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東日本大震災の犠牲者をしのぶ法要をおこないました

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2014年3月11日

赤松学長の法話の様子
「花は咲く」合唱の様子
瀬田学舎での法話の様子

東日本大震災の発生から3年が経ち、改めて被災された皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、犠牲となられた方々をしのび、深草と瀬田の両学舎で法要をお勤めし、合わせて170名ほどの方々が参拝されました。
深草学舎の法要では、赤松徹眞学長の講話に引き続き、男声合唱団、吹奏楽部に協力いただき、参拝された方々と復興支援 ソングである「花は咲く」を合唱しました。

学長メッセージ -東日本大震災三年目をむかえて-
東日本大震災から3年目をむかえました。犠牲となられた1万7千人を超す一人ひとり、ご家族に心から哀悼の意を表するとともに、避難を余儀なくされ、故郷から遠く離れ厳しい生活をおくられている皆さまにお見舞い申しあげます。1日も早く平穏な生活が戻りますことを念じております。また、今もって行方不明の皆さまの捜索、被災者の生活支援、インフラ整備などに取り組んでおられるすべての皆さまのご尽力に心から敬意を表します。 本学では、大震災後復興のための取り組みについて長期的活動を視野に入れつつ不断の実践と対話を重ねてまいりました。被災地から学生へ寄せられる期待は大きく、学生の主体的な活動を支援しながらの試行錯誤の3年間でありました。結果として300人を超す学生、教職員が現地に赴き、多彩な活動を展開することとなりました。

彼らは被災の現場に立ち、被災した多くの皆さまとの交流・対話によって、メディア情報だけでは伝わらない、言葉にすることができない真実があることを学びました。たとえば子を失った親、親を失った子、家族の離散など、こうした人たちのつらく悲しい、痛ましい困難な事態を目の当たりにして、そこにわが身を「重ね描く」ことによって、遠く離れた京都での日常生活の中では感じることのない深い思い、人の痛みが解る豊かな人間性が育てられています。当事者にはなれないものの、そこに思いをはせ、「重ね描く」営みは、今私たちがそれぞれの場所で家族や、親子という関係を改めて見つめなおす大きな機縁になっているのです。

私たちは、建学の精神、浄土真宗のみ教えである阿弥陀仏のはたらきの中で、お互いがいのち恵まれた存在であり、いのちの連帯性、「同朋」であるということに気づき、そのことの価値をカジノ資本主義が跋扈し、「豊かさの中の貧困・格差」が顕在化し、底なしの欲望が膨張する現代社会に向かって積極的に発信する社会的責任を有しており、その伝統を継承していくことに大きな意味があると考えています。

3月11日の東京電力福島原発の事故は、豊かな戦後を歩んできた日本社会の効率、利便追求のあり方、過剰な電力消費の生活や広告照明のあり方、地球温暖化や環境破壊などをもたらす暮らしのあり方、安全神話に覆われていた放射性物質を使用する核エネルギーへの依存など日本のみならず世界に対しても近代的文明観を見直すきっかけとなりました。この大きな問題を前に、私たちはこの課題を直視して、解決への新たな方向への一歩を踏み出せているかと忸怩たる思いを抱いて自問しています。しかし、たとえ今は闇の中で解決しうる道が見いだせなくても、じっくりと考え、他の方々の意見を聞き、先人の歩みを学ぶ中で、本質を問い繰り返し学び続けていく姿勢こそが、龍谷大学の伝統ある歩みではないかと思います。

私たちはいのちを輝かしめたいとの南無阿弥陀仏のお心を受けとめ、取り組むべき課題に真摯に全力投球をしていく。そして、多くの皆さまと対話を重ね、粘り強く信頼関係をつくりながら、今後も復興支援活動に取り組んでいきたいと考えています。どうぞ、皆さまのご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげます。



■NHK東日本大震災復興プロジェクト・復興支援ソング「花は咲く」にまつわる龍谷大学の取り組みについて

龍谷大学は、学内に「東日本大震災復興支援プロジェクト」を立ち上げ、これまで学生や教職員等が復興支援活動に参加するとともに、全国各地で開催する小・中学、高校生と本学吹奏楽部との合同チャリティコンサートで「花は咲く」を合唱し、多くの人々の復興への願いを、ひとつの歌につなぎ合わせ、心を結ぶ活動をおこなってきました。


本学は今後も、さまざまな事業を通じて、この歌を合唱し、被災された方々へ思いを寄せ、多くの方々と対話を重ね、信頼関係をつくりながら復興支援活動に取り組んでいきたいと考えています。

本学の復興支援活動について

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