建学の精神に基づいて、経営学の理論を修得させることに加えて、実践的かつ実学的素養を身につけさせることを教育理念とする。また、激しい時代の変化に対応でき、社会から信頼される経営人を育成することを目的とする。
経営学部では、コース(モデル)制を導入している。各々のコース(モデル)には卒業要件の科目と単位数を設定するとともに、教育課程を体系化させ、経営学部が掲げる5つの「最低到達目標」を達成し、変化の激しい時代に対応できる能力(課題発見・解決能力)を修得した学生に学士(経営学)の学位を授与する。
経営学部の「教育理念・目的」を達成するために、すべての学生一人ひとりに必要と考えられる培うべき基本的な資質・能力、学位授与に必要とされる単位数および卒業認定の方法を次に掲げる。
また、学部共通コースの学生に保証する基本的な資質・能力は以下のとおりである。
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●世界の国・地域に関する幅広い知識と外国語による一定のコミュニケーション能力を身につけている。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●幅広い知識と一定のコミュニケーション能力を活用して、国際社会が直面する諸問題について多角的に思考・判断・考察するための能力を身につけている。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●異なる価値や文化に関心を抱き、それらを積極的に理解しようとする態度を身につけている。 |
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●英語圏での日常生活に支障のない英語の技能を身につけている。 ●英語圏の言語や文化を理解し、国際的視野を備えている。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●異なる文化や価値観を理解した上で、英語で他者と意見交換できる柔軟な思考力・表現力を身につけている。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●自らもしくはチームで目標を定め、英語を用いて積極的にコミュニケーションを図ることができる。 |
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●現代のスポーツ関連領域で提起される諸問題について、的確に評価・分析するために、経済・経営・法・政策の社会科学とスポーツ科学の知識や方法論とをあわせた複合的な視点を身につけている。 ●客観的な評価・分析を行える基礎的スキルを身につけている。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●現代社会におけるスポーツ諸事象について学際的・多面的視点から理解・探求する思考力や判断力を身につけている。 ●導き出した見解を文章等にまとめ、発表し、議論することができる。 ●健康づくりや競技力向上のための指導といったスポーツの現場に必要なコミュニケーション能力やマネジメント能力の基礎的知識と応用力を身につけている。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●スポーツ諸事象を人間・社会への洞察にもとづいて理解し、スポーツを社会の発展のために役立てようとする意欲や態度を身につけている。 |
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●環境問題発生のメカニズムを文献と現場から理解し、人と自然とが共存する資源循環型の持続可能な社会を構築するための知識を身につけている。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●自然、社会、人文に関する幅広い知識・技能を活用して、持続可能な社会の実現のために環境学の視点から必要な技術や制度について思考・判断・考察するための能力を身につけている。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●人と自然とが共存する資源循環型の持続可能な社会の実現のために多様な人々と協働しながら主体的に行動する態度を身につけている。 |
経営学部の「教育理念・目的」「卒業認定・学位授与の方針」に明示したすべての学生に必要な基本的な資質・能力が獲得できるよう、教養教育科目及び専攻科目から構成される、体系的かつ系統的な教育課程を編成・展開する。また、学生一人ひとりが有する学修目標に柔軟に対応できるように学習環境・支援体制を整備する。
また、専攻科目として、学部共通コース科目を置き、コース所属学生に必要な基本的資質・能力が獲得できるよう、体系的な教育課程を編成・展開する。
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●幅広い知識と一定のコミュニケーション能力を身につけるために、第4セメスターに必修科目(国際関係論Ⅰ、地域研究入門)と選択必修科目(コース指定外国語)を開講する。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●幅広い知識と一定のコミュニケーション能力を活用して、国際社会が直面する諸問題について多角的に思考・判断・考察するために、選択科目B群(経済・経営・法・政策学部からの提供科目)を開講する。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●異なる価値や文化に関心を抱き、それらを積極的に理解しようとする態度を身につけるために、地域研究科目(主として選択科目A群)を開講する。 |
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●日常生活に支障のない英語の技能を身につけるために、「Oral CommunicationⅠA・ⅠB・ⅡA・ⅡB」「WritingⅠ・Ⅱ」を必修科目として、また、「Communicative GrammarⅠ・Ⅱ」等を選択科目として配置する。 ●英語圏の言語や文化を、幅広い視野から理解し考えるために、文化的背景を学修できる科目・異文化理解を促す科目を配置する。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●柔軟な思考力・表現力を身につけるために、「Process Writing」「Critical Essay」「SeminarⅠ・Ⅱ」等の科目を配置する。それらの科目担当者はネイティブスピーカーを中心に構成する。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●自らもしくはチームで目標を定め、主体的に行動するために、「Public Speaking」「Intercultural Discussion」「海外研修」「Seminar Ⅰ・Ⅱ」「卒業研究」を配置する。 |
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●人文・社会科学系および自然科学系に大別されるスポーツ科学を学ぶ上での基礎となる科目を開講する。 ●特定のテーマに基づき学ぶ少人数科目を開講する。 ●スポーツにおける諸事象を客観的に分析・評価するための科目を開講する。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●スポーツ科学の個別領域での課題や、その解決策を探る思考力・判断力を育成する科目を開講する。 ●課題の解決や解明に取り組む姿勢や態度、方法論を学ぶために実習を含む科目を開講する。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●主体性と協働性を身につけるために、演習とインターンシップ実習(キャリア形成科目)を開講する。 |
①:建学の精神の具現化 | ― |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ●環境問題の現状および解決方法に関する知識を身につけるため、第四セメスターから、必修科目の「環境学A」および人文・社会科学系と自然科学系科目からなる座学の選択必修科目を開講する。 ●環境問題を解決する技能を身につけるため、「シミュレーション技法」および「環境実践研究」などの実習科目を開講する。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ●自然、社会、人文に関する幅広い知識・技能を活用して、持続可能な社会の実現のために環境学の視点から必要な技術や制度について思考・判断・考察するため「環境学B」「環境管理論Ⅰ・Ⅱ」などの科目を開講する。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●持続可能な社会の実現のために多様な人々と協働しながら主体的に行動する態度を身につけるため「生態学A・B」「環境フィールドワーク」などの科目を開講する。 |
経営学部では、学生のそれぞれの学修目標にあわせて、少人数の演習学修と、理論と実践を組み合わせたカリキュラムを提供することによって、変化の激しい時代に対応でき、社会から信頼される経営人(働くことを通して社会に貢献する人材)を育成することを目指しています。
そのため、次のような人が入学することを求めています。
ついては、高等学校等での学習では、国語や外国語の習得によりコミュニケーション能力を磨き、また社会科科目の幅広い習得により知的好奇心を高めることを望みます。