2026.02.24
【報告】2025年度国内体験学習プログラム「福島スタディツアー」を実施しました
福島スタディツアー ~福島の“今”を見、福島を生きる人々の“言葉”を聴き、そして“自分”を見つめる~
ボランティア・NPO活動センターでは、2015年より継続して「福島スタディツアー~福島の“今”を見、福島を生きる人々の“言葉”を聴き、そして“自分”を見つめる~」を実施しています。
今回は、2026年2月10日(火)~2月13日(金)の3泊4日で実施しました。
このプログラムでは、福島の浜通りと中通り地域を訪問し、そこで福祉関係者やNPOのスタッフ等の様々な立場の方からお話を聴かせていただくとともに、フィールドワークを行いました。また、震災遺構や伝承館なども見学しました。
たくさんのことを学び・考え・悩んだ4日間となりました。貴重なお話を聴かせてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
★このスタディツアーは、公益財団法人 日本財団ボランティアセンター様と共催で実施しています。
ツアー概要
【1日目】2/10(火)
朝、京都駅を出発し、新幹線で福島市へ。
到着後、オリエンテーションの後、特定非営利活動法人うつくしまブランチの方よりお話を伺いました。
【2日目】2/11(水・祝)
午前:福島市内の阿部農園を訪問。梨農園の見学と震災直後からの取り組み、安全なものを提供するための努力や葛藤等についてお話を伺いました。その後、浜通り地域へ移動。
午後:東日本大震災・原子力災害伝承館と震災遺構・浪江町立請戸小学校、大平山霊園を見学しました。
【3日目】2/12(木)
午前:南相馬市内のフィールドワーク。
南相馬市の観光ボランティアの方から、南相馬市消防・防災センターや北泉海岸・メモリアルパークに案内していただきました。地域の歴史なども教わりました。
おれたちの伝承館を見学し、代表からお話をお聞きしました。
午後:福祉関係者の方からお話を伺う
元NPO法人さぽーとセンターぴあ代表の青田由幸さんと、南相馬市社会福祉協議会の職員の方から震災当時のお話や現状についてお話をお聞きしました。
【4日目】2/13(金)
午前:一般社団法人大熊未来塾の代表の木村紀夫さんの案内で大熊町の中間貯蔵施設をフィールドワークしました。
午後:linkる大熊で木村さんへの質疑応答の時間を取った後、4日間の振り返りを行い、郡山市へ移動し、郡山駅で17時過ぎに解散しました。
★このツアー中、初日以外は毎晩ふりかえりを実施し、その日一日の気づきや葛藤などを語り合う時間を設けました。
その後、3月4日(水)に深草キャンパスにて事後学習会を行い、4日間の学びを参加学生改めてふりかえり、報告会に向けての相談を行います。(2026年4~5月に実施予定・調整中)
参加学生の感想
・たくさん心に残る言葉や風景はありましたが、復興という言葉の意味やその言葉の裏に隠れた犠牲、透明化という言葉、花は咲くなんて嘘だという言葉、熊町小学校の教室にあった子ども達の当時の時代が伝わってくるキャラの筆箱、「本当にその技術は必要か?」という木村さんの問いかけが特に印象に残りました。このツアーを経て、これまで福島の震災について心の中で見ないようにしていた自分や原発問題について「考えても仕方ない」という言葉で片付けて何も知ろうとしなかった過去の自分に恥ずかしさを覚えています。
今回参加して、震災に対して気持ちが晴れるどころか曇り空になって帰ってきています。でも、それが考えるきっかけになるし良いことだと思います。これからも自分の中できれいに消化してしまってることにもう一度正面から向き合い、自分の意見を持つ勇気を持つようにしていきたいです。
・毎日の振り返りのおかげで自分の学びや思いが深まりましたし、頭の中の整理ができました。人の話を鵜呑みにしがちなので、同じ人から話を聞いた人、同じ景色を見た人が感じた違う思いや意見を聞けてよかったと思います。
・このスタディーツアーの間、震災のことを学び、復興や防災のあり方を考えていくことだけではなく、ずっと私自身の生き方について考えることが多く、いい機会になったと思う。誰からお話を聞いていても感情が分からなくなるところはあり、実際に見たことで感じる複雑な感情に潰されてしまいそうな時もあったが、目の前のものとしっかり向き合い、自分を見つめ、考えられた期間になった。
・1番印象に残っている景色は、津波で流された、何も無い平地です。震災遺構にも行って津波が来たらどうなるのかもみてきましたが、何もない平地が続いていることの方が私にはすごく怖く感じて、津波の恐ろしさを実感させられました。
4月~5月に報告会を実施予定です。
詳細が決まりましたら、あらためてお知らせいたします。ぜひ、ご参加ください。
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