文学研究科(臨床心理学専攻)の「教育理念・目的」と「3つの方針」

文学研究科の教育理念・目的

文学研究科は、建学の精神に基づき、各専攻領域に関わる文献資料・史料に依拠し、確固たる基礎学力を基盤として独創的かつ精緻な研究を継承発展させ、自立して研究活動を行うのに必要な高度な研究能力、又は高度の専門性を要する職業等に必要な能力を培い、学術の振興と文化の発展に寄与することを目的とする。

臨床心理学専攻

教育理念・目的

修士課程は、臨床心理学に関する高度な研究を獲得するとともに、近接する臨床実践において臨床心理学の知見を高度に活用するための研究・教育を行うことを目的とし、実践的課題に専門的に応えられる人材を養成する。

博士後期課程は、臨床心理学の近接領域における問題の所在や課題解決の方途について解明するために、批判的に研究史を検討することで、新たな知見を自ら見いだせる研究・教育を行うことを目的とし、高度に専門的な研究のできる人材を養成する。

学位授与の方針

大学院学生に保証する基本的な資質

修士課程

    備えるべき能力
  • 臨床心理面接、臨床心理査定、臨床心理学的地域援助、臨床心理研究の4領域に関連する課題について、専門的な学識・観察・洞察力を有し、課題に対して適切な対処ができる。
    将来発揮することが期待される能力
  • 臨床心理面接、臨床心理査定、臨床心理学的地域援助、臨床心理研究の4領域に関連する課題について、より適切な対処を自ら構築するために、客観的データの収集・分析を行い、自らの課題に対する学識や解釈を批判的に検討できるようになる。

博士後期課程

備えるべき能力
  • 修士課程と同じく4領域において、臨床実践におけるより高度な客観的データの収集・分析を行い、自らの立場を批判的に検討することで、臨床心理学に関係する課題に対して、より適切な新たな知見を自ら見出し、臨床実践における問題を探求できる高度な研究能力を獲得できる。
将来発揮することが期待される能力
  • 臨床心理面接、臨床心理査定、臨床心理学的地域援助、臨床心理研究の4領域に関連する課題に取り組むことで、問題の所在や性質を独自の手法で追究・解明し、より適切な対処を自ら構築し、自らの学識や解釈について批判的な検討ができるようになる。

学位授与の諸要件

修士課程

  • 修士課程に2年以上在学すること。
  • 正規の授業を受け所定の科目について32単位以上を修得すること。
  • 「龍谷大学大学院文学研究科研究指導要項」に基づき、必要な研究指導を受けた上、修士論文を提出し、「龍谷大学大学院文学研究科学位論文審査等規程」に基づき、審査及び最終試験に合格すること。

博士後期課程

  • 博士後期課程に3年以上在学すること。
  • 正規の授業を受け所定の科目について12単位以上を修得すること。
  • 「龍谷大学大学院文学研究科研究指導要項」に基づき、必要な研究指導を受けた上、博士論文を提出し、「龍谷大学大学院文学研究科学位論文審査等規程」に基づき、審査及び最終試験に合格すること。

教育課程編成・実施の方針

修士課程

  • 臨床心理面接、臨床心理査定、臨床心理学的地域援助、臨床心理研究の4領域で、対人援助の本質と方法、人間の発達・成長・行動特性、社会的な援助にかかわる専門性などについて、専門的な学識・見識・洞察力を有し、臨床実践における課題に対応できるようにするため、各領域の知識体系や理論を教授する授業とともに、演習や実習を行う教育課程を編成する。
  • 臨床心理学演習を核として、臨床心理学特論、臨床心理面接特論、臨床心理査定特論、臨床心理実習、臨床心理学特殊研究などを配置する。
  • 演習では、各領域の演習担当教員が指導を行う。事例研究論文の指導においては、事例検討を中心とした各自の臨床実践にかかわる研究を紹介・検討し、臨床実践に必要な知見の獲得を目指す。また、修士論文の指導においては、臨床心理学に関連する各自の研究題目に関する研究法や先行研究について検討し、論文の作成に必要な技能獲得ができるように指導する。
  • 毎年度7月の中間発表会、12月の研究大会、1月の論文発表会での発表を通して、最終的に論文として提出できるように指導する。
  • 演習や実習の中で、指導教員との緊密な関係を築くことを基本として、学生の多様な関心に対応できるよう指導・助言を行う。
  • 臨床実践の多様性に応じて、各領域における関心事項は多様であるが、臨床心理学が対人援助の基礎であるという立場が基礎にあるため、社会における臨床実践のための幅広い知識や理論を学べるよう授業科目を編成する。

博士後期課程

  • 臨床心理学を基礎とした社会的な実践活動を重ねる中から、臨床心理学の今日的課題を自ら検討できるようにする。この臨床実践の中から見出した課題の解決に取組めるように演習や特別研究の教育課題を編成する。
  • 臨床心理学演習においては、自らの臨床心理実践における課題を設定し、これまでの解決策を批判的に検討した独自の研究に取り組み、関連学会での発表及び論文投稿を促すことで、博士論文としてまとめられるように指導する。
  • 臨床心理学特別研究においては、それぞれの博士論文として取り組もうとする研究領域を俯瞰する視点が獲得できるように指導する。
  • 指導教員のもとで行われる研究報告だけでなく、博士後期課程担当教員合同で行う研究発表会や、関連学会における研究発表、論文投稿を課題として課す。これによって、臨床実践における技能獲得と、その実践を客観視することで成立する研究のそれぞれを同時に行うことで、実践と研究のつながりを深く理解できる専門家になれるように指導する。

入学者受入れの方針

修士課程

修士課程では、広い視野に立って豊かな学識を身に付け、各専攻の学術の基本を修得した上で、さらに進んで各専攻分野における基礎的な研究能力を高め、加えて積極的な学術研究への取り組みを通じて、より高度な専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うことを目的とし、洞察力に富んだ人材を養成することを目指している。このような観点から、次のような人を求めている。

  • 専攻分野に関する基礎的な研究能力をもった人
  • 積極的な学術研究に取り組みたいと考えている人
  • 高度な専門性を活かした社会貢献を目指している人

博士後期課程

博士後期課程では、各専攻分野において、進取の気概をもって学術研究を推進し、研究者として自立した研究活動に従事することができ、加えて、より高度に専門的な学術業務に従事するのに必要な研究能力、及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目標とし、積極的に学術文化の向上と社会の発展に寄与する人材を養成する。このような観点から、次のような人を求めている。

  • 研究者として自立した研究能力をもった人
  • 高度な学術専門業務に従事しようと考えている人
  • 積極的に学術文化の向上と社会発展に寄与することを目指している人

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