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知的障がいのある人達への学習支援・交流支援を通して、支え合い、分かち合って生きる「共生の実践力」を身につけることを目標とした、「オープンカレッジふれあい大学課程(ふれあい大学)」が開講しました。
今年度は新規生(1年目)7人、シニア生(2年目から4年目)15人の22人を迎えて、4月30日の3講時に開講式を行いました。ふれあい生と短大生がお互いに少し緊張しながら自己紹介をしたあと、短大生が企画した連想ゲームで交流を深めました。
4講時では、音楽療法・演劇療法の授業も始動して、笑顔が絶えない時間を過ごしました。今年度の授業も元気に楽しく進めていきます。


「ふれあい大学開講式の様子」


「ふれあい大学開講式の様子」


「音楽療法の授業の様子」


「演劇療法の授業の様子」


法学部企画広報学生スタッフLeD’sインタビュー/畠山先生「團藤文庫・プロジェクトとの関係について」前編【法学部】はこちら

質問5 大阪空港公害訴訟と團藤文庫、龍谷大学法学部との関わりについて教えてください。

畠山
去年(2023年)4月にNHKの番組(「ETV特集 誰のための司法か―團藤重光 最高裁・事件ノート」)が全国に放映されましたが、この番組では、團藤文庫所蔵の資料が一次資料として用いられました。具体的には、この訴訟を担当していた團藤判事たちが判決を下す直前に「大法廷回付」というのがなされ、結果として、團藤判事たちが用意していたような判決にはならなかったのですが、その重大な契機として、村上元長官による「介入」と團藤先生が書かれているようなことがあった、このことが團藤ノートから明らかになったのです。このことは、社会の中でも大変な注目を集めまして、取材も殺到しましたし、記者会見も行いました。
当時、同様の公害訴訟が様々行われていまして、その中で、やはり最高裁判決が持つ意義というのは非常に大きくて、当初團藤判事たちが出そうとしていた内容の判決が出れば、その後の公害訴訟ってのは、まったく違うものになっていただろうと想定されます。なので、その後の公害訴訟の流れを決定づけることになったという意味で、この一事の重大性はきわめて大きかった、と言えるわけです。
訴訟って言うと当然法学部の問題になるけども、この訴訟に関しては、公害に関する題目として中学や高校の社会科の授業でも扱われていると思うので、これは社会問題として一般に重要な案件だと思うんですよ。法学部の専門的なことっていうより、もっと広い意味で日本社会全体に対するインパクトとして、判決として、住民の訴えを認めるということにはならないっていうことが持つ意味、結局、国の責任は認めないという、弱者の救済という観点からというのかな、ここはすごく大事なところだと思うんです。
講演会(https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-13008.html)の時の質問で、印象的というか驚いたのは、大阪の人に聞いても知らないっていうか、いや飛行機そんなうるさくないですけどみたいなこと。だから、法学部生にとってというよりも、一般的にもはや昔の話になっちゃってて、だからそんなに取り上げなくなっちゃうかもしれないし、知らない人もいるのかもしれない。でも、昔はそうじゃなくて、例えば飛行機はもっとずっとうるさかったとかで、地元の人たちはもう大変な思いをしていたとかいうことがあったっていうことは、法学部生としては、過去のことだとしても、自分事というか、重大な法的問題として取り上げる必要があるし、ぜひ、その歴史や歴史的意義とかに関しても改めて勉強してくれると嬉しいなという風に思います。

質問6 團藤重光氏は死刑廃止論や少年法改正を唱えていましたが、どのような経緯やどのような考えの元で唱えていましたか。

畠山
これは刑事法という狭い話にはなりません。團藤先生は、決して、刑事法学の専門のみならず、広い視野で「ヒューマニズム」に基づいていろんなことに立ち向かっています。まさに大阪空港訴訟もそうですね。弱い立場の人たちをどのように助けるのか、立法ではなく司法が助けなければならない。大阪空港訴訟ではその立場から判決を出そうとしていました。
現在、一般には、團藤氏は「死刑廃止論」というイメージは強いと思いますが、必ずしも最初からそうではなかったのではと思われます。少なくとも彼がその立場として明確に確立されたのは、最高裁判事になった以降ではないでしょうか。晩年に向けて、その立場は強くなっていきましたが、その根底にはヒューマニズムから始まったものや、團藤氏の生活の中でいろいろ変化があったのでは、と思います。有名なエピソードに、法廷で傍聴席から、『人殺し』って声をかけられた、ということが團藤氏にとってどこか引っかかるものがあった、というものがあります。とは言え、さらに資料などから研究を進めていき、分析していかなえればばらないことだと思います。

質問7 昨年度(2023年度)の法学部の「基礎演習」では團藤氏に関わる講演会がありましたが、今後も團藤氏に関係するカリキュラムを入れる予定はありますか、また、もし入れるならばどのようにカリキュラムに取り入れますか。

畠山
なるべく、多くの学生にしっかりと影響を与える、または有益になる形にできないかと、ということを検討した結果、基礎演習で取り上げようという話になりました。今年度も基礎演習の講演会として行いますが、前回いただいたご意見を参考に、内容自体は変更を加え、学生にとって学問的に意義が残るものにしたい、という考えがあります。さしあたり、「基礎演習」で取り上げていただき、その先に、専門的に関わる講義やゼミで取り上げていただきたいという考えです。
また、龍谷大学には「人権問題研究プロジェクト」というのがあり、過去に授業改善との兼ね合いで行いました(https://rcrc.ryukoku.ac.jp/dandoubunko/reduction.html)。このプロジェクトは、帯広畜産大学や舞鶴高専などの法学を専門としないところでも行ってきました。今後も、他大学や高校などとも法教育の場として連携してできたらと、と考えています。

質問8 講演会などを通して、学生にはどのようなことを感じてほしいと思いましたか、またどのようなことを伝えたかったですか。

畠山
まずなにより、團藤氏の資料があることを知ってもらいたかった、ということです。團藤氏の資料は龍谷大学法学部が所蔵するものではありませんが、法学部生が研究や生活の中で関わっていく分野の資料があることを知ってもらいたいです。團藤重光氏は、法学界では「偉人」と言って差し支えない人であり、その人の貴重な資料が龍谷大学にあることを、法学部生に知ってもらうことがまずは大事だろう、ということです。法学を学ぶ上で、直接的、間接的にも、彼に関する法や事件というものは必ず関わってきます。法学部生として学ぶべきところ、あるいはすでに学ばなければいけないことも多くあります。そんな中で、團藤文庫を通して、そこに直接関わり、体感していただくことが、龍谷大学法学部で学ぶことの喜びや誇りになってもらえればなあと思います。そして、いろいろな資料を通じて勉強することで、主体的に、積極的に勉強をしてくれるようになってほしいです。

質問9 今後のプロジェクトについて

畠山
遺贈されたものを、広く活用してほしいという團藤先生のご遺志のもと、資料を公開できるようにプロジェクトが進んでいます。研究を進めながら、決して自分たちだけが利用することをしないように気を付けています。他方で、広く公開するにあたり、遺贈されたものを整理しなければなりません。ただ、その数があまりにも多くて、整理作業が非常に大変です。すべてを整理してから公開するとなると、時間がとてもかかるので、整理作業と並行しながら、公開を進めていく、という予定です。また、大規模なものでなくとも、例えばテーマを決めて、今回の團藤展のようなものを定期的に開催できればなあと思います。






4/16に開設したReTACTION Radioの第5回分が配信されました。是非、ご聴取ください。


テーマ 「マーケットこそが先生」。モノを作って売る、超実践的ゼミの裏側(経営学部藤岡教授)
出演者 藤岡章子教授/経営学部

https://open.spotify.com/episode/3nYggLEieUOL5PhrlmwStf

 

<トーク内容>

「マーケティング」と「サービスマーケティング」の違い/モノだけでなくサービスや空間など無形財を含めた「サービスマーケティング」/研究途上、何度もスウェーデンに足を運ぶ/スウェーデンは「マーケティング先進国」/アメリカのマーケティングに対して異を唱えた北欧/国内需要だけで売れるのがアメリカ企業/北欧諸国の企業は「どうやって海外で売るか」/米マーケティング研究の父・コトラー氏の論調変遷は北欧が影響/最近は農産物の生産流通に関する研究がメイン/農産物最初の研究は「みかん」/捨てられてしまう「みかんの皮」に注目

 

ReTACTION Radioとは

本学は、ビジネス系の音声コンテンツを数多く生み出すPodcast Studio Chronicle(代表 野村 高文氏 音声プロデューサー/編集者)とのコラボレーションで、Podcastでの新番組「ReTACTION Radio(リタクション・ラジオ) ~知とビジネスと仏教の交差点~」(以下、ReTACTION Radio)を、4月16日(火)から配信いたしました。

 

「ReTACTION Radio」は、本学教員へのインタビュー形式で様々な学問分野の知見を探りながら、それがどのように社会に実装されているか、日本を変えていくのかを語っていくPodcastです。
 

「仏教SDGs」を軸に、「利他」の哲学をもって、サステナブルな社会に貢献する研究・活動を紹介するウェブマガジン「ReTACTION」(URL:https://retaction-ryukoku.com/2021年6月開設)の音声コンテンツ版として位置づけています。
 

MCはビジネスウェブメディア「NewsPicks」元編集長で、ノンフィクションライターの泉秀一氏が務め、ビジネス視点、社会視点で、多様な研究や教育の現在地、ポテンシャルについて深堀りしていきます。

 

ReTACTION Radioは以下からご聴取いただけます。

●Spotify             https://open.spotify.com/show/4vAdKDTK8A18FAM8IKhHHO
●Apple Podcast   https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1740669630
●Amazon Music  https://music.amazon.co.jp/podcasts/e6e489cf-817b-457c-ac4b-e6bf2e29abd2


ReTACTION Radioは、毎週火曜日に新規コンテンツを配信予定です。


【ReTACTION Radio概要】
タイトル ReTACTIONRadio~知とビジネスと仏教の交差点~
放送開始 4月16日(火)※毎週火曜日に新規コンテンツを配信予定


<今後の放送予定>
第6回「テーマ:サービスマーケティング」藤岡章子教授(経営学部)
第7~9回「テーマ:環境DNA」山中裕樹教授(先端理工学部)


【本件のポイント】
・親鸞聖人の御生誕と龍谷大学の創立記念を祝う伝統行事
・親鸞聖人の教えを後世に伝える象徴として西本願寺に絶えず灯されてきた常燈明にちなみ、参加者全員が提灯をともしながら吹奏楽の音楽やバトンチアと共に華やかなパレードを実施
・コロナ禍により実行委員が激減し1名となったものの、有志の学生を集めて5年ぶりに復活

 

【本件の概要】
親鸞聖人の御生誕(5月21日)を創立記念日とする龍谷大学は、大学として認可された1922年(大正11年)から学生主催による「龍谷大学創立記念降誕会」を毎年開催し、今年で103回を迎えます。そのなかのイベントの一つである提灯行列は、1976年から40年以上続く伝統行事でありコロナ禍により2020年以降中止を余儀なくされましたが、このたび5年ぶりに復活することとなりました。
また、コロナ禍の影響により、実行委員が激減し、わずか1名の学生となったものの、伝統ある行事を何とか復活したいと十数名の有志の学生を集め、奮闘してきました。
全国大会金賞の実力を誇る吹奏楽部の音色と、華やかなバトンチアと共に、提灯の明かりが京都の夜の街を彩りながらパレードします。

 


2019年に実施した提灯行列の様子


2019年に実施した提灯行列の様子

◆龍谷大学 創立記念降誕会(ごうたんえ) 提灯行列 日程
日時:2024年5月15日(水)19:15~20:15(雨天中止)
場所:円山音楽堂~四条河原町~河原町御池

◆第103回龍谷大学創立記念降誕会協議会 学生代表
冨塚康幸さん(文学部4年生)のコメント
「この度、コロナ禍を乗り越え、5年ぶりに「提灯行列」を復活させることとなりました。提灯行列は創立記念降誕会の象徴的なイベントであり、開催できることに自分自身もドキドキしています。これまで103年の歴史を紡いできた創立記念降誕会に関わった全ての方々に感謝しながら、イベントの成功に努めます。また、今年の創立記念降誕会のテーマは「陽爛漫(ひかりらんまん)」です。沢山の提灯の明かりが皆さんの心の中も明るく照らし、忘れられない思い出になれば幸いです。」

問い合わせ先:龍谷大学 学生部(深草)加茂
Tel  075-645-7889   email: gakusei@ad.ryukoku.ac.jp  https://www.ryukoku.ac.jp/campus_career/extra_activity/  


【本件のポイント】
•    本特集号は、東洋医学の思想と実践を活用した国際関係論・紛争解決研究への体系的な研究成果である。また、龍谷大学の複数の研究者がSocial Science Citation Index (SSCI)学術誌の特集号の客員編集者および執筆者を務めている。
•    本特集号に掲載された論文は、大乗仏教の医療実践、道教の陰陽弁証法、気の流れの分析、五行思想など東洋医学の知見から得た概念で、東アジアにおける国際関係・紛争解決研究に貢献している。
•    本特集号の研究成果は、米国の安全保障に関する言説、朝鮮半島における平和、日韓関係、尖閣諸島問題、中国と香港や台湾との対立や衝突などを再考する上で重要な政策的意味を持つ。

→プレスリリース(2024.05.13配信)



【本件の背景および目的】
持続可能な開発のために平和的で包摂的な社会を促進することは、2015年以降のSDGsの目的の一つであるが、国際関係における対立構造は悪化の一途をたどっている。例えば、COVID-19のパンデミック発生に伴う医療資源をめぐる先進国と発展途上国の対立、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる権威主義と民主主義の対立などが挙げられる。同様の懸念すべき不和や対立は、東アジアにおいても多数確認されている。
本研究は、2018年に日本学術振興会 科研費・国際共同研究加速基金【国際共同研究強化(A)】(17KK0056)の助成を受け、陳慶昌教授(国際学部)を研究代表者として開始された。本研究の目的は、東アジアにおける長年の紛争を単に観察し封じ込めることではなく、再考し変革することである。伝統的に、このような紛争とそれに伴う暴力は、ウェストファリア条約(1648年)に基づく近代的な国際関係に伴う二項対立的なレンズを通して再生産されてきた。本研究は、オーストリア、日本、韓国、ニュージーランド、台湾、英国、米国を拠点とする研究者の協力を得て、「政治的癒し(Political Healing)」としての独創的かつ非二項対立的なアプローチを開発するものである。東アジアにおけるいくつかの紛争の根底にあるパターンを診断し、それを治療する方法を提案する。具体的には、アジア哲学、宗教学、政治学、ポストコロニアル研究など、さまざまな学問的観点から東洋医学の思想と実践をケーススタディとして取り上げる。多彩な学術的背景を持つ多国籍のプロジェクトメンバーは、現在進行中の紛争を共有された「政治的身体」の「病気」として理解し、「治療」できると提案している。

【本件の内容】
研究成果はThird World Quarterly誌(Taylor & Francis)の特集号(45巻6号)として出版され、陳慶昌(国際学部・教授)が客員編集長を務めている。清水耕介(国際学部長・教授)、野呂靖(心理学部・准教授)、山本アンドレイ(グローバルアフェアーズ研究センター嘱託研究員)とともに、龍谷大学の研究者4名が9本の論文のうち5本を執筆している。Third World Quarterlyは、開発学と国際関係論の分野で権威的な国際学術誌である(2022年Impact Factor 2.0)。2024年4月下旬の時点で、特集号が19,000以上のオンライン閲覧数を獲得していることは、本研究成果の質の高さと影響力の大きさを示している。以下、本学研究者による掲載論文のみを簡単に紹介する。
冒頭の陳慶昌、Astrid H.M. Nordin(英国キングス・カレッジ・ロンドン)、Peter Karl Mayer(台湾中国医薬大学)による巻頭論文は、「政治的癒し」とは何を意味するのか、なぜ東洋医学が政治的癒しのための実践的な「処方」を豊富に提供するのか、研究者はこの処方をどのように活用することができるのか、そして東アジアの国際関係はどのように癒すことができるのかを説明している。
清水と野呂による第1の論文は、大乗仏教を引き合いに出し、国際関係論研究において、自律的主体の存在や、彼らが「他者」とどのように関係するかといった、通常は時間的に直線的であるような、既成のメタ理論的前提を問い直すものである。彼らは主体/医者と客体/患者の垣根を曖昧にする大乗仏教の医療実践から学び、国際関係学者は、自らが向き合う国際問題と自己との間の相互構築を存在論的、空間的、時間的に検討しなければならないと主張する。
「五行」を組織化され、相互に関連する象徴の集合として考える五行理論に影響を受けた山本の第4の論文は、二項対立を前提とした一般的な紛争解決関連の文献における感情の役割に疑問を投げかけている。本論文は、感情を本質的に善か悪かではなく、むしろ過剰か不足かとして捉える方が有益であると主張する。従って、北朝鮮における感情の不均衡を癒すアプローチとして、カウンター・エモーションが提案されている。
Nina C. Krickel-Choi(オーストリア国際関係研究所)、陳慶昌、Alexander Bukh(アラブ首長国連邦ラブダン・アカデミー)による第6の論文は、これまで存在論的安全保障学の知見から排他的なウェストファリア的「国家身体」の一部としてみなされていた尖閣諸島に対して、なぜ紛争国にとって存在論的に重要なものとなりうるのか、そしてなぜ紛争が永続するのかといった一連の疑問を東洋医学の知見から捉え直す。生物医学における解剖学のように尖閣諸島を保護・管理すべき個の実体とみなせば、本問題には突破口がないと結論付けられるが、東洋医学の知見を用いれば本問題の存在論的な突破口を見出すことができる。言い換えれば、もし尖閣諸島が東洋医学的な意味での臓器の機能に類似していれば、それは他の身体部分との関係性の中に組み込まれる。さらに、それが生命を維持する機能を生み出しているのであれば、尖閣諸島をめぐる機能的協力を促進することは、「日本・中国・台湾の身体」の健康に資することになる。
陳柏宇(新潟県立大学)と陳慶昌による第7の論文は、仏教思想に着想を得た「間存在」(interbeing)の概念と東洋医学思想を応用することで、ウェストファリア近代性の二項対立的な言語を再生産することなく、中台関係の再考が可能であると論じている。アンバランスな「中台の体」は、「食料」(台湾海峡を越えた交流)の増加をより多くの「血」(「我々らしさ」または善意)に変えることに失敗しているが、一部の仏教団体の活動は「血作り」に資するものであり、ウェストファリア的な統一/独立の二分法を不安定化させる可能性は注目に値するという。

【Third World Quarterlyにおける本学研究者の掲載論文】

論文名:Political healing in East Asian international relations: what, why and how
著者:陳慶昌1、Astrid H.M. Nordin2、Peter Karl Mayer3
所属:1. 龍谷大学国際学部、2. Lau China Institute, King’s College London, UK、3. College of Chinese Medicine, China Medical University, Taiwan
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2024.2322087

論文名:Political healing and Mahāyāna Buddhist medicine: a critical engagement with contemporary international relations
著者:清水耕介1、野呂靖2
所属:1. 龍谷大学国際学部、2. 龍谷大学心理学部
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2021.1891878

論文名:Conflict as imbalance: political healing of and through emotions in Korea
著者:山本アンドレイ
所属:龍谷大学グローバルアフェアーズ研究センター
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2022.2090921

論文名:Embodying the state differently in a Westphalian world: an ontological exit for the Diaoyu/Senkaku Islands dispute
著者:Nina C. Krickel-Choi1、陳慶昌2、Alexander Bukh3
所属:1. Austrian Institute for International Affairs, Austria、2. 龍谷大学国際学部、3. Research and Development Division, Rabdan Academy, United Arab Emirates
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2022.2152789

論文名:Rethinking China–Taiwan relations as a yin–yang imbalance: political healing by Taiwanese Buddhist organisations
著者:陳柏宇1、陳慶昌2
所属:1. 新潟県立大学国際地域学部、2. 龍谷大学国際学部
URL:https://doi.org/10.1080/01436597.2021.1960158

【研究支援】
本研究は数多くの研究支援によって実施されました。
・科研費・国際共同研究強化(A)(17KK0056) 代表者:陳慶昌
・龍谷大学重点強化型研究推進事業(2023年度)グローバルアフェアーズ研究センター 代表者:陳慶昌
・龍谷大学国際社会文化研究所(2018年度) 代表者:清水耕介
・龍谷大学世界仏教文化研究センター応用部門
・アラブ首長国連邦ラブダン・アカデミー 代表者:Alexander Bukh
・台湾国家科学及技術委員会(108-2926-I-002-002-MY4)、中央研究院 代表者:林婉萍

【本件のイメージ】


出典:滑寿『十四経発揮』(Wikipedia Public Domain)

出典:滑寿『十四経発揮』(Wikipedia Public Domain)
東洋医学では、気や血の流れを理解するために経絡を想像する。本特集号では、「政治的身体」の「病気」として紛争を理解するために、創造的な想像力が必要であることが示している。これは、鍼治療の道筋やツボを可視化するように、概念を明確にするためのものである。


<研究に関する問い合わせ先>
龍谷大学国際学部教授・陳慶昌
chen@world.ryukoku.ac.jp

<担当部局>
龍谷大学 研究部 人間・科学・宗教総合研究センター
Tel  075-645-2154 soken@ad.ryukoku.ac.jp
https://ningensoken.ryukoku.ac.jp/


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    夏のオープンキャンパスは3キャンパス同時開催。 大学紹介イベントや入試イベントだけでなく、学部学科紹介イベント、学生企画イベントなど盛りだくさんのイベントをご用意します。 イベント参加にはスマホアプリのダウンロードが必要です。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況によって、開催内容の変更やイベントを中止するの可能性があります。 深草キャンパス:経済学部、経営学部、法学部、政策学部、国際学部、短期大学部 大宮キャンパス:文学部 瀬田キャンパス:先端理工学部、社会学部、農学部 https://www.ryukoku.ac.jp/admissi...

  • 入試直前対策講座(大阪・梅田会場)

    <主な開催内容> ■入試説明 2019年度入試のポイントを紹介します。自分にあった入試方式を確認しましょう。 ■龍谷必勝講座 人気予備校講師による英語対策講座。解説では出題傾向をふまえ、解答テクニックや受験勉強のコツを伝授します。 ■保護者対象ガイダンス 「受験生を持つ親の心構え」と題して保護者向けガイダンスを実施します。 ■個別相談 出願方法・併願方法など、入試に関する相談を入試担当者が個別に相談に応じます。 詳細は以下をご確認ください。 https://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/lecture/

  • お逮夜法要(深草学舎):中学生・高校生と仏教を学ぶ中で教えられたこと ~ 私の立脚地は何処か・共に苦悩し、問う ~

    中学生・高校生と仏教を学ぶ中で教えられたこと ~ 私の立脚地は何処か・共に苦悩し、問う ~ https://youtube.com/live/bhCFt5SzZcw?feature=share

  • テスト

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  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    国際学部 履修<履修登録手続編> ■履修<履修登録手続編>重要 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修科目編「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科...

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    ■履修<履修登録手続編>重要 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認 「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ 「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修編 「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科目編 「教養科目で残りの科目を決めよう」 4分半 5.予備・事前登録 「科目を決めたら登録しよう 予備・事前登録」 2分半 6.本登録 「本登録しよう...

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL沖

作成日2017/05/08

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作成者KDL沖

作成日2017/05/08

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/15

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

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