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社会学部

社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)
防災活動を通して、地域との共生を図る。
野洲市災害対策本部運営訓練を見学して

2020.01.07野洲市災害対策本部運営訓練を見学して

社会学部 社会共生実習『The First Aid』(栗田修司)

11月17日に野洲市災害対策本部運営訓練を見学してきました。

この訓練は、深夜・早朝などの勤務時間外に大規模な地震が発生、直後に参集した限られた人員により、効率的・効果的に本部を運営する方法について、演習を通じて習得する(「野洲市災害対策本部運営訓練」全体プログラムより引用)という目的があり、私たちは、行政機関の災害時における初動対応について学びました。

当日は、本部長である市長を中心とし、総務班・広報班・情報管理班・市民対応班・応急対応班の5班に分かれて、与えられた情報に対する対処、各班間および本部長との情報共有・調整・連携の訓練が行なわれていました。また、別室ではありましたが、同時に医療機関や保健所の連携訓練も行われていました。

私自身、個人や地域における災害時の初動対応について学ぶ機会や訓練に参加する機会はありましたが、行政機関における災害時の初動対応について訓練を通して学ぶということはありませんでした。そのため、会場で何が行われているかということはすぐにはわからず、各班が設置されているテーブルを回り、行われている内容について確認しました。

途中、本部長である市長とお話する機会があり、危機管理上、時々刻々と変わる状況に対処するためには、適時、各班と本部長との間で情報共有をすることの重要性を教示いただきました。このことから、リアルタイムで各班の情報を確認できるシステムがあれば、少しでも役に立つのではないかということを思いました。

この訓練見学を通し、私たちが日ごろ学習している個人・地域間での防災だけでなく、行政機関の防災対応を学ぶことで、より深く防災について知ることができるだろうと思いました。

八木 賢志(兵庫県立鳴尾高校卒業)