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2022.10.17

第3回オンライン高校生模擬裁判選手権<出場校を募集!>【犯罪学研究センター後援】

文学模擬裁判を通じて、人間や社会を考える眼差しを深める(Zoom開催・申し込み制)

犯罪学研究センターの兼任研究員である札埜和男准教授(龍谷大学文学部)が、法教育・法情報ユニットの活動として、2023年1月29日(日)に「第3回オンライン高校生模擬裁判選手権」をZoomで開催します。このたび、出場校を募集します。ぜひ要項をご覧のうえふるってご参加ください。

出場校の申し込み締め切り:11月上旬まで ※先着順(16校になり次第、受付終了)
実施にあたってのQAや講師略歴はページ内のPDFを参照ください。



第3回オンライン高校生模擬裁判選手権大会 実施要項

1 本大会のねらい:
(1)法的思考力や刑事(裁判員)裁判の意義の理解にとどまらず、広く人間や社会までを視野に入れた「国語的」模擬裁判を通じて、人間や社会を考える眼差しを深める。
(2)「国語的・文学模擬裁判」という新しい教育手法を通じて新学習指導要領の理念でもある主体的・対話的で深い学びを実現する機会とする。

2 日時場所
(1)実施日  2023年1月29日(日)
(2)実施方法 Zoomによるオンライン(参加者は自宅等から出場する)。

3 出場校 応募により16校まで募集。先着順。
   
4 競技方法
参加校は、予め配布される文学教材や関連資料をもとに、検察側・弁護側それぞれの立場に立って立証・弁護活動を行う。シナリオ創作型の模擬裁判である。
参加校は決められた時間に従い、立証・弁護活動を行い、審査員がそれらの内容を評価して、その総合点で勝敗を決める。参加校は検察側・弁護側両方の立場で模擬裁判を行うことになる(午前中の試合で検察側を担当したチームは、午後弁護側を担当する。逆に、午前中の試合で弁護側を担当したチームは、午後弁護側を担当する)。総合点の高い順から優勝校・準優勝校・第3位を決める(予定)。

5 採点基準
読解力、人間や社会への洞察力、論理性、表現力等の視点から採点する。

6 各チーム人員
1試合に必要な生徒数は、検察側・弁護側いずれの立場でも最低5名である(被告人役、証人役は生徒が行う)。当日参加する選手の人数は検察側・弁護側それぞれ7名以内計14名までとする。

7 費用
参加費は無料。

8 準備活動について
参加校確定後、教材及び具体的なルールや実施方法を記載した書面を参加各校に送付し、争点についての立証・弁護方針を定め、証人尋問、論告・弁論等の準備をする。模擬裁判初心者でも、模擬裁判を行うにあたり必要な学ぶ機会を設ける。11月中下旬より大会前まで週末を中心に必要な講義授業をZOOMで配信する(10回程度を予定)。できる限り参加することを求めるが強制はしない。各講義について参加できなかった生徒・高校については、各講義を録画したものを配信、データアップロード、USB等の記録媒体に入れて送付するなどの対応をする予定である。また模擬裁判に初めて参加するにあたって準備するためのサポート体制を敷く。
※ 参加校は1月22日(日)までに出場選手名(検察側・弁護側チームメンバー名および役割)を主催者まで連絡する。

9 参加条件
次の3つの条件を満たすこと。
(1)学校長の許可を得ること。
(2)趣旨に賛同できること。
(3)Zoom利用にあたり保護者の同意を得ていること。
    
10 当日のスケジュール(予定)
9時30分 Zoom入室開始(各自宅等でスタンバイ)
9時40分 開会式、出場校紹介、選手宣誓
10時00分 対戦校及び立場(検察側・弁護側)の発表、各法廷Zoom移動
10時30分 第1試合開始
12時20分 第1試合終了
12時20分 昼休憩
13時20分 第2試合開始
15時10分 第2試合終了
15時40分 講評
16時10分 成績発表、表彰式
16時30分 大会終了、振り返り交流会
 
11 その他
免責事項について、準備授業や当日の試合のレコーディングを行うが、そのレコーディングの使用については研究および教育活動以外には使用しない(肖像権について差支えある場合は事前に連絡のこと。可能な限りの対応を考える)。教員に引率の義務は発生しない。

12 問い合わせ・申し込み先
〒600‐8268 京都市下京区七条大宮東入大工町125-1
龍谷大学大宮キャンパス西黌129号室
札埜研究室 宛  TEL 075‐343‐3326(研究室直通)
E-mail: fudafuda@let.ryukoku.ac.jp

13 実施にあたってのQ&A
Q:11月中旬より大会前まで週末を中心に模擬裁判を行うのに必要な授業をZOOMで配信するということです
が、具体的にはどのような内容ですか。
A:今回の趣旨は「公民科」で行うような単なる「模擬裁判」ではなくて、国語的・文学模擬裁判となっています。もちろん、法律的な学習や思考についての授業も配信しますが、それだけにとどまらず、法の主体である「人間」や、「社会」を広く深く考える授業も配信します。たとえば裁判官、検察官、弁護士の法曹界のかたの授業だけでなく、冤罪被害者、演技表現指導の専門家、研究者のかたの授業など広く人間や社会を考える授業を配信します。法律的な面や論理的思考に重点を置いた模擬裁判とは違うところです。

Q:締め切りはいつでしょうか。
A:講義配信の時期もありますので、令和3年11月上旬に締め切る予定です。16校に到達した場合にはその時点で締め切りますので、それ以前に締め切る可能性もあります。いずれにせよ参加を考えられる場合は早めの応募をお願い致します。

Q:配信される日時はいつでしょうか。この授業に都合で参加できない場合はどうなりますか。
A:講義の配信は、高校生の皆さんが視聴しやすい土日祝を中心に考えています。自宅でZOOMを視聴できる環境が必要です。参加できない場合は後日録画動画を配信します。ただ、この講義は、実際にZoomを通じて講師と皆さんが双方向でやりとりすることが予定されています。皆さんの質疑を大事にしながら講師の方々と皆さんで一緒に創り上げる講義にしたいと思っています。今回の大会準備の「肝」にあたりますので、主催者としては、講義当日の皆さんの参加を期待しています。ぜひライブでご参加下さい。


主催:龍谷大学札埜研究室・オンライン高校生模擬裁判選手権実行委員会
後援:京都教育大学附属高等学校模擬裁判同窓会・龍谷大学犯罪学研究センター・矯正・保護総合センター刑事司法未来PJ・龍谷大学法情報研究会


関連情報:
【2022年夏のオンライン高校生模擬裁判交流大会傍聴レポート】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-11089.html
【第1回オンライン高校生模擬裁判選手権のご案内】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-5678.html
【第2回オンライン高校生模擬裁判選手権 観戦レポート】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-9813.html

関連情報:【龍谷大学法情報研究会(CrimRC 法教育・法情報ユニット)これまでの活動レポート】
>>2019年度第1回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
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