2025.12.05
~学生が未来を創る~「2025龍谷大学学生気候会議」を開催 地域や大学の脱炭素化に向けて、龍大生約40人が2日間にわたり検討
<12/13(土)、12/20(土)龍谷大学瀬田キャンパス、深草キャンパスにて>
【本件のポイント】
- 龍谷大学は、カーボンニュートラルを先導する大学として2022年1月に「龍谷大学カーボンニュートラル宣言1)」を発出し、創立400周年を迎える2039年の達成をめざしている。
- 同宣言の達成に向けて学生らが話し合い、大学の気候ガバナンスへの参画をめざして「龍谷大学学生気候会議2)」を2021年度から開催。
- 5回目となる今回は、地域や大学の脱炭素化に向け、「エネルギー」「ライフスタイル」「通勤・通学」「教育」などをキーワードに学生らが議論し、成果を提言にまとめ公表予定
昨年度実施したグループ討議の様子
【本件の概要】
気候危機の解決へ向けて学生らが話し合い、提言を作成する「龍谷大学学生気候会議」を「地域公共人材・政策開発リサーチセンター」と「サステナビリティ推進室」が連携し、2日間にわたり開催します。
会議の参加学生は、全学部(短期大学部除く)全学年を対象に、学生総数の30%をランダム抽出して送付したメール案内や学内に掲示したポスター等から興味を持ち申し込んだ約40人が参加予定。多様な学生が集い、気候ガバナンスについて共に学び、熟議する“ミニ・パブリックス形式”がその特徴です。
2039年にカーボンニュートラルの達成をめざす本学の取り組みや伏見エリアの脱炭素化における大学の役割、環境省が自然共生サイトに認定している「龍谷の森3)」の活用についてディスカッションします。気候ガバナンスのあり方を、「学び」や「移動」などの具体的なキーワードと現況データ(本学のエネルギー使用量・CO2排出量など)、フィールドリサーチを通じて検討し、学生の視点から具体的施策を検討します。
1日目:12月13日(土)9:00~17:45 瀬田キャンパスにて開催
※隣接する「龍谷の森」にてフィールドワークも実施
2日目:12月20日(土)9:00~17:45 深草キャンパスにて開催
【龍谷大学の新学部について】
龍谷大学では、2027年4月に瀬田キャンパスに新たに「環境サステナビリティ学部」(仮称)と「情報学部」(仮称)を設置する構想に至りました。
「環境サステナビリティ学部」(仮称)でも、学生気候会議のように、より実践的な学びによって、持続可能な社会の創造に寄与する人材育成を目指しています。主体的な学びやチームで協働する姿勢などを涵養するとともに、リアルな現場での体験や経験を通して知識・技能の定着を図ることを目的に、体験・共創型のPBL科目「クエスト科目群」を配置します。また、5つの「専門教育プログラム」(地域デザインプログラム、ネイチャーポジティブ経営プログラム、生物多様性回復プログラム、資源循環利用プログラム、持続的水資源管理プログラム)を配置し、専門性を深めることのできる学びを提供し、実践的に課題解決に向き合える次世代の環境人材育成をめざします。
(特設サイト)https://www.ryukoku.ac.jp/newf2/about/
1)龍谷大学 カーボンニュートラル宣言
本学が創立400周年を迎える2039年までにカーボンニュートラル実現をめざし、大学運営の脱炭素化やカーボンニュートラルの担い手となる人材育成等を掲げている。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/carbon_neutrality/index.html
2)龍谷大学学生気候会議
近年、フランスやイギリスなどで政府や議会、自治体によって開催される「気候市民会議」を参考に開催。気候市民会議では、無作為抽出で集まった市民が数週間から数ヶ月かけて気候変動対策について話し合い、その結果は国や自治体の政策決定に活用されている。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-17140.html
3)龍谷の森
瀬田キャンパスに隣接し、約38haという広大な土地に広がる「龍谷の森」は、学生向けのフィールドワーク実習の場として利用するとともに、地域住民と連携した取り組みも行ってきたことなどにより、生物多様性が保全されている点が評価され、2024年3月18日に関西の私立大学で初めて環境省の「自然共生サイト」に認定されました。(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/forest/
問い合わせ先:龍谷大学 サステナビリティ推進室
Tel 075-645-2098 sustainability@ad.ryukoku.ac.jp https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/