モノだけでなくサービスや空間など無形財を含めた「サービスマーケティング」/研究途上、何度もスウェーデンに足を運ぶ/スウェーデンは「マーケティング先進国」/アメリカのマーケティングに対して異を唱えた北欧/国内需要だけで売れるのがアメリカ企業/北欧諸国の企業は「どうやって海外で売るか」/米マーケティング研究の父・コトラー氏の論調変遷は北欧が影響/最近は農産物の生産流通に関する研究がメイン/農産物最初の研究は「みかん」/捨てられてしまう「みかんの皮」に注目

 

ReTACTION Radioとは

本学は、ビジネス系の音声コンテンツを数多く生み出すPodcast Studio Chronicle(代表 野村 高文氏 音声プロデューサー/編集者)とのコラボレーションで、Podcastでの新番組「ReTACTION Radio(リタクション・ラジオ) ~知とビジネスと仏教の交差点~」(以下、ReTACTION Radio)を、4月16日(火)から配信いたしました。

 

「ReTACTION Radio」は、本学教員へのインタビュー形式で様々な学問分野の知見を探りながら、それがどのように社会に実装されているか、日本を変えていくのかを語っていくPodcastです。
 

「仏教SDGs」を軸に、「利他」の哲学をもって、サステナブルな社会に貢献する研究・活動を紹介するウェブマガジン「ReTACTION」(URL:https://retaction-ryukoku.com/2021年6月開設)の音声コンテンツ版として位置づけています。
 

MCはビジネスウェブメディア「NewsPicks」元編集長で、ノンフィクションライターの泉秀一氏が務め、ビジネス視点、社会視点で、多様な研究や教育の現在地、ポテンシャルについて深堀りしていきます。

 

ReTACTION Radioは以下からご聴取いただけます。

●Spotify             https://open.spotify.com/show/4vAdKDTK8A18FAM8IKhHHO
●Apple Podcast   https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1740669630
●Amazon Music  https://music.amazon.co.jp/podcasts/e6e489cf-817b-457c-ac4b-e6bf2e29abd2


ReTACTION Radioは、毎週火曜日に新規コンテンツを配信予定です。


【ReTACTION Radio概要】
タイトル ReTACTIONRadio~知とビジネスと仏教の交差点~
放送開始 4月16日(火)※毎週火曜日に新規コンテンツを配信予定


<今後の放送予定>
第6回「テーマ:サービスマーケティング」藤岡章子教授(経営学部)
第7~9回「テーマ:環境DNA」山中裕樹教授(先端理工学部)


【本件のポイント】
・親鸞聖人の御生誕と龍谷大学の創立記念を祝う伝統行事
・親鸞聖人の教えを後世に伝える象徴として西本願寺に絶えず灯されてきた常燈明にちなみ、参加者全員が提灯をともしながら吹奏楽の音楽やバトンチアと共に華やかなパレードを実施
・コロナ禍により実行委員が激減し1名となったものの、有志の学生を集めて5年ぶりに復活

 

【本件の概要】
親鸞聖人の御生誕(5月21日)を創立記念日とする龍谷大学は、大学として認可された1922年(大正11年)から学生主催による「龍谷大学創立記念降誕会」を毎年開催し、今年で103回を迎えます。そのなかのイベントの一つである提灯行列は、1976年から40年以上続く伝統行事でありコロナ禍により2020年以降中止を余儀なくされましたが、このたび5年ぶりに復活することとなりました。
また、コロナ禍の影響により、実行委員が激減し、わずか1名の学生となったものの、伝統ある行事を何とか復活したいと十数名の有志の学生を集め、奮闘してきました。
全国大会金賞の実力を誇る吹奏楽部の音色と、華やかなバトンチアと共に、提灯の明かりが京都の夜の街を彩りながらパレードします。

 


2019年に実施した提灯行列の様子


2019年に実施した提灯行列の様子

◆龍谷大学 創立記念降誕会(ごうたんえ) 提灯行列 日程
日時:2024年5月15日(水)19:15~20:15(雨天中止)
場所:円山音楽堂~四条河原町~河原町御池

◆第103回龍谷大学創立記念降誕会協議会 学生代表
冨塚康幸さん(文学部4年生)のコメント
「この度、コロナ禍を乗り越え、5年ぶりに「提灯行列」を復活させることとなりました。提灯行列は創立記念降誕会の象徴的なイベントであり、開催できることに自分自身もドキドキしています。これまで103年の歴史を紡いできた創立記念降誕会に関わった全ての方々に感謝しながら、イベントの成功に努めます。また、今年の創立記念降誕会のテーマは「陽爛漫(ひかりらんまん)」です。沢山の提灯の明かりが皆さんの心の中も明るく照らし、忘れられない思い出になれば幸いです。」

問い合わせ先:龍谷大学 学生部(深草)加茂
Tel  075-645-7889   email: gakusei@ad.ryukoku.ac.jp  https://www.ryukoku.ac.jp/campus_career/extra_activity/  


【本件のポイント】
•    本特集号は、東洋医学の思想と実践を活用した国際関係論・紛争解決研究への体系的な研究成果である。また、龍谷大学の複数の研究者がSocial Science Citation Index (SSCI)学術誌の特集号の客員編集者および執筆者を務めている。
•    本特集号に掲載された論文は、大乗仏教の医療実践、道教の陰陽弁証法、気の流れの分析、五行思想など東洋医学の知見から得た概念で、東アジアにおける国際関係・紛争解決研究に貢献している。
•    本特集号の研究成果は、米国の安全保障に関する言説、朝鮮半島における平和、日韓関係、尖閣諸島問題、中国と香港や台湾との対立や衝突などを再考する上で重要な政策的意味を持つ。

→プレスリリース(2024.05.13配信)



【本件の背景および目的】
持続可能な開発のために平和的で包摂的な社会を促進することは、2015年以降のSDGsの目的の一つであるが、国際関係における対立構造は悪化の一途をたどっている。例えば、COVID-19のパンデミック発生に伴う医療資源をめぐる先進国と発展途上国の対立、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる権威主義と民主主義の対立などが挙げられる。同様の懸念すべき不和や対立は、東アジアにおいても多数確認されている。
本研究は、2018年に日本学術振興会 科研費・国際共同研究加速基金【国際共同研究強化(A)】(17KK0056)の助成を受け、陳慶昌教授(国際学部)を研究代表者として開始された。本研究の目的は、東アジアにおける長年の紛争を単に観察し封じ込めることではなく、再考し変革することである。伝統的に、このような紛争とそれに伴う暴力は、ウェストファリア条約(1648年)に基づく近代的な国際関係に伴う二項対立的なレンズを通して再生産されてきた。本研究は、オーストリア、日本、韓国、ニュージーランド、台湾、英国、米国を拠点とする研究者の協力を得て、「政治的癒し(Political Healing)」としての独創的かつ非二項対立的なアプローチを開発するものである。東アジアにおけるいくつかの紛争の根底にあるパターンを診断し、それを治療する方法を提案する。具体的には、アジア哲学、宗教学、政治学、ポストコロニアル研究など、さまざまな学問的観点から東洋医学の思想と実践をケーススタディとして取り上げる。多彩な学術的背景を持つ多国籍のプロジェクトメンバーは、現在進行中の紛争を共有された「政治的身体」の「病気」として理解し、「治療」できると提案している。

【本件の内容】
研究成果はThird World Quarterly誌(Taylor & Francis)の特集号(45巻6号)として出版され、陳慶昌(国際学部・教授)が客員編集長を務めている。清水耕介(国際学部長・教授)、野呂靖(心理学部・准教授)、山本アンドレイ(グローバルアフェアーズ研究センター嘱託研究員)とともに、龍谷大学の研究者4名が9本の論文のうち5本を執筆している。Third World Quarterlyは、開発学と国際関係論の分野で権威的な国際学術誌である(2022年Impact Factor 2.0)。2024年4月下旬の時点で、特集号が19,000以上のオンライン閲覧数を獲得していることは、本研究成果の質の高さと影響力の大きさを示している。以下、本学研究者による掲載論文のみを簡単に紹介する。
冒頭の陳慶昌、Astrid H.M. Nordin(英国キングス・カレッジ・ロンドン)、Peter Karl Mayer(台湾中国医薬大学)による巻頭論文は、「政治的癒し」とは何を意味するのか、なぜ東洋医学が政治的癒しのための実践的な「処方」を豊富に提供するのか、研究者はこの処方をどのように活用することができるのか、そして東アジアの国際関係はどのように癒すことができるのかを説明している。
清水と野呂による第1の論文は、大乗仏教を引き合いに出し、国際関係論研究において、自律的主体の存在や、彼らが「他者」とどのように関係するかといった、通常は時間的に直線的であるような、既成のメタ理論的前提を問い直すものである。彼らは主体/医者と客体/患者の垣根を曖昧にする大乗仏教の医療実践から学び、国際関係学者は、自らが向き合う国際問題と自己との間の相互構築を存在論的、空間的、時間的に検討しなければならないと主張する。
「五行」を組織化され、相互に関連する象徴の集合として考える五行理論に影響を受けた山本の第4の論文は、二項対立を前提とした一般的な紛争解決関連の文献における感情の役割に疑問を投げかけている。本論文は、感情を本質的に善か悪かではなく、むしろ過剰か不足かとして捉える方が有益であると主張する。従って、北朝鮮における感情の不均衡を癒すアプローチとして、カウンター・エモーションが提案されている。
Nina C. Krickel-Choi(オーストリア国際関係研究所)、陳慶昌、Alexander Bukh(アラブ首長国連邦ラブダン・アカデミー)による第6の論文は、これまで存在論的安全保障学の知見から排他的なウェストファリア的「国家身体」の一部としてみなされていた尖閣諸島に対して、なぜ紛争国にとって存在論的に重要なものとなりうるのか、そしてなぜ紛争が永続するのかといった一連の疑問を東洋医学の知見から捉え直す。生物医学における解剖学のように尖閣諸島を保護・管理すべき個の実体とみなせば、本問題には突破口がないと結論付けられるが、東洋医学の知見を用いれば本問題の存在論的な突破口を見出すことができる。言い換えれば、もし尖閣諸島が東洋医学的な意味での臓器の機能に類似していれば、それは他の身体部分との関係性の中に組み込まれる。さらに、それが生命を維持する機能を生み出しているのであれば、尖閣諸島をめぐる機能的協力を促進することは、「日本・中国・台湾の身体」の健康に資することになる。
陳柏宇(新潟県立大学)と陳慶昌による第7の論文は、仏教思想に着想を得た「間存在」(interbeing)の概念と東洋医学思想を応用することで、ウェストファリア近代性の二項対立的な言語を再生産することなく、中台関係の再考が可能であると論じている。アンバランスな「中台の体」は、「食料」(台湾海峡を越えた交流)の増加をより多くの「血」(「我々らしさ」または善意)に変えることに失敗しているが、一部の仏教団体の活動は「血作り」に資するものであり、ウェストファリア的な統一/独立の二分法を不安定化させる可能性は注目に値するという。

【Third World Quarterlyにおける本学研究者の掲載論文】

論文名:Political healing in East Asian international relations: what, why and how
著者:陳慶昌1、Astrid H.M. Nordin2、Peter Karl Mayer3
所属:1. 龍谷大学国際学部、2. Lau China Institute, King’s College London, UK、3. College of Chinese Medicine, China Medical University, Taiwan
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2024.2322087

論文名:Political healing and Mahāyāna Buddhist medicine: a critical engagement with contemporary international relations
著者:清水耕介1、野呂靖2
所属:1. 龍谷大学国際学部、2. 龍谷大学心理学部
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2021.1891878

論文名:Conflict as imbalance: political healing of and through emotions in Korea
著者:山本アンドレイ
所属:龍谷大学グローバルアフェアーズ研究センター
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2022.2090921

論文名:Embodying the state differently in a Westphalian world: an ontological exit for the Diaoyu/Senkaku Islands dispute
著者:Nina C. Krickel-Choi1、陳慶昌2、Alexander Bukh3
所属:1. Austrian Institute for International Affairs, Austria、2. 龍谷大学国際学部、3. Research and Development Division, Rabdan Academy, United Arab Emirates
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2022.2152789

論文名:Rethinking China–Taiwan relations as a yin–yang imbalance: political healing by Taiwanese Buddhist organisations
著者:陳柏宇1、陳慶昌2
所属:1. 新潟県立大学国際地域学部、2. 龍谷大学国際学部
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2021.1960158

【研究支援】
本研究は数多くの研究支援によって実施されました。
・科研費・国際共同研究強化(A)(17KK0056) 代表者:陳慶昌
・龍谷大学重点強化型研究推進事業(2023年度)グローバルアフェアーズ研究センター 代表者:陳慶昌
・龍谷大学国際社会文化研究所(2018年度) 代表者:清水耕介
・龍谷大学世界仏教文化研究センター応用部門
・アラブ首長国連邦ラブダン・アカデミー 代表者:Alexander Bukh
・台湾国家科学及技術委員会(108-2926-I-002-002-MY4)、中央研究院 代表者:林婉萍

【本件のイメージ】


出典:滑寿『十四経発揮』(Wikipedia Public Domain)

出典:滑寿『十四経発揮』(Wikipedia Public Domain)
東洋医学では、気や血の流れを理解するために経絡を想像する。本特集号では、「政治的身体」の「病気」として紛争を理解するために、創造的な想像力が必要であることが示している。これは、鍼治療の道筋やツボを可視化するように、概念を明確にするためのものである。


<研究に関する問い合わせ先>
龍谷大学国際学部教授・陳慶昌
chen@world.ryukoku.ac.jp

<担当部局>
龍谷大学 研究部 人間・科学・宗教総合研究センター
Tel  075-645-2154 soken@ad.ryukoku.ac.jp
https://ningensoken.ryukoku.ac.jp/


陳慶昌(国際学部・教授)が客員編集長を務め、龍谷大学の複数の研究者が執筆を担当

【本件のポイント】

  • 本特集号は、東洋医学の思想と実践を活用した国際関係論・紛争解決研究への体系的な研究成果
  • 独自の国際関係論の構築は、東アジアにおける対立や衝突などを再考する上で重要な政策的意味を持つ
  • 仏教に精通し、仏教SDGsを掲げる龍谷大学だからこそ探求できる研究

 

【本件の概要】
持続可能な開発のために平和的で包摂的な社会を促進することは、2015年以降のSDGsの目的の一つですが、国際関係における対立構造は悪化の一途をたどっています。例えば、COVID-19のパンデミック発生に伴う医療資源をめぐる先進国と発展途上国の対立、ロシアによる軍事侵攻をめぐる権威主義と民主主義の対立などが挙げられます。同様の懸念すべき不和や対立は、東アジアにおいても多数確認されています。 
今回発表した研究成果は、東洋医学と仏教の思想からヒントを得て、紛争を「政治的身体」の「病気」として理解し、国際紛争の解決策に新たな視点を吹き込むものです。本特集号は、研究を主動した陳慶昌(国際学部・教授)が客員編集長を担当し、国際学術誌 Third World Quarterly※1(Taylor & Francis)の特集号(45巻6号)として出版されました。また、清水耕介(国際学部長・教授)、野呂靖(心理学部・准教授)、山本アンドレイ(グローバルアフェアーズ研究センター嘱託研究員)とともに、龍谷大学の研究者4名が9本の論文のうち5本の執筆を担当しました。
※1 注)Third World Quarterlyは、開発学と国際関係論の分野で権威的な国際学術誌である。2024年4月下旬の時点で、本特集号は19,000以上のオンライン閲覧数を獲得している。

【研究成果の要約】
今までの国際紛争やそれに伴う暴力は、ウェストファリア条約(1648年)に基づく近代的な国際関係に伴う二項対立的なレンズを通して解決策を考察してきたため、幾度となく紛争が繰り返される結果となってきた。本研究では、東洋医学的な発想と仏教を機軸とし、オーストリア、日本、韓国、ニュージーランド、台湾、英国、米国を拠点とする研究者の協力を得て、目に見える紛争(患部)を解決(治療)するだけでなく、対立が起こる全体的なシステム(体全体および精神面)に目を向ける。その上で、紛争が起こりにくい状態(体質改善)を視野に「政治的癒し(Political Healing)」の視点をもち、独創的かつ非二項対立的なアプローチを開発するものである。そして、紛争を「政治的身体」の「病気」として理解し、「治療」できるものと捉え、これらの新たな視点による研究成果をまとめた特集号を刊行した。
この特集号は、東アジアにおけるいくつかの紛争の根底にあるパターンを診断し、具体的にはアジア哲学、宗教学、政治学、ポストコロニアル研究など、さまざまな学問的観点から、東洋医学の思想と実践をケーススタディとして取り上げることによって紛争を解決(治療)する方法を提案する。
生物医学的な二項対立的発想ではなく、より実践的な「処方」を提示する東洋医学を研究者はどのように国際関係に活用することができるのか。本研究では、大乗仏教等の思想を取り入れ、国際関係論研究における自律的主体の存在を軸に、主体以外の存在とどのように関係するかという問題提起をしている。
例えばNina C. Krickel-Choi氏(オーストリア国際関係研究所)と陳慶昌教授、Alexander Bukh氏(UAE ラブダン・アカデミー研究開発部)の共著論文では、尖閣諸島の問題をテーマに、なぜ「尖閣諸島」が紛争国にとって存在論的に重要なものとなりうるのか、なぜ紛争が永続するのかといった一連の疑問を東洋医学の知見から捉え直す。尖閣諸島を「国家身体」の一部の臓器の機能と捉えるなら、それは身体全体と関係しているものと考えられ、さらに、それが生命を維持する機能を生み出しているのであれば、尖閣諸島をめぐる機能的協力を促進することは、「日本・中国・台湾の身体」の健康に資することになる。ここに仏教思想に着想を得た「間存在」(interbeing)の概念と東洋医学思想を応用することで、今までの国際紛争で、繰り返される紛争の永続の問題についても論じている。
長く仏教学を研究してきた拠点であり、仏教SDGsをかかげている龍谷大学が研究拠点となり、国内外の国際関係を専門とする研究者によって発刊された本特集号は、確実に今後の国際紛争の解決策を根本的に覆す一端となることであろう。


1.    Third World Quarterlyにおける発表論文
論文名:Political healing in East Asian international relations: what, why and how
著者:陳慶昌(龍谷大学国際学部)
Astrid H.M. Nordin(Lau China Institute, King’s College London, UK )
Peter Karl Mayer(College of Chinese Medicine, China Medical University, Taiwan)
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2024.2322087

論文名:Political healing and Mahāyāna Buddhist medicine: a critical engagement with contemporary international relations
著者:清水耕介(龍谷大学国際学部)、野呂靖(龍谷大学心理学部)
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2021.1891878

論文名:Conflict as imbalance: political healing of and through emotions in Korea
著者:山本アンドレイ(龍谷大学グローバルアフェアーズ研究センター)
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2022.2090921

論文名:Embodying the state differently in a Westphalian world: an ontological exit for the Diaoyu/Senkaku Islands dispute
著者:Nina C. Krickel-Choi(Austrian Institute for International Affairs, Austria)
陳慶昌(龍谷大学国際学部)
Alexander Bukh(Research and Development Division, Rabdan Academy, United Arab Emirates)
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2022.2152789

論文名:Rethinking China–Taiwan relations as a yin–yang imbalance: political healing by Taiwanese Buddhist organisations
著者:陳柏宇(新潟県立大学国際地域学部)、陳慶昌(龍谷大学国際学部)
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2021.1960158


2.    研究支援(学外助成)
・科研費・国際共同研究強化(A)(17KK0056) 代表者:陳慶昌
・アラブ首長国連邦ラブダン・アカデミー 代表者:Alexander Bukh
・台湾国家科学及技術委員会(108-2926-I-002-002-MY4)、中央研究院 代表者:林婉萍



3.    研究代表者プロフィール


陳慶昌 Ching-Chang CHEN
(本学国際学部・教授、グローバルアフェアーズ研究センター長、世界仏教文化研究センター兼任研究員)
1976年台湾生まれ。1998年国立台湾大学法学部政治学科卒。中華民国陸軍少尉を経て2003年台湾国立政治大学大学院外交学研究科修士課程を修了し渡英。英国ウェールズ大学アベリストウィス校(現アベリストウィス大学)大学院国際政治研究科にて2004年に修士課程、2008年に博士課程を修了し、国際政治博士号を取得。
2009年9月より立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部に奉職。2015年4月より龍谷大学准教授、2022年4月より現職。
インタビュー記事(本学Academic Doors):

https://academic-doors-ryukoku.jp/interview/03
 


問い合わせ先:龍谷大学 研究部 人間・科学・宗教総合研究センター
Tel 075-645-2154  soken@ad.ryukoku.ac.jp   https://ningensoken.ryukoku.ac.jp/ 


<!-- GET_Template id="body_default" module_id="" -->

id: category_list

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サブカラムで使用しているカテゴリーリストを表示します
<!-- GET_Template id="category_list" module_id="" -->

id: category_entry_summary

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

カテゴリーエントリーサマリーを表示しています
module_id モジュールIDを指定します
  • ウクライナの学生受入れ(第二段階) 「日本・ウクライナ大学パスウェイズ」の枠組みを通じての受入を決定【グローバル教育推進センター】

    龍谷大学は、ロシアによるウクライナ侵攻にて被害を受けたウクライナの学生を早急かつ積極的に受入れ、京都市をはじめとする学外関係団体と連携しながらオール龍谷で支援することを表明しています。 &nbsp; その第一段階として、5月には学生交換協定を締結しているキーウ大学の学生を受け入れました。また、学生スタッフが中心となりウクライナ支援のための募金活動に取り組むなど、仏教SDGsの実践を重ねてまいりました。 &nbsp; 今般、第二段階として、一般社団法人パスウェイズ・ジャパン(PJ)及び日本国際基督教大学財団(...

  • 合同スポーツ大会(JEP2クラスと留学生別科3クラス)を開催【R-Globe】

    合同スポーツ大会(JEP2クラスと留学生別科3クラス)を開催【R-Globe】 2025年1月20日(月)の最終授業で、合同スポーツ大会を開催しました。 受入交換留学生向けのプログラムであるJEP Kyotoの留学生と、留学生別科に所属する留学生は、お互いに関わる機会がありませんでしたが、今回の合同授業は、双方の留学生が交流する大変貴重な機会になりました。 スポーツ大会は、留学生の選手宣誓で幕が開け、15名の留学生がともに卓球・連想ゲーム・フルーツバスケット・ジェスチャーゲームで競い合い、盛りあがりました。最後には、担当教...

  • 1月26日(木)の定期試験は通常どおり実施します。

    1月26日(木)の定期試験は通常どおり実施します。 時間に余裕を持って通学してください。

  • 次期学長に 入澤 崇 文学部教授を選出【再任】 <任期>2021 年4月から2年間

    入澤 崇・第19代学長の任期満了(2021年3月31日)にともなう選挙会を12月2日(水)におこなった結果、入澤 崇・文学部教授を再任しましたので、お知らせいたします。なお、入澤 崇・文学部教授の略歴等は次のとおりです。 【龍谷大学学長】 任 期: 2021年4月1日~2023年3月31日 氏 名: 入澤 崇 (いりさわ たかし)教授(文学部仏教学科) 生 年 月 日: 1955年10月5日 (65歳) 出 身 地: 広島県 【専門分野】 仏教文化学 【最終学歴】 1982年3月 龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了 1986年3月 龍谷大学大学院文学研究科博士後...

  • 楠淳證教授退職記念最終特別講義の開催【文学部】【文学研究科】

    この度、龍谷大学文学部仏教学科教授 楠淳證先生におかれましては、長きに渡り本学の教育、研究および公務にご尽力されましたが、令和7年 3 月末をもちまして、定年退職されることになりました。 つきましては、下記のとおりにて、楠淳證教授の最終特別講義を開催いたします。 楠淳證教授 最終特別講義 解脱房貞慶による法然浄土教批判の思想的背景 「─なぜに貞慶は『興福寺奏達状』『興福寺奏状』を著して法然浄土教を批判したのか─」 日時 : 令和7年 1 月 16日(木) 15:15~16:45(開場:14:45) 会場 : 龍谷...

  • 大学サテライトオフィス会2021年度第1回「うめだカレッジ」開催が決定

    2021年度第1回「うめだカレッジ」を上智大学提供で開催します。 「うめだカレッジ」は、大阪市に教育・研究活動拠点を持つ大学の集合体「大学サテライトオフィス会”OSAKA”」(大阪オフィスが参画)と大阪市立総合生涯学習センターが共催となり、加盟するうちの複数大学によるリレー講座です。 各大学の持つ知的資源を大阪という地域社会に提供し、それぞれの大学の持つ特長・特性を活かした学びの場を地域住民の方へ提供することを目的としています。 2021年度第1回は、上智大学から講座提供があり、ライブ配信によるオンライン講座で...

  • 【女子バレーボール部】西日本バレーボール大学女子選手権大会

    <中国大学バレーボール連盟HP> https://chugoku.hiroshima-u.ac.jp/index.html <女子バレーボール部SNS> Twitter https://twitter.com/ryuniv_

  • 矯正宗教学ユニット公開研究会【犯罪学研究センター】

    龍谷大学 犯罪学研究センター・矯正宗教学ユニットは、2024年1月25日(木)15:15-17:15にオンライン公開研究会を開催します。 宗教教誨のありようについて、研究者間の情報共有はもとより、内外の研究員や学生など様々な方に知っていただく機会として、公開スタイルで開催します。 研究会は「事前申し込み制」でオンライン開催します。ぜひふるってご参加ください。 【&gt;&gt;お申込みフォーム】 ※お申し込み期限:1月25日(木)正午まで 矯正宗教学ユニット公開研究会 日 時:2024年1月25日(木)15:15-17:15 場 所:オンラ...

  • ライティングサポートセンター 第2学期(後期)開室【10月3日~1月20日】

    10月3日(月)から1月20日(金)の期間、2022年度 第2学期(後期)ライティングサポートセンターを開室いたします。 レポートや卒業論文、ゼミ発表など、書くことにかかわって、困っていませんか。 少しでも不安はありませんか。あるいは、もっとよいものにしたいと思ってませんか。 1)ライティングサポートセンターの概要 レポートや卒業論⽂など書くことにかかわる相談に応じるところです。センターでは、⼤学院⽣のチューターがいっしょに考え、学⽣のみなさんが⾃らの答えにたどり着けるようサポートします。レポートや論⽂、レ...

  • 公開講演会:いのちと平和を考えるシリーズ

    1941年12月8日(日本時間)、日本の軍隊がマレー半島に上陸し、時を同じくしてハワイ・オアフ島のパールハーバーを奇襲攻撃したこの日が、太平洋戦争に突入した日とされています。 当時、ハワイをはじめとするアメリカ合衆国には多くの日本人やアメリカ国民である日系移民が暮らしていましたが、日本が敵国となったことから強制的に収容され、財産や社会的地位を奪われるなど、日米のはざまで翻弄され続けた歴史があります。 今年、太平洋戦争開戦から80年となることを機に、あらためて当時の様子を知り学ぶことを主旨として公開講演会...

  • テスト

    テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    ■履修<履修登録手続編>重要 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認 「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ 「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修編 「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科目編 「教養科目で残りの科目を決めよう」 4分半 5.予備・事前登録 「科目を決めたら登録しよう 予備・事前登録」 2分半 6.本登録 「本登録しよう...

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    国際学部 履修<履修登録手続編> ■履修<履修登録手続編>重要 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修科目編「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科...

<!-- GET_Template id="category_entry_summary" module_id="" -->

id: tagfilter

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

タグフィルターを表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="tagfilter" module_id="" -->

id: news_list

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

ニュース一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_list
" module_id="" -->

id: news_list_see_more

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

ニュース一覧(20件ごと)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_list_see_more
" module_id="" -->

id: news_latest_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

ニュース一覧(最新4件)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_latest_list
" module_id="" -->

id: news_detail

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

ニュース詳細を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_detail
" module_id="" -->

id: event_list

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

イベント一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_list
" module_id="" -->

id: event_list_see_more

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

イベント一覧(20件ごと)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_list_see_more
" module_id="" -->

id: event_latest_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

イベント一覧(最新8件)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_latest_list
" module_id="" -->

id: event_detail

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

イベント詳細を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_detail
" module_id="" -->

id: news_chart

作成者KDL沖

作成日2017/05/08

コメント

多言語用ニュース一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_chart
" module_id="" -->

id: event_chart

作成者KDL沖

作成日2017/05/08

コメント

多言語用イベント一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_chart
" module_id="" -->

id: attention_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/15

コメント

重要なお知らせ一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="attention_list
" module_id="" -->

id: news_items

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

エントリー本文を表示します
ユニット開始前にインクルードの条件に合うファイルがあった場合、カスタムフィールドの表示ができるようになっています
ページャー、日付の表示はモジュールIDを作成して調節します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_items
" module_id="" -->

id: tag_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

コメント

タグ一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
  • キーワードで絞る
<!-- GET_Template id="tag_list" module_id="" -->