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2024.04.19

黒部学長補佐(環境省からの出向)による授業を実施【瀬田キャンパス推進室、先端理工学部】

~「『環境』問題の現在地」を考える~

2024年4月16日(水)、先端理工学部環境生態工学課程専攻科目の「環境生態工学概論」(担当:宮浦 富保 他13名)の授業において、本学学長補佐の黒部 一隆氏による授業が行われました。

本学は、2022年4月25日(月)に、地域脱炭素や地域循環共生圏の実現に寄与することを目的として、環境省と「地域脱炭素の推進に関する協力協定」を締結し、この具現化に向けた取組みを推進しています。

黒部氏は、環境省からの出向で2023年7月より本学の学長補佐を務めており、本学が発出している「カーボンニュートラル宣言」や「ネイチャーポジティブ宣言」の具現化など、様々な取組みに注力されています。

今般、先端理工学部の専攻科目である「環境生態工学概論」において、「『環境』問題の現在地」と題し、黒部氏による授業が行われました。
授業では、「そもそも『環境』とは?」「『地球温暖化』とは?」という基礎的な内容から、環境問題に対する現在の世界や日本の動きなどを、答申や事例を交えながら授業がなされました。
授業内では、カーボンニュートラルを身近に捉えることを目的に、「ゲームであなたが挑戦 『カーボンゼロ』実現への道」(英フィナンシャル・タイムズ作成)というゲームに受講生が挑戦し、盛り上がりを見せました。

授業の最後には、「生物多様性・ネイチャーポジティブ」や「資源循環」、「サーキュラーエコノミー」などの視点から、仏教SDGsを掲げる本学がどのように環境問題に取り組んでいくべきなのかということが、黒部氏から受講生に伝えられました。

【黒部氏のコメント】
ゲームを取り入れた趣旨は、座学で政策手法を学ぶだけではなく、政策を実行に移すためには政策への支持やタイミングを見極めることが重要であることをお伝えしたかったためです。
仏教SDGsを掲げる龍谷大生としては、経済だけでなく、持続可能性、さらには貧困や人権など、SDGsの掲げるテーマの一つ一つを置き去りにすることなく、マルチベネフィットを追求する姿勢を持って欲しいと考えます。


授業を聴く受講生


授業をする黒部氏


ゲームに取り組む受講生


ゲームに取り組む受講生