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社会学部

社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)
防災活動を通して、地域との共生を図る。
野洲市中里3自治会合同DIG訓練

2020.03.09野洲市中里3自治会合同DIG訓練

社会学部 社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)

私たちは10月20日に実施された野洲市中里3自治会合同DIG訓練(Disaster Imagination Game訓練)に参加しました。湖南広域消防局の指導によって行われた比留田、吉地、西河原の3自治会の訓練で、私たちはこの3自治会の方々と一緒に訓練を行いました。当日は3自治会がそれぞれ班を作り、私たちはその班の中に入れてもらう形で訓練に参加することになりました。

今回の訓練では各自治会が用意した自分の学区の地域図にペンやシールを用いて、災害時における危険な箇所や避難場所などを書き込んだり、貼ったりすることによってこれらを理解することができました。この訓練に参加することによって私だけではなく、自治会の方々も各地域における防災上の特徴を認識できたような感じがしました。

私は地域住民ではないため、参加した地域の防災倉庫の場所や高齢者や避難介助が必要な方の居住の有無については全く理解することができませんでした。また、地域に詳しいはずの自治会の方々でさえ防災に役立つ施設等については見解が異なっているため多くの議論が見受けられました。私はこのような議論をすることによって地域の防災において何が必要になってくるのかを考えさせられました。また、ペンやシールを用いることで地域の特徴を可視化するので、防災上の脆弱性と安全性を認識するきっかけになったのではないかとも感じました。

このような訓練は地図とペンなどがあれば気軽にできる訓練だと思うので、どの地域も積極的に取り入れてほしいと思いました。

尾崎 勇人(兵庫県立伊丹高校卒業)