challenger54

農学部

淡路和則ゼミ
持続可能な社会における食と農を探る。
大型スーパーでの地物野菜の販売に向けて―準備編―

2019.07.25大型スーパーでの地物野菜の販売に向けて―準備編―

農学部 淡路和則ゼミ

あなたは毎日の食事で口にしている食材がどこからきているかご存知ですか?日本国内から来ているものから海を渡り遠い国から来ているものもあります。普段何気なく食べている食料品には、より新鮮で美味しくみなさんに届けたいという多くの人々の情熱が込められています。

私たちは地産地消の考え方をもとに、生産から販売までのルートをたどり、買い物に来るお客さんに新鮮な野菜を届けたいと考えています。「安心で安全」に加え、美味しい地場野菜がどのようにつくられどのようにお客さんの手まで届くのかを伝える。それによって、食べる野菜がもっと美味しく身近に感じられるようになれば素晴らしいと思いませんか!ひとつの野菜にかける生産者・販売者の情熱にせまり、より皆さんに美味しい野菜を伝え届けます。

そのために大手量販店「AEON」、滋賀の地域商社である「東近江あぐりステーション」、そして私たち淡路ゼミが提携して、滋賀の地場野菜を販売することで地産地消を促進させ、食べることで環境を守り、生産者を支援するというプロジェクトを始めました。

このプロジェクトでは、どういう売り場を作るのか、どんなPOP・ポスターを作るのか、どういった形で生産者の思いを消費者へ伝えるかなど、全てが学生に任されています。仕入れや価格がAEONと東近江あぐりステーションの間で決定された後は、すべて私たちの手に委ねられるのです。

「もしかしたら私たちのせいで大きな赤字が出るかもしれない」と不安を募らせるなか、AEONと東近江あぐりステーションの担当者からは、「何でも挑戦してみたらいい。責任はとるから」との言葉を頂いています。このような言葉を頂けるのは本当にしあわせです。

このプロジェクトでは、ただ単に野菜の流通や生産者の方の思いを学ぶのではなく、「いろんなことに挑戦して、ぶつかって、そこから解決策を考えて、実行する」という経験を積むことができます。人としても成長できると思います。

こうした取り組みは全国をみても他に例が無いそうです。このような挑戦の機会を得て、私たちはしあわせものだ!

田口 萌(京都市立日吉ヶ丘高校卒業)
浅田 直輝(私立京都大谷高校卒業)
加茂 倫也(京都府立桂高校卒業)