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社会学部

社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)
防災活動を通して、地域との共生を図る。
熊本県熊本市を訪れて(九州実習2)

2020.05.19熊本県熊本市を訪れて(九州実習2)

社会学部 社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)

九州実習2日目2月11日に熊本県熊本市を訪れました。熊本県では、熊本地震で短期間の間に、震度7が2回発生しこれは観測史上初のこととなりました。また、震度4以上の揺れが約2週間の間で120回も観測されました。私たちは熊本市を訪れ、熊本城の見学、熊本地震の際に避難所となった小学校へ行き、当時校長であった内田博之さんにお話を聞いてきました。

熊本城を訪れると、石垣が崩れていたり、その他様々な建物も被害を受けたままの状態だったりしました。天守閣は瓦の崩壊や、石垣の崩壊などの被害を受けていました。震災当時に、ニュースで城の石垣が壊れてしまっている報道を何度も見ましたが、現地に行って見てみるとやはり迫力がありました。被害の様子から、当時とても大きな揺れであったことが想像でき、多くの人が恐怖を感じただろうと思いました。熊本地震から、約4年経とうとしている今でも、懸命な復旧作業が行われています。天守閣の外観は被災前の姿に、内部は耐震補強を取り入れられるそうです。被害に遭っただけでなく、被害の教訓が生きていること思いました。

続いて避難所であった熊本市立帯山小学校へ訪れました。内田博之さんのお話から、当時体育館の天井が壊れ体育館を避難所として使用できなかったこと、避難所運営における苦労なども聞きました。運営がうまくいくには、学校と地域の繋がりがうまくいっていることだと話しておられました。そこで、この小学校では、積極的に地域の方々に学校を開放し利用してもらっているそうです。そして、一番印象に残っているのは「大変だったけれど、絆ができたし感謝する部分もある」と話しておられたことです。正直、すごく衝撃的な言葉でした。それほど多くの人々が互いに支え合い、協力しあっていたのだと感じました。生まれた絆やつながりで少しでも早い復興につながるといいなと感じました。

(九州へは本学RECの地域連携活動旅費サポート制度およびYou, challengerの補助を受けました。感謝します。)

大辻 明莉(滋賀県立河瀬高校卒業)
尾崎 勇人(兵庫県立伊丹高校卒業)
津隈 日菜美(滋賀県立八日市高校卒業)
八木 賢志(兵庫県立鳴尾高校卒業)
三上 民喜(元・湖南広域消防局長・The First Aidアシスタント)