2016.09.29過疎の村×廃校となった中学校のマネジメント
経営学部 松永敬子ゼミ
「廃校になった長野県阿智村の旧清内路中学校の活用法を考える」
私たち松永ゼミの研究テーマでもある「スポーツと地域活性化戦略」「スポーツとまちづくり」を実践するために様々な場所で活動しています。
今回は、長野県にある自然が豊かな村での活動です。みなさんは、「阿智村」という名前を聞いたことがありますか?最近“日本1の星空”とメディアで取り上げられ、観光地としても有名です。
私たちも村の方のご厚意で有名スポットではなく、穴場に連れて行ってもらい、星空を見に行きました!周りは山々に囲まれ、街灯もなく、月の光が眩しいぐらいのベストな状態での星空観察。天の川を実際に見ることが初めてで、その場に居た全員で感動を共有しました。旅行でもう一度来たいと思える阿智村の星空を、みなさんもぜひ行ってみてはどうでしょうか。
そんな阿智村ですが、実は2006年に
私たちは合併後の村の状況を知るために、築10年で廃校になった清内路中学校を訪れました。木のぬくもりが溢れるさまざまな教室に展示をするなど活用。長野オリンピックに関連した展示の教室もありました。また、幼児が運動できる設備を整え、幼児教室を展開するなど、現在の村の活用状況を実際に確認することができました。しかし、この中学校には未使用状態のグラウンドや屋内プールも存在。体育館の貸し出しなども行っているものの、施設利用者が少ないという問題点がありました。
稼働率をアップするためのファシリティマネジメントを課題に、ゼミでディスカッションをするための視察及びヒアリングを実施。外部からの施設利用者や、星空観察を目的とした観光客の増加を目指し、私たちは「ゲストハウス」を考案。もちろん、ゼミ内の提案のみで課題は山積。実現にはほど遠い状況です。空調設備や施設の規格や利用上の条件の問題など、解決しなければならない課題がたくさんありました。
これから村の貴重な施設としてより有効活用させるために、ファシリティマネジメントの視点で考察を重ねていきます。
中谷 佳乃子(大阪府立摂津高等学校卒業)