Need Help?

Event

イベント

2021.10.19

第2回オンライン高校生模擬裁判選手権・事前学習配信講義<視聴者を募集>【犯罪学研究センター後援】

文学模擬裁判を通じて、人間や社会を考える眼差しを深める(Zoom開催・事前申し込み制・無料)

開催日時 2021年10月10日 14:00 ~ 2021年12月04日 17:00
開催場所 オンライン(Zoom)
お問い合わせ 岡山理科大学教育学部・札埜研究室 [E-mail] fudano@ped.ous.ac.jp

犯罪学研究センターの嘱託研究員である札埜和男准教授(岡山理科大学・教育学部)が、法教育・法情報ユニットの活動として、2021年12月19日(日)に「第2回オンライン高校生模擬裁判選手権」を開催します。
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-9176.html

このたび、参加校の高校生を対象に事前学習の講義をZoomで行います。この講義は一般の方々にも広く開放致します。(視聴無料)
講義の視聴をご希望のかたは、タイトルに講義視聴希望とお書きの上、視聴を希望される講師名を明記して、次のアドレスまでお申込み下さい。後日IDとパスワードをお知らせします。
連絡先:岡山理科大学教育学部・札埜研究室 [E-mail] fudano@ped.ous.ac.jp

*本研究は、JSPS科研費JP20K02809(基盤研究(C)(一般)「国語科の視点を取り入れた新科目『公共』で活用可能な模擬裁判メソッドの研究開発」)の助成を受けています。

────────────────────────────
2021年第2回オンライン高校生模擬裁判選手権
事前学習講義日程&講師プロフィール


事前学習講義日程 ※クリックすると拡大表示します

事前学習講義日程 ※クリックすると拡大表示します


講師プロフィール〈敬称略・講義順〉
伊東 隆一(弁護士)
1979年東京都生まれ。白陵高校、一橋大学法学部、立命館大学法科大学院を経て司法試験に合格し、弁護士となる。授業者(札埜)とは2013年より国語科における法教育について協同研究に取り組む。2013年から2017年にかけて京都教育大学附属高校(授業者の前任校)の支援弁護士として、同校模擬裁判チームを日本弁護士連合会主催の高校生模擬裁判選手権において、3回の優勝、2回の準優勝に導く。現在京都弁護士会広報委員会委員長、法教育委員会委員。奥村・岡田総合法律事務所所属。

山田 悦子(冤罪被害者)
1951年富山県生まれ。1974年3月兵庫県西宮市の知的障害者施設・甲山学園で園児二人が死亡したいわゆる「甲山事件」の冤罪被害者。一人は事故死とされたがもう一人の園児については殺害されたとして当時、保母として当直をしていたところ殺人容疑で逮捕された。事件発生から25年を経過し、99年9月に大阪高裁で三度目の無罪判決で漸く無罪が確定した。起訴から21年の長い歳月を費やした。この事件では警察の強引な取調べ、犯罪報道の在り方などが問題となった。共著に『甲山事件 えん罪のつくられ方』(現代人文社)ほか。

高 正樹(高校教員・歴史学)
福岡県に生まれる。京都府立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都教育大学附属高等学校地理歴史科教諭。

奥野 久美子(大学教員・近代国文学)
1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。別府大学、京都教育大学を経て2012年より大阪市立大学大学院文学研究科(国語国文学専修)准教授。専門は、芥川龍之介を中心とする大正期文学研究、および近代講談本研究。中学生時代に芥川作品に出会い、高校生の時、芥川龍之介生誕百年記念展覧会を見て、芥川研究を志した。著書に『芥川作品の方法-紫檀の机から-』(和泉書院 2009年)。最新の論文は「芥川龍之介「義仲論」―秋里籬島「源平盛衰記図会」と「絵本源平盛衰記」―」(彭春陽・仁平道明編『芥川龍之介研究―台湾から世界へ―』 国立台湾大学出版中心 2021年03月 所収)

木谷 明(元裁判官)
現弁護士(元裁判官)。裁判官の経歴として、昭和38年任官、東京地裁判事補、最高裁刑事局付、札幌高裁判事職務代行、東京地裁判事、名古屋地裁判事、同高裁職務代行、最高裁調査官、大阪高裁判事、浦和地裁判事部総括、東京高裁判事、東京家裁判事・少年部所長代行、水戸家裁所長、同地裁所長、東京高裁第5特別部総括を歴任し依願退官。2004年から12年まで8年間、法政大学法科大学院教授。第二東京弁護士会所属。30件以上の無罪判決を出し確定させた伝説の裁判官である。『イチケイのカラス』のモデルの一人。NHK『こころの時代~宗教・人生~』(2021年9月21日放送)において「それでも、信じる 負け続ける元裁判官」というタイトルで、裁判官と被告人という立場の違いはあっても、一人の人間として被告人に向きあい、被告人の話を徹底して聴き続ける姿勢が紹介された。

後藤 貞人(刑事弁護人)
日本を代表する刑事専門弁護士。これまでに勝ち取った無罪判決は20件以上。日弁連 裁判員制度実施本部副本部長など多数の役職を務め、刑事弁護関連を中心に著作も多数。2010年4月、21年ぶりに最高裁が事実誤認ありとして1審の無期懲役と2審の死刑判決を破棄し、大阪地裁に審理を差し戻した大阪市母子殺害放火事件被告の主任弁護人を務める。「後藤でダメならあきらめろ」と言われるほどで、無罪を主張する被疑者や被告にとって駆け込み寺のような存在とされる。裁判員裁判が始まる前から、法廷で書面を見ずに弁論を展開する"離れ業"が注目され、法廷プレゼンテーションにおいても日本で第一級の弁護士である。「世界中を敵に回して、たった一人になっても『極悪人』のために戦うのが弁護士の務め」と言い切る。死刑廃止論者としても名高い。

若佐 一朗(元検察官)
1993年慶応義塾高校卒業。1995年司法試験合格。1997年慶応義塾大学法学部法律学科卒業。1999年最高裁判所司法修習生(京都地方裁判所配属)修了。検事任官。2011年谷口総合法律事務所入所。2013年龍谷大学法学部非常勤講師任命。2016年ベリーベスト法律事務所(大阪オフィス)入所。検察官として12年間の勤務実績。中国企業と日本企業間の契約終了を巡る損害賠償請求交渉において,中国企業側代理人として10億円以上の経済的利益を獲得、詐欺罪の成立を否定する判決(予備的訴因の背任罪を認定)を獲得、逮捕監禁致死事件(裁判員裁判)の弁護人として懲役4年の求刑に対し懲役2年の判決を獲得。

遠山 大輔(弁護士)
1974年生まれ。2002年弁護士登録。戸田・遠山法律事務所所属。2003年4月~2008年3月立命館大学非常勤講師。2007年10月~2014年3月龍谷大学法科大学院非常勤講師。2014年4月~2017年3月龍谷大学法科大学院教授。2017年2月戸田・遠山法律事務所設立。共著「入門法廷戦略―戦略的法廷プレゼンテーションの理論と技術」(2009年現代人文社)。2008年に起きた舞鶴高1女子殺害事件で無罪判決獲得。2019年に起きた京都アニメーション放火殺人事件の青葉真司被告人の国選弁護人を務めている。

石塚 伸一(大学教員・犯罪学、刑事訴訟法)
東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程退学(法学修士)。九州大学法務研究科より博士(法学)の学位授与。北九州市立大学法学部教授、龍谷大学法学部教授を経て、現在、同大学犯罪学研究センター長。弁護士。和歌山毒カレー事件の林真須美被告の弁護団メンバー。著書に『刑事政策のパラダイム転換』(1996 現代人文社)編著に『弁護士業務と刑事責任』(2010日本評論社)など。

福島 由衣(大学教員・心理学)
2017年日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了。博士(心理学)。専門は認知心理学・司法心理学。目撃者を聴取する警察官や検察官などの聴取者が目撃者の識別と供述に与える影響に興味がある。日本大学文理学部人文科学研究所研究員・龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員。
 
【コーディネータ―】
札埜 和男(大学教員・国語科教育、法教育)

大阪府生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。博士(文学・大阪大学)。現場教員生活31年(中学校2年・高校29年)。うち担任20回。最初の3年間は社会科教員(国語・社会・英語の中高免許状所有)。2017年4月岡山理科大学教育学部准教授として赴任。日本弁護士連合会主催の模擬裁判甲子園では、京都教育大学附属高校を過去11大会中8回優勝3回準優勝に導く。龍谷大学犯罪学研究センター客員研究員兼務。「模擬裁判師」として模擬裁判普及のため全国各地へ指導に赴く。三度の飯より模擬裁判を好み、模擬裁判指導歴は数百回に及ぶ。

────────────────────────────


主催:岡山理科大学札埜研究室・オンライン高校生模擬裁判選手権実行委員会
後援: 京都教育大学附属高等学校模擬裁判同窓会、龍谷大学犯罪学研究センター


第2回オンライン高校生模擬裁判選手権<観戦者&参加校を募集>【犯罪学研究センター後援】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-9176.html

関連情報:【龍谷大学法情報研究会(CrimRC 法教育・法情報ユニット)これまでの活動レポート】
>>2019年度第1回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>2019年度第2回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>2019年度第3回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>2019年度第4回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>「法教育フェスタ2019」を京都府立図書館で開催【犯罪学研究センター共催】