2022年2月24日に勃発したロシアによる全面的なウクライナ侵攻は、明白な国際法違反であるため、これを強く非難し、速やかな軍事行動の停止とロシア軍の撤収を要求する旨を、2月28日付で学長名での声明文を発出したところです。
本学は、ウクライナ共和国が1991年8月にソビエト連邦からの独立を宣言した直後に、キエフ大学と学生交換協定を締結し、今日に至るまで多くの学生の派遣・受入れを行なってきました。
また、建学の精神である「浄土真宗の精神」に基づく人間育成を実現する心として5項目を示し、その中で「すべてのいのちを大切にする『平等』の心」と「人類の対話と共存を願う『平和』の心」を掲げており、このことからも、ウクライナ全土の人々が直面している戦争の現実を到底看過することはできません。
このようなことから、龍谷大学及び学友会ならびに龍谷大学の校友会及び親和会の共催により、個人(教職員、学生、卒業生、保護者、一般)および団体(各教職員団体、各学生団体、各学部同窓会、関係法人)を対象に、ウクライナへの人道支援として募金活動を実施することといたしましたので、多くの皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。
2022(令和4)年3月
龍谷大学・龍谷大学短期大学部 学長 入澤 崇
龍谷大学学友会
龍谷大学校友会 会長 赤松 徹眞
龍谷大学親和会 会長 北條 悟
「ウクライナへの人道支援」、「キーウ大学に対する支援」及び「本学が受け入れたウクライナ人大学生への人道支援」
いただいた寄付金の全額は、ウクライナへの人道支援やキーウ大学(学生交換協定校)への支援のほか、本学が受け入れたウクライナ人大学生への生活支援等に充てるものとし、軍事目的には使用されないことを確認のうえ、届け先や分配額等を判断します。
寄付金の送金は、キーウ大学へ直接送金するとともに、人道支援分については、ウクライナ大使館、 UNICEF(国連児童基金)、UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)等を通じて届ける予定です。
なお、送金実績等につきましては、後日、大学ホームページ等を通じて公表させていただきます。
募金金額、口数等は定めておらず、任意とさせていただいております。
募金期間は設けず、ウクライナの情勢等に鑑みて判断させていただきます。
「ウクライナへの人道支援募金」への寄付については、領収書の発行並びに税法上の優遇措置の対象外となりますので、ご留意ください。
龍谷大学、学友会、校友会、親和会の共催で募金を実施いたします。
-寄付金の応募は任意によるものです-
3,926,425円(2023年7月25日時点)
①「本学が受け入れたウクライナ人大学生への人道支援」
2023年度は、留学生別科に新たに3名のウクライナ人留学生を受け入れ、計9名のウクライナ人留学生を受け入れています。2023年度新たに受け入れた3名が、日本で心置きなく修学に励むことができるよう、住居をはじめとした修学に必要な環境の整備に関する支援を行いました。
寄付金額:576,900円