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大学紹介

短期大学部 社会福祉学科の
「教育理念・目的」と「3つの方針」

<2019~2020年度入学生>

社会福祉学科の教育理念・目的

福祉全般にわたる基礎的教養を修得するとともに、専門及び隣接領域の知識や実践的能力を身につけた人材を養成することを目的とする。


卒業認定・学位授与の方針[短期大学士(社会福祉学)]

短期大学部の「教育理念・目的」を達成していくために、すべての学生の一人ひとりに必要と考える、獲得すべき基本的な資質・能力、学位授与に必要とされる単位数及び単位認定の方法を次に掲げる。

社会福祉学科の学生に保証する基本的な資質・能力

①:建学の精神の具現化 ○建学の精神の意義について理解している。
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 ○幅広い学問領域について基礎的な知識を持ち、その内容について説明できる。
○個人の尊厳性、権利の普遍性、社会的互恵的連帯性、貧困と差別を生む社会構造をはじめとした社会福祉についての基礎的な知識を持っている。
○自ら発見した課題を倫理的に分析し、自らの考えを文章で表現し、それをプレゼンテーション・ディスカッションできる。
○外国語による基本的なコミュニケーションができる。
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 ○幅広い分野の知識・理解をもとにして、問題に対して多角的な思考、判断を行うことができる。
○身辺の生活問題を社会問題の脈絡で考察でき、自分の意見を発表することができる。
○コンピュータを操作し、情報分析・発信のために基本的なスキルを身につけている。
○基本的な社会福祉の援助技術を身につけている。
○社会が必要とする職業観・勤労観と生涯を通した持続的な就業力を身につけている。
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 ○個人と社会の福祉の向上について、探究心を持ちそれを具体的な課題にできる。
○市民としての社会的責任を自覚し、協調性を持ちつつ、リーダーシップを発揮しながら、身辺から他者の権利回復と連帯をつくっていく姿勢を持つことができる。
○障がいの意味、老いの意味、死の意味、生命の繋がりについて洞察する姿勢を持つことができる。

学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法

  1. 本学において、2年以上在学し所定の授業科目を履修し、その単位を修得した者に対し、学長は、教授会の議を経て卒業を認定する。
  2. 学長は、卒業の認定を受けた者に対し、卒業証書及び本学学位規程に定める短期大学士の学位を授与する。
  3. 卒業認定を受けるためには、所定の68単位以上の単位数を必要とする。
  4. 卒業年次には、「卒業論文」を提出しなければならない。卒業論文提出後に口述試問を実施し、担当教員によってその厳格な評価を行う。

教育課程編成・実施の方針

短期大学部社会福祉学科の「教育理念・目的」「卒業認定・学位授与の方針」にもとづいて、以下のように教育課程を編成・展開し、学生一人ひとりが有する学修目標に柔軟に対応できるように学習環境・支援体制を整備する。

社会福祉学科の教育内容

①:建学の精神の具現化 ○建学の精神の意義について理解するために、必修科目である「仏教の思想」(4単位)を開講する。
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 ○幅広い学問領域について基礎的な知識を身につけるために、人文・社会学系・学際領域系科目からなる教養教育科目を「学部共通科目」を14単位以上開講する。
○社会福祉についての基礎的な知識を身につけるとともに、自ら発見した課題を倫理的に分析し、自らの考えを文章で表現し、それをプレゼンテーション・ディスカッションできるようになるために、「学科専攻科目」の必修科目として、「社会福祉原論」、「社会福祉援助技術総論」、「卒業論文」、社会福祉に関する演習および実習科目を20単位、関連領域も含めた社会福祉の専門科目を選択科目として34単位以上開講する。
○外国語による基本的なコミュニケーションができるようにするために、「英語Ⅰ」(2単位)を必修科目として開講する。また、「英語Ⅱ」(2単位)教養英語ⅠⅡⅢⅣ(各1単位)等の科目を選択科目として開講する。
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 ○幅広い分野の知識・理解をもとにして、問題に対して多角的な思考、判断を行うことができるようにするために、人文・社会学系・学際領域系科目からなる教養教育科目を「学部共通科目」として14単位以上開講する。
○身辺の生活問題を社会問題の脈絡で考察でき、自分の意見を発表することができるようにするために、「社会福祉原論」、「社会福祉援助技術総論」、「卒業論文」、および社会福祉に関する演習および実習科目20単位を必修科目として開講する。
○基本的な社会福祉の援助技術を身につけるために、「社会福祉援助技術総論」、演習や実習科目を必修科目として20単位開講する。その他、社会福祉の援助技術に関連する科目を「学科専攻科目」等の選択科目として開講する。
○情報分析・発信のための基本的なスキルを身につけるために、選択科目として「情報処理基礎」(2単位)を開講する。また必修科目である演習、実習指導においてパソコンを用いてレポートを作成し、manaba courseから提出する等、コンピューターの基礎的なスキルを修得する。
○社会が必要とする職業観・勤労観を醸成し、生涯を通した持続的な就業力を育成するために、「キャリア啓発科目」と「キャリア形成科目」を開講する。
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 ○個人と社会の福祉の向上について、探究心を持ちそれを具体的な課題にできるようにするために、「社会福祉原論」、「社会福祉援助技術総論」、「卒業論文」、社会福祉に関する演習および実習科目20単位を必修科目として開講する。
○市民としての社会的責任を自覚し、協調性を持ちつつ、リーダーシップを発揮しながら、身辺から他者の権利回復と連帯をつくっていく姿勢を持つとともに、障がいの意味、老いの意味、死の意味、生命の繋がりについて洞察する姿勢を持つことができるようにするために、「社会福祉原論」、「社会福祉援助技術総論」、「卒業論文」、社会福祉に関する演習および実習科目を20単位を必修科目として開講する。

教育方法

  • 学生が自らの学修目的にあわせて各科目の性格やその科目の開講時期(配当セメスター)を考慮しながら系統的に履修できるよう科目(講義・演習・講読・実技・実験・実習等)を開設する。
  • 全ての科目は、講義概要・到達目標・講義方法・授業評価の方法・授業計画等を掲載したシラバスに沿って実施する。

学修成果の評価

  • 学修成果の有無やその内容を評価するために、科目の特性に応じて、おおよそ次の4種類の方法のうちのひとつまたは複数を合わせて評価を行う。
    • ①筆答試験による評価
    • ②レポート試験による評価
    • ③実技試験による評価
    • ④授業への取組状況や小テストなど、担当者が設定する方法による評価
  • 卒業論文の評価は、論文評価と口述試問評価によって行う。

入学者受け入れの方針

社会福祉学科では、講義や演習だけでなく、社会福祉施設等における実習教育など、実社会での実践的・体験的な学びを重視しています。そのような学びの中で、豊かな人間性、共生(ともいき)の精神、広い学識、進取の精神、福祉全般にわたる基礎的教養、専門的知識、実践的能力を身に付けた人の育成を目指しています。

そのため、次のような人が入学することを求めています。

  1. 読み書きなどの基礎的な学力を確実に身につけた人
  2. 行動力や主体的に学ぶ姿勢、社会性、多様な立場の人たちとコミュニケーションをとる力、体験をとおして多くのことを感じ取るための鋭い感性、そして、体験をとおして感じたことを整理する力、つまり思考力や文章力など、実践的・体験的な学習に必要な力をもった人
  3. ディスカッションを行う能力や、ディスカッションをとおして多様な考え方があることを知り、多様な考え方から多様なことを柔軟に学び取る能力をもった人
  4. 短期大学部の教育理念を深く理解し、明確な目的意識と勉学意欲をもった人

ついては、高等学校等の学習では、コミュニケーションを行う上での基本ツールとなる国語、英語を中心として幅広く教科を勉強し、基礎的な学力を確実に身につけるとともに、入学までにさまざまな体験に積極的にチャレンジし、明確な目的意識を形成し、体験をとおしてさまざまなことを学び取ることに慣れておくことを望みます。