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社会学部

社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)
防災活動を通して、地域との共生を図る。
救急講習に参加して

2020.03.16救急講習に参加して

社会学部 社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)

9月6日に大津市消防局東消防署で行われた救急講習会に、講習の指導補助として参加しました。

近年、救急隊の現場到着までの時間は約8分といわれています。心肺停止状態に陥ってから救急隊が到着する約8分間の間何もしなければ、その人が助かる可能性は10%ほどになります。しかし、心肺蘇生を早い段階で実施すれば、助かる可能性は20%ほどに上昇し、場合によっては救急隊が到着するころに意識が回復していることもあるそうです。そういった意味で、一般市民による救命活動というのは非常に重要であるといえます。

講習会では、龍谷祭実行委員会の方や一般の方に対し、心肺蘇生法をはじめとする市民ができる救命措置について救急救命士の監督・指導の下で講習の補助を行いました。

私は救急講習会には毎年参加しており、講習会の指導補助についても初めての経験ではありませんでした。しかし、受講されている方の中には、心肺蘇生法などについて学んだことのない人も少なからずいらっしゃいました。その方々に、具体的なたとえを用いるなど、できるだけわかりやすく教えるということは、やはり難しいものでしたが、講習会が終わりに近づくにつれて質問されることも多くなり、受講生の方の質問から学ばされる機会もありました。

救急講習会は継続して受講することで技術の上達が図れますが、継続して受講される方はなかなかいないとのことでした。救急講習会に継続して参加するためにはどうすればよいか、ということを実習の中で考えていければと思います。

八木 賢志(兵庫県立鳴尾高校卒業)