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社会学部

社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)
防災活動を通して、地域との共生を図る。
消防フェアに参加して

2019.07.25消防フェアに参加して

社会学部 社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)

私たちは社会学部独自の取り組みである社会共生実習で、防災について学んでいます。6月2日に湖南広域消防局東消防署にて開催された消防フェアに参加してきました。今回はスタッフ・参加者両方の立場として参加しました。今回はイベントに参加して学習したことについて紹介します。

この消防フェアの目的は三つあるそうです。一つ目は、市民に消防・防災の必要性や重要性を再認識させ、様々な体験を通じて防災力の向上を図ることです。二つ目は、管内の住民の消防に寄せる期待に応えるため、訓練を披露することです。三つ目は、防火防災広報を実施し防火意識の向上を目指すことです。これらを目的として、地震体験・消火体験などの体験型のものや、消防局・消防団による訓練披露などの見学型のものがありました。のべ500人以上の多くの方が参加されていました。主に親子連れが多く、イベントも子どもから大人まで楽しめるものとなっていました。

スタッフとしては、風船を子どもに渡すことや、人を呼び込むための宣伝をしました。特に宣伝では、人が引きつけられる宣伝とは何なのか、どうしたら興味を持ってもらえるのかを考え取り組みました。そこで、私はただ案内を伝えるだけでなく、参加者にインタビューをするなど楽しそうな雰囲気を伝えられるような工夫をしました。結果イベントは盛り上がり、たくさんの方が様々な体験コーナーに足を運んでくださいました。

参加者としては展示コーナーを見に行ったり、地震体験をしたりしました。特に地震体験では、東北地方太平洋沖地震の震度7を体験させていただきました。座っていても物に捕まっているのが精一杯でした。実際にこの揺れを体験した被災者の方の気持ちを思うと、とても恐怖と不安でいっぱいだっただろうと感じました。

私たちの住んでいる日本は地震大国といわれます。私はまだ巨大地震を経験したことがありません。しかし、経験したことがないからこそ私を含め、地震の恐ろしさを知らない人たちは沢山いると思います。だからこそこの実習を通して、災害について様々な知識を得て、体験して多くの人に防災について伝えていきたいと考えています。

大辻 明莉(滋賀県立河瀬高校卒業)