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2022.01.13

第30回CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会「〔鼎談〕再犯防止推進法の功罪 ー当事者・実務家・研究者の視点」

再犯防止って何だろう?当事者・実務家・研究者が現場の最前線を語る

開催日時 2022年01月27日 18:00 ~ 2022年01月27日 20:00
開催場所 オンライン
お問い合わせ 龍谷大学 犯罪学研究センター [E-mail] crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp [Tel] 075-645-2184

龍谷大学 犯罪学研究センターは、下記イベントを1月27日(木)に主催します。
【受付終了!>>お申込みページ】
※お申し込み期限:1/27(木)17:00まで

第30回「CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会

〔鼎談〕再犯防止推進法の功罪 ー当事者・実務家・研究者の視点
〜再犯防止って何だろう?当事者・実務家・研究者が現場の最前線を語る〜

〔趣旨〕
  2016年12月に「再犯の防止等の推進に関する法律(再犯防止推進法)」が施行され、同法に基づいて「再犯防止推進計画」が2017年に閣議決定されました。同計画は2018年から2022年の5年間で政府が取り組む再犯防止に関する施策を盛り込んだ初めての計画です。

 また、再犯防止推進法は、犯罪や非行をした人たちの社会復帰を支援することを目的として、国だけでなく、地方公共団体にも再犯防止を義務付け(第4条)、再犯防止推進計画の策定を求めています(第8条)。
 しかしながら、国には裁判所、検察庁、刑務所、保護観察所等の刑事司法の専門の機関がありますが、都道府県には犯罪や非行をおかした人たちへの対応・支援を管轄する専門の機関がありません。

 ○地域に住んでいる人たちは、どうして犯罪や非行をおかしてしまったのか?
 ○刑事収容施設はどのようなところなのか?
 ○社会に帰ってくる人たちとどのように向き合えば良いのか?

 再犯防止推進法が地域に与えたインパクトについて、出所者支援に取り組むNPO代表、矯正局の実務家、犯罪学・刑事政策を専門とする研究者が三者三様の視点からお話します。

 ご興味のある方ならどなたでも参加いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。

〔話者〕五十嵐弘志、中島学、石塚伸一(本学法学部教授・犯罪学研究センター長)
〔司会〕森久智江(立命館大学法学部教授)

〔日時〕2022年1月27日(木)18:00〜20:00
〔形式〕オンライン(Zoom, YouTube)
〔参加費〕無料  〔定員〕100名
【受付終了!>>お申込みページ】
※オンライン参加のための資料情報は、開催当日までに連絡します。拡散はお控えください。

 
【講師プロフィール】
五十嵐 弘志 氏

1964年2月10日生、栃木県生まれ。前科3犯、受刑歴約20年、獄中で主イエス・キリストと出会い、回心。受刑中に、国際弁護士佐々木満男先生が身元引受人となったことを契機に、司祭、修道女、牧師との交流を深め、文通、面会、本の差し入れなどをとおしてキリスト教を学ぶ。出所後にカトリックの洗礼を受け、祈りと真の愛の実践をめざして受刑中の人や刑務所から出所した人々のケアに奔走。2014年5月にNPO法人「マザーハウス」を正式に立ち上げ、現在、全国の受刑者との文通プロジェクト、出所者の生活、就労サポート及び、大学や更生保護団体などの講演活動において犯罪被害者支援、出所者の再犯防止に向けての提言を続けている。

中島 学 氏
法務省札幌矯正管区長。博士(法学)。1988(昭和63)年法務省入省。少年院や刑務所、法務省・矯正管区等の勤務を経て、矯正研修所副所長、美祢社会復帰促センター長、福岡少年院長などを経て現職。刑事政策・司法福祉領域において、矯正施設に関する歴史研究や処遇論、犯罪や非行に陥った人たちの立ち直り支援のあり方等を主な研究領域としている。また、NPO法人「食べて語ろう会」顧問、日本自立準備ホーム協議会(仮称)設立準備会メンバーとして矯正施設から家族等への帰住が困難な方々への支援体制の構築等にも積極的に従事している。主な研究業績として、「受刑者処遇の未来へ向けて—絆プログラムの意義と今後—」中島学・村中季衣編『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』(かもがわ出版、2021年)、「矯正実務からみた自由刑・施設内処遇改革の意義と課題」法律時報93巻4号(2021年)27〜33頁、「『性格の矯正』から『社会との共生』へ—少年院の視点から—」葛野尋之・武内謙治・本庄武編『少年法適用年齢引き下げ・総批判』(現代人文社、2020年)等がある。


主催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)


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